ミステリー小説などで砒素と並んでよく使用される毒物。
正式名称はシアン化カリウムであり、化学式KCNで表される。
青酸カリを摂取した場合、胃酸と反応して猛毒のシアン化水素が発生する。 青酸カリの致死量は約150mgである。
空気中の二酸化炭素と反応するため保存、使用には注意が必要である。
実は、味が強烈である、空気中の二酸化炭素と反応してしまう、150mgは意外と多いなどの理由から殺人には不向きな毒である。
青酸カリにまつわる話として、帝国ロシア末期の祈祷僧ラスプーチン殺害未遂の話が有名である。ラスプーチンは紅茶に数グラムもの青酸カリを盛られたにもかかわらず、その後何事もなかったかのようにしていたという。この事件の真相には、保存法が悪かった、ラスプーチンは胃酸が少なかった、そもそも青酸カリを盛られていないなど、いくつかの説がある。
金を溶かすことができる。