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出荷係のパートナーの思い出
難易度:★★★★
千夜一夜 2022/01/12 23:38 吉備団子工場出荷係のパートナーが、ふと、幼い頃の記憶を思いだしました。 パトナ「ねえ、そういえばね?」 出荷係「んー?」 パトナ「工場長って、たぶん、昔は出荷係だったと思う。」 出荷係「んー!?」 パトナ「とおちゃんが勤めている工場の出荷プラットホームで、わたし、よく遊んでいたんだけれど、そこの係長が今の工場長でね。」 出荷係「んぉー!!」 パトナ「当時の製造ラインでは吉備団子が12個、はきだされてきて、しばらくするとまた、吉備団子が12個はきだされてくる、そんな仕組みだったんだよね。」 出荷係「ふむふむ(今より原価が安かったんだろうか)」 パトナ「でね、12個はきだされてくるつど、出荷係長・現工場長が、天秤を3回使って検品してたんだよね。」 出荷係「ふうむ」 パトナ「今でもそうだけど、当時もあまい吉備団子の重さは10グラム、しょっぱい吉備団子の重さは10.1グラムだったんだよね。」 出荷係「こだわりつよいからなあ」 パトナ「当時のあまい団子12個ごと製造ラインは故障しがちで、あまい団子がきちんと12個出てくるか、あまい団子が11個でしょっぱい団子が1個でてくるか、あまい団子が1個でしょっぱい団子が11個でてくるか、の三択だったんだよね。」 出荷係「それは無茶な…」 パトナ「出荷係長は天秤を手早く3回つかって、その3択のどれなのかを見分けることができたんだって。名人だよねー」 出荷係「信じがたい!!!!!」 ―― 問題:現工場長にして当時出荷係長は、いかなる方法でこれら3通りを3回の天秤で見分けたのでしょうか。
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