寒くなってきましたね。
タイトルの割に途方も無い内容になっております。ご注意を



私には弟がいる。
歳は私の3つ下の22歳

弟は中学を卒業した後、高校には行かず
職にも就いていない。
無職歴7年のベテランである

そんな弟に、働け！と言っても返ってくる答えはいつも
「自宅警備員だよ！」
である。どこでそんな言葉を・・・
それに自宅警備員の称号はホーム・ア〇ーンのケビン君のような人にのみ名乗ることを許された称号であって、お前のような単なる毎日日曜日男なんかにおいそれと軽々しく口にしていい職業じゃないんだよ！

・・・ふう、話が逸れちゃったな、
さて、“自称”自宅警備員である弟がある日、といっても今日の朝方、私を叩き起こした。比喩ではなく、実際に叩き起こされた。

「なぁ、生まれ変われるなら何になりたい？」
「…唐突すぎるだろ」
私は細い目を弟に向ける。眠い、という意思表示と唐突過ぎる弟の発言に対する蔑みの目である。
「こんな質問、いつしても唐突だろ」
時と場所の事を言ってんだよ。
「んと、そうだな・・・お前は何になりたいんだ？」
「・・・俺は石になりたい」
数瞬の間。
「医師？」
「石、石コロだよ…」
「・・・・・・は？」
「石はいいよな。何にも考えなくていいし、何にも食べなくても・・・」
「待て待て待て、どうした!?何があった？」
既に眠気は吹き飛び、私は弟の話を聞くことにした。


聞いた後の感想だが、一言で言おう。
くだらねぇ
石コロに生まれ変わりたいなんて言うもんだから、自分の人生に愛想が尽きて、生きる気力も無くなってしまったんじゃなかろうか、そう心配していた自分が馬鹿馬鹿しい。

弟は宇宙がなぜできたのかわからないと言うのだ。

そんなんこっちだってわかんねーよ！

宇宙はビックバンで発生したと言うが、宇宙の始まりは「無」だったんじゃないのか・・・
なぜ「無」であるのに爆発が起きたのか・・・
知るか。

とはいえ、何かしらの解答をしなければならない。
たとえデマカセであっても弟が納得できるならば構わない。


・・・・・・ということでなぜ宇宙はできたかという質問に対する「回答」を募集します。

大事なのはどれだけそれっぽいかであり厳密な専門用語は必要ありません。
いかに弟を騙せるか、それに尽きます。
納得してしまいそうな回答を正解とします。身勝手ですが・・・

こんな内容でいいのかな・・・