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あるジャーナリストの死
難易度:★★★★
cherry 2010/11/03 02:38 某年某月某日
あるジャーナリストK氏が、自動車の助手席で死亡しているのを家族が発見した。 後部座席からは、練炭の燃えカスが発見された。 さて、この事件の真相は? ※※※ これはフィクションですが、もちろんリアルタイムに起きた「あの事件」がモチーフです。 つまり「あの事件」について「実世界の情報網」から得られる「実世界の情報」は当クイズにそのまま適応できます。 その条件の下で真剣に推理魂をふるわせて下さる方の参加を心からお待ち申し上げます。 なお、ナスはありません。「彼」の活動をわずかながら知っていた私が、「彼」を冒涜すると判断した投稿は、残念ながら削除いたします。 ※※※ 最後に黒木氏のご冥福を心からお祈りしております。
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他殺です。
後部座席には練炭の燃えカスがあった。 もし自殺だとしたら、K氏は練炭に火を点ける為、後部座席で亡くなっていた筈です。助手席でも死ぬ事は可能ですが、一端後部座席で火を点けた後に助手席まで行く必要性がありません。 まぁ、これはあくまでK氏が一人で死亡していた場合の推測です。集団自殺だったため、後部座席は既に人がいた場合は話が別です。 どうでしょうか?
cherry
なるほど、一理あります。
では、何故、誰に殺されたのでしょう。 情報(ヒント)はK氏のブログ「たった一人の捜査本部」(実在)をご覧下さい。 是非さらなる推理を。 この場合は、自殺じゃなくて、「他殺」でしょうか?
自殺するつもりならば、後部座席なんかにわざわざ置かず、自分の座ってる助手席かどこかに、置いたほうが確実だから… で、どうでしょうか?
cherry
おっしゃる通りだと思います。
では、何故、誰に殺されたのでしょう。 ブログ「たった一人の捜査本部」(実在)をご検索下さい。 是非さらなる推理を。
cherry
ご質問の通りです。
K氏に纏わる情報全てを含んだ上での推理をお願いします。 結論:他殺(偽装自殺)
まずは「他の情報なし」での推理をさせていただきます。 「後部座席の練炭の燃えカス」だけで考えるなら死因は一酸化炭素中毒と思われる。 そして「燃えカスがある」なら車内で着火したことになり「覚悟の自殺」と捉えることもできなくはない。 だがこれを「自殺」とするには不審な点が多いことも事実である。 ・車に「目張り」等の記述がない →密閉性が高いようで案外車は不測の事故等に備え、隙間が多い。 もし練炭の不完全燃焼による一酸化炭素中毒死を狙うのであれば、車に目張りは必須である。 「ジャーナリスト」という職業であればこの点に気づかないとは考えられない。 ・遺体に睡眠薬等を服用した形跡の記述がない →一般的に一酸化炭素中毒は確実に近い自殺方法と言われているが、 致死量の濃度の一酸化炭素を作り出すには一定量の練炭が不完全燃焼を起こす時間が必要であり その間は煙などによる咳、嘔吐感などでその場に留まることは無理と言える。 そのため多くの練炭自殺者は睡眠薬などを服用し、本能的な脱出を防ぐと共に楽な死を選ぶことが多いが、 この文章にその記述はない(実際服用していたとしても記述がない以上確認できない)。 ・後部座席に「燃えカス」があるのに「助手席」に遺体があった →他の遺体の記述がないことから集団での自殺でないことは明白。 それならば運転してきたのもK氏と考えられるが、それならわざわざ「助手席」に座る必要性がない。 自分が普段座る運転席にそのまま座るか、もしくは着火した後部座席に留まるのが自然と思われる。 ・発見したのが家族 →車の中での練炭自殺などという方法を選ぶのであれば、周辺に臭いが漂っても救出されないよう 通常は民家から離れた場所、もしくは人の目に触れにくい場所で実行するのではないだろうか。 しかし第一発見者が「家族」であったとなるとK氏は少なくとも家族にすぐ気づかれるような場所で死を選んだことになる。 予定より早く発見される可能性のある場所で時間のかかる「練炭自殺」はリスクが高すぎるのではないだろうか。 ざっと挙げてみるだけでもこれだけの不審な点がある以上、K氏の「自殺」そのものに疑いの目を向けざるを得ない。 K氏は何者かの手によって殺害され、自殺に偽装されたと考えるのが妥当と思われる。 詳細はこの後組み立てさせていただきます。
まずは「K氏」のご冥福を心よりお祈りいたします。
cherry
丁寧な推理ありがとうございます。
まさにおっしゃる通りなのです。 この問題文は、私が得た情報の気になる部分を端的に反映させました。それを見事に見抜いていらっしゃいます。 では、誰が何故? 囁き11月12日に公開しました。 先の推理で指摘させていただいたような不審点が複数あるにも拘らず、
K氏はほぼ不審を抱かれることなく「自殺とみて捜査」との報道がなされている。 この理由として考えられるのは、まず捜査関係者側が既に犯人の目星をつけ、極秘裏に捜査を開始している可能性である。 この場合であれば、犯人に捜査の進展を知られ、逃亡される危険性を防ぐという意味では正しい判断と言えよう。 当然報道にも規制が入り、最低限の情報のみの報道となるのが通常である。 しかしここで改めて事件の概要(問題文)を確認すると、これだけでは説明のつかない点に気づかされる。 それは「捜査関係者でもない、素人に近い人間にも不審点が幾つも見える」ような犯行が行われたのなら「自殺」を強調することのほうが不審、と思われる可能性のほうが高いということである。 この部分だけで考える限り、犯人は場当たり的に犯行に及び、何とか自殺に見せかけようと画策したものの墓穴を掘った、と見るのが一般的かつ当然の見解となるのではないだろうか。 それならばむしろ捜査手順としては発見された証拠や不審点を開示し、心理的に犯人を追いつめ、自首を誘うほうが効率的と考えられる。 だが、今回の事件に関しては何故か「極秘捜査続行中」と考えたほうが妥当な発表、報道しか行われていない。 この点から考えられる状況は更に幾つかあるが、大きく分けると「既に勾留した犯人の自白または証言を固めている」か、あるいは「もう一つの可能性」の二つのパターンに絞られると言える。 しかしもし既に犯人を勾留しているのであれば周辺住民の不安を除くためにも「容疑者確保」の情報程度は開示してもいいはずだが、現状の報道(ヒント)を見る限りそれすら行われていない。 このことから、非常に残念であり、また腹立たしいことではあるが、この事件の真相は今回の推理をすべて否定した「もう一つの可能性」と考えるのが適当と思われる。 出題者様 今回の問題はかなりの難問のため、今後も継続推理をさせていただきたいのですが、差し支えはございませんでしょうか。 もし問題等あるようでしたら私の回答を削除していただければ以降は書き込みを辞去させていただきます。 初期段階のヒント(ニュース報道など)をざっと見てきました。
…かなりの難問ですね、と述べさせていただきます。
cherry
丁寧かつ緻密な推理ありがとうございます。
仰せの通り、「自殺」とすると浮かび上がる不審感と、「他殺」とすると襲い掛かる違和感の狭間で、情報を整理すればするほど暗闇に吸い込まれる事件なのです。 ご推理の件、いかにもと感服しきりです。 私自身も、次々と「真実」か否かも疑わしい情報が垂れ流される中で、必死で推理している身です。もちろん引き続きご推理いただくと嬉しいです。 ひとつ「情報」として、「K氏の司法解剖は実施されなかった」らしいです。 ※囁きの公開、非公開は私が決めていいですか?お返事ください。 11月15日公開しました。 今回はヒント(情報)として提示された「K氏の司法解剖は実施されなかった」と
いう点について推理してみたい。 実はこれは非常に重要な内容と言える。 通常、いくら「自殺」と言うことが明白な場合であっても、絶命を専門家や 医師等が確認していない遺体が発見された場合、その遺体は「不審死」とされ 司法、行政による検死、解剖が行われる。 (例え本人直筆の遺書があり、明らかに本人が自ら選んだ死だとしても 絶命の瞬間が確認されていなければ解剖は行われる、ということである) 実際、数百年以上以前の遺体ですら解剖が行われた例もある。 不審死の状態で発見された遺体の解剖手続きが行われなかった場合、 まずその理由として考えられるのは「家族が同意しない場合」である。 実際、幼い子供の遺体などの場合、両親の希望により解剖手続きが省略され 検死のみにとどめられるという判例はある。 だが今回の場合、遺体は壮年の男性、発見者も成人とのヒント(報道)があり、 このケースには当てはまらないと考えるのが妥当と思われる。 また、家族が故人の遺志として解剖を拒否する例もあるが、この場合はそれが 正当かつ異論のないものであることが証明される必要がある(遺言の存在や 不特定多数がその遺志を確認していた事実があるなど)。 これらの事例に当てはまらない場合で司法、行政上の解剖が行われない (行われたという報道がない)場合、それが示すのは 「解剖するまでもなく死因の特定が可能で、しかもそれを特定、公表することに 捜査上、または法律上何らかの問題がある」か、もしくは 「解剖を行った結果、公表するには大きな問題の生じる内容が確認されたため 不審を与えることを覚悟の上で解剖自体を「なかったこと」にした」の どちらかであろう。 今回の事件を「死因は一酸化中毒」と見なすというのであれば 「司法解剖の結果、死因は後部座席に置かれていた練炭の不完全燃焼による 一酸化中毒」という一文を付け加えるだけで世間一般的には相当の不審点を 削減することができるはずである(例え実際に解剖の事実がなかったとしても)。 しかし今回のヒント(報道、発表)ではそれすら提示されていない。 この点から見えてくるものは何か。 ・実際に司法、行政による解剖は行われなかった、もしくは逆に行われたという 事実が伏せられている ・このことによって「K氏の死」とそれに対する捜査、報道の動きへの不審点が むしろ大きく目立つ結果となった ということになる。 だが、この問題(事件)を推理するうえで提示されるべきヒント(発表、報道)に ついても実は大きな謎が隠されている。 次は、この「ヒントに関する謎」に焦点を当てさせていただきたい。 出題者様 今回の問題への回答に関し、長文での連続回答と回答のすべてを公開させて いただくまでに長期間を要すると思われることをお詫び申し上げます。 もしご容赦いただけるのであれば今しばらくこの場をお借りさせていただければ 幸いに存じます。 また、もし今後私の回答内容に問題点等がございました場合は、私の回答を 削除いただけますようお願いいたします。 回答削除となりました場合につきまして、私は一切反論、異論は唱えないことを お約束いたします。 度々お邪魔させていただきます。
また、毎回の「推理」に対し丁寧にコメントをくださいますこと、 心より御礼申し上げます。 それにしても難易度の高い問題になってきた、と感じざるを得ません…。 「囁きの公開の可否」につきましては、この問題への参加表明として 最初の推理を書きこませていただいた時点で、私の記述内容の公開に関する権利は 出題者様にあるものと認識しております。 ですので、公開、非公開につきましては出題者様に一任させていただきます。 ただ、私はこのサイトが「不特定多数のユーザーに解放されたクイズ、パズル等の 発信サイト」であることも同時に尊重させていただきたく考えております。 そのため、囁き、回答の所々に「問題文」「推理」「ヒント」等の語句を 使用させていただくことをご了承いただければ幸いです。
cherry
こちらこそ、この「あてのない旅」にお付き合い戴き感謝しきりです。
公開につきましては了解しました。 ご承知なのでしょう、メディアの恣意的な「無関心ぶり」とあからさまに不条理な「自殺の根拠」。「?」のすべてが晴れる日がくることを信じて、しばらくお付き合いください。 ※因みに「検死」はなされたが、「司法解剖」はされなかった「らしい」。「遺書」らしき「メール」が存在する「らしい」。 11月18日公開しました。 今回は前回宣言しましたとおり「ヒントの公開(報道・情報開示)」についての推理をメインとさせていただきます。
公開されている「ヒント(報道)」を複数確認したところ、気になる内容を数か所確認することができた。 ・ほぼすべての「ヒント」に「K氏は早い段階で自殺と断定された」との記載 ・しかし「ヒント」の公開状況を調べると、大きく分けて三つのルートに絞られる ルート1:メディア経由で公開された「ヒント」(マスコミ、新聞等による報道) ルート2:捜査側によって公開された「ヒント」(警察発表など) ルート3:K氏本人、もしくはこの「問題」を解こうとする人々による「ヒント」 (一部不特定多数の「解答者」による「推理」を含む) だが、これらの「ヒント」についての考察の中で、傍目にも明らかに奇妙なことが起こっている、ということが「ルート3」で複数確認された。 「ルート1」でかなり早い時期から公開されていた「ヒント」の一部分がその後理由の公表もなく削除されていた、という点である。 その内容は今となっては過去に公開された「ヒント」を頼りに探り当てるしかないが、どうやら「ここ数日K氏は所在不明で家族が捜していた」という内容と考えられる。 だが「ルート3」で複数の「解答者」が確認し、証言している内容から確認できるように、K氏は「自殺」の前日まで自らのブログの更新やネット上での発言を行っている。 ここから「本当に数日間所在不明だったか」という点には疑いが持てる、と言える。 それでは何故一度公開された「ヒント(情報)」が削除されたのか。 これに関連するかのように、K氏本人がネット上に残した書き込みの中に、この状況と符合する内容のものを確認することができる。 K氏の遺体が発見されるわずか数日前、K氏自身によるブログへの書き込み内容が かなりの広範囲にわたり、何者かの手によって削除されるという事態が生じていたことが「ルート3」のヒント(情報)を通じ、明らかとなっているのである。 通常、ブログ等への書き込みは第三者が簡単には削除できるものではない。 書き込みを行った本人が設定したパスワードから記事の編集を行うか、プロバイダ側の意図で削除するかの方法が考えられるだろう。 しかしK氏はジャーナリストであり、自らの発言に誇りと自信を持っていたことも容易に想像できる。自ら一度書き込んだ内容を修正、削除することは考えにくい。 だが、プロバイダの意図による削除となるとこれもまた大きな壁が立ちはだかっている。 すなわち「その書き込みが公序良俗を犯すと認めた場合や、書き込まれた内容に犯罪を誘因、助長するようなものがあった場合、そしてプロバイダが定める規約に違反した場合などでなければ記事の削除、改変はできない」ということである。 これは書かれた文章自体の所有権が書いた人物にあることからも自明である。 だが、実のところ、書き込みを自由に閲覧し、ログを入手し、場合によってはその内容を削除・改変することができるのは何も書いた本人とプロバイダだけではない。 違法性は高いが「ハッキング」という手段もあれば、本人の関係者やプロバイダを運営していく際に必要な技術者などもそれらを可能にする手段を持っている、と言うことは可能なのである。 そしてもちろん、その書き込み内容や書き込みの状況に違法性、不審点などが認められた場合などには、司法、警察等からの要請によりプロバイダは書き込みの内容、ログなどのすべてを提出することが義務付けられているのである。 しかしそれ自体が通常ではありえない事である以上、この削除・改変自体に疑惑の目が向けられることも確実と言えるだろう。 状況からのみの推理となるが、今回の一連の「ヒントの公開(情報開示)」に関しては何者かによる意図がある、と断定して差し支えはないと思われる。 ここで今回の推理の頭に戻ると、「K氏は早々に自殺と断定された」と言う ヒント(情報)が相当に違和感のある内容である、と考えてよいのではないだろうか。 次は今回ヒントとしていただいた「検死」と「遺書」についての推理を させていただきたく思います。 差し支えございませんでしたらお付き合いいただければ幸いです。 毎日のようにお邪魔させていただき、長文を投稿しておりますことをお詫び申し上げます。
幾つかの「ヒント」を確認させていただき、この「問題」の根深さを改めて感じると共に 提示されている「ヒント」からの私の推理内容が相当に厳しくなってしまいそうにも 思えてなりません。
cherry
毎度代わり映えのないメダルで申し訳ありませんが、やはり感服、です。
「ルート1」の削除された内容の存在は、ご推理の通りです。私も消えた情報を「目の当たり」にした一人ですから。未熟なメディアのよくやる手法でしょう。他メディアとの整合性がないと判断したら、怖いので擦り合わせていく。 「ルート3」に関しては、極論を含めた議論が展開されていますね。 さらなる推理、楽しみにしております。 ※K氏、「リンゼイさん殺害事件」に絡んで千葉県警とも確執があったようです。 11月26日に公開しました。 さて、今回も宣言通りヒントとして提示いただいた「検死」と「遺書」についての<br>推理をメインに展開していきたいと思います。<br><br><br>まず「検死」に関する部分だが、実は日本の法令用語上には「検死」という言葉自体<br>存在していないことはあまり知られていない。<br>英語表記で「検死」を表す「Autopsy」は日本での手続き上では「検案」「検視」「行政解剖もしくは司法解剖」を一括した概念で、<br>日本のそれとは異なっているためここでは日本での「検死」にあたる「検視、検案」の面から確認することにする。<br><br>その手順は、まず発見された遺体を主治医などが確認し、死亡診断、検案から始まる。<br>この時点で遺体の死因に異常な点がない場合は検案ではなく「死亡診断」となる。<br>ちなみに「死亡診断」に分類されるのは、実は「医師が治療中の疾病による死亡」の<br>場合のみであり、それ以外はすべて「不審死」とされ「検案」が行われる。<br>つまり、自殺、他殺等を問わず「原因のはっきりした病死」以外は例え老衰などでも<br>「不審死」となるのである。<br>また、医師はこの時点から24時間以内に所轄の警察署に届出を行うことが医師法により定められている。<br><br>そしてここからが分かれ目、と言っていいだろう。<br>「遺体の死因に犯罪性がない」ことが検案の時点で明らかになった場合、遺体は警察官による死体検分(遺体の身体的特徴、死因、遺体の身元などを記載した書類の作成)が行われ、遺体はそのまま遺族に返される。<br>逆に「犯罪性、異常死亡の可能性あり」と判明した場合、ここで初めて日本語での「検視」という単語が登場する。<br>実際は地道で難易度の高い作業だが、想像しやすい内容に置き換えると「刑事ドラマで遺体を調べているうちに縛られていた痕跡などが見つかる」というようなことと考えていただければ見当はつくのではないだろうか。<br>だがこの時点ではあくまで「可能性」の話であり、更に検視を進めた結果「事件性なし」と見なされる例も多数存在する。<br>この場合、立ち合いの医師により「死体検案書」が作成され、遺体は遺族に引き渡される。<br><br>ここで提示された「ヒント(情報)」を思い返してみると、改めて奇妙な部分に気づくことになる。<br>「ヒント」では「検死はされたが解剖は行われていない」と言うことだった。<br>これが事実だとすれば「検視」つまり「医師の立会いの元で、検察官、検察事務官、司法警察員などによる見聞が行われ、当初はK氏の死因に何らかの疑いがもたれていたことが確認できる。<br>だが、結果的にはあまりにもお粗末な「自殺」報道となり、解剖も行われることはなかった。<br><br><br>さて、この辺りで少し矛先を変えて「遺書」についての推理も述べてみたい。<br>実は今回家族や友人に送られてきた、とされている「遺書めいたメール」だが、実はこれは遺書(遺言書)としての効力は持っていないのである。<br>ワープロ、パソコンによる遺書などは偽装の可能性が高いため、当人が書いたという明確な証拠がなければ実質の効力は発生しないのが常である。<br>もし覚悟の上での自殺であったのなら、おそらくK氏の職業柄、遺書も手書きにすると考えるのが妥当と思われるのではないだろうか。<br>最も偽装されやすいメールでの遺書など、効力がないばかりか逆に偽装を疑ってくれと言わんばかりのお粗末さである。<br><br><br>さて、次回辺りで一旦ここまでの情報整理をさせていただきたい。
毎回長文にて失礼いたします。
現在、三種類程度の推理の外枠が見えている状態ですが もう少し詳細を確認し、内容をまとめてみたいと思います。
cherry
毎日のご参加有難うございます。「検死」の件、大変勉強になりました。
やはり「検死」「遺書」いずれにも残される「疑念」は、「家族」の「本当の言動」が少なくともメディアを通しては、浮かび上がってこないことにあります。 そんな中での「推理」は難解ではありますが、私の中でも朧げにではあるが固まりつつある形があります。 引き続き、お付き合いください。(楽しんで戴けているなら幸いですが。) 12月1日公開しました。 さて。妙さんには大変賛同点の多い推理を展開して戴いております。独り占めには勿体ない、一日一推理のペースで公開させて戴きます。
事件当日は女性新人議員の「草剪」事件に煙幕。そのあとは「海保43才」事件に雲散霧消。K氏の死の真相はいずこへ。これでいいのか日本。 有識者様々、お知恵を拝借いたしたく、是非ご推理を。 少々お時間をいただいてしまいましたが、今回は「ここまでの整理」を兼ねて「まとめ」を作成してみたいと思います。
出題された内容からまず確認できる「車の中の遺体」「練炭の燃えカス」から死因は「練炭の不完全燃焼による一酸化炭素中毒」と考えられる。 これだけなら「覚悟の自殺」と考えられなくもないが、そう考えてしまうには複数の違和感が存在する。 ・一酸化炭素中毒死と考えるには「車の目張り」「遺体からの睡眠薬検出」などの情報がない。 ・遺体が発見されたのは住宅地に近い寺の敷地内で、仮に自殺の場合、絶命前に誰かに発見される可能性も高い。 ・遺体は単独だったにも関わらず、車の「助手席」から発見された。通常なら普段運転時に座る運転席か、練炭を置いた後部座席で絶命すると思われる。 ・事件直後の「ヒント(報道)」では「K氏はここ数日行方が分からず、家族が捜していた」とあったがその記述はいつの間にか削除されていた。 ・明らかに「不審死」にあたる「一酸化炭素中毒死」にもかかわらず「検死(検視)」は行われたのに行政、司法による解剖は行われないまま遺体が荼毘に付されている。 ・後になって「遺書のようなメールがあることが確認された」との「ヒント(発表)」があったが、メールに遺書(遺言)としての効力がないことをジャーナリストのK氏が知らないとは考えにくい。 ・K氏は絶命の前日までネット上やブログなどに書き込みを行い、精力的に活動していた。 ・K氏のブログの一部がK氏が亡くなる数日前に何者かによって削除されていた。 これまでの「推理」の中で挙げてきた不審点を列挙しただけでも、これだけの違和感に出会うことになる。 また、この事件についての「ヒント公開(報道、警察発表など)」があまりにも少なく、これも違和感の一つと数えられる。 これらの現状を鑑みるに、幾つかの仮説を立てることができる。 1.K氏は自殺だったが、詳細を報じられない事情がある 2.K氏は他殺で、現在継続捜査中のため報道規制が敷かれている 3.K氏は他殺だが、詳細を公開できない理由がある 4.K氏が自殺か他殺か、それ自体が不明のため発表自体ができない 1と3の場合「その事情って何」ということになるのが自然である。 2の場合は「それにしても規制が厳し過ぎないか?」と言う疑問がわく。 4の場合は「警察何やってるんだ」ということで論外とさせていただきたい。 さて、改めてここから本来の「推理」に入りたいと思う。 まず「自殺」と考えた場合、これはK氏も相当の賭けに出た、と考えざるを得ない。 「すぐ見つかるかもしれない(死に切れないかもしれない)場所で」「目張りもしていない車の助手席で」「少なくとも前日まで精力的な活動をしていて」「専門家ではない多くの「解答者」にも違和感を感じさせるような」自殺を決行したとなれば、 その行為自体が何らかの大きなメッセージであり、自らの死を以て何かを誰かに伝えようとした、とでも考えない限り説明がつかない。 その内容が何だったのか、はこれから更に推理を重ねて行くことになる。 「他殺」の場合、これはまた言ってしまえば「随分とお粗末な偽装」である。 先の理由と同様「専門家でもない「解答者」が違和感を感じる」ような偽装なら、おそらく「ヒント(報道)」の外側には更に多くの「ヒント(証拠)」があると考えられる。 しかしその割にはこの事件、続報もなければ「自殺とみられる」で片付けられた、という感覚が大きい。 はたしてどちらが正しいのか、は今後さらに推理を重ねることで形にさせていただこうと思う。 少し「推理を見直す」お時間を頂戴いたしました。
公開の件に関しましては問題ございません。私の拙い推理に「勿体ない」などと 仰っていただき、こちらのほうが恐縮至極です。 この事件、決して「楽しむ」わけには参りませんが、事件を知った一人として、 そしてその内容に疑惑を感じた者として、自分なりの「結論」を 出させていただければと思っております。 こちらこそ、よろしければ今しばらくのお付き合いをいただければ幸いです。
cherry
そうなんですね。自殺にしては不可解、他殺にしてはお粗末。
不可解な自殺もあるといえばそれまで。直情的な他殺はお粗末でも納得。 でもねえ。 報道は盲目。クルマはステーションワゴン。数百円の借金があったとも。そして友人に遺書メール。 さあ。K氏のDMは何処に潜む? 12月4日公開しました。 「自殺」にしても「他殺」にしても不可解な部分の非常に多いこの「問題」について私の推理結果は「他殺(偽装自殺)」とさせていただいております。
ですが敢えて「K氏は自殺だったとしたら」という観点から状況を見ることで、矛盾点がより深く浮き彫りにできるのではないかと考えました。 少々お付き合いいただければ幸いです。 もしK氏が本当に自殺だとした場合、まず奇妙に感じる点がある。 1.住宅地に近い場所での「練炭自殺」 →遺体が発見されたのはK氏の自宅からほど近い寺の敷地内に停められた車の助手席だった。 練炭を燃やすとなれば当然煙や臭いが発生する。それに気づいて周辺住民、あるいは寺の関係者などがK氏が絶命する前に発見していた場合、そもそもの「自殺計画」が成立しない。 2.遺書のようなものが「あった」とされているが、その内容はメールで送られたものだった →ジャーナリストともあろう人物、しかも元は警察官でもあったというK氏が「メールでの遺書に遺言能力がない」ことを知らないとは考えにくい。 もし覚悟を決め、遺書として何かを残すのであれば当然直筆にすると考えるのが普通だろう。 また、実はこの「遺書」自体が「あった」「なかった」と情報が錯綜している。 3.そもそも「自殺」する理由がない →当初公開された「ヒント(報道)」では「いくら自分が行動しても変化する様子のない警察の態度に絶望して」などとされていたが、これまで多くの事件、案件に立ち向かい、信念を貫いてきたK氏が今回に限ってそれらをすべて覆すような形で死を選ぶとは考えにくい。 また、別の「ヒント(情報)」によればK氏は亡くなる前日にもある事件の関係者と会い「全面的なバックアップ」を約束していたという。 その最中に選んだ幕引きにしてはあまりに唐突かつ、それまでの支持者の心情や自身の信念までも踏みにじるような内容であり、それまでのK氏の言動からこの結末に到達するだけの理由が存在していない。 また別の「ヒント(報道)」では「借金を苦にして将来を悲観した」とも言われていたが、そもそも元警察官であれば法律にも詳しいことは十分予測できるし、そういった金銭面での問題をクリアする方法さえ思いつかなかったとは考えられない。 4.自殺を考えるような状況にあったとは考えられない →この項目については単刀直入に行きたい。 「使命感と正義感に燃え、未解決事件や警察の暗部を追うことに自らの信念と誇りを賭けていて」 「元警察官でありながらその信念から自ら退職し、警察ジャーナリストとして精力的に活動し」 「亡くなる直前にも複数の事件を独自に捜査中で」 「亡くなる数時間前までウェブ上に普段と全く変わった様子もなく書き込みをアップロードし」 「私生活では母親の手術が成功して先行きに希望もあったような人」が、 「相当の綿密な準備を必要とする練炭自殺」を唐突に決行するだろうか。 …正直、この問いかけに尽きる。 5.自殺にしてはお粗末すぎる →練炭自殺なのに目張りのない車、同乗者はいないのに助手席での絶命、場所は住宅地に近い寺の敷地、発見者がそもそも長男(自宅に近い)、「遺書」とされているのが法的に遺言としての効力のないメールで、しかも「ヒント(報道)」内容によって有無がはっきりしない………。 もしこれで「自殺」なのであれば余程発作的なもの、ということになると思われる。 だが、普段からジャーナリストとして観察眼や洞察力を発揮していたK氏がもし本心から死という選択をしたとすれば、もっと綿密かつ確実な方法を選んでもおかしくはないと考えられる。 あくまで「推理」であり、確実な証明には該当しないことは承知の上ではある。 だがK氏は「自殺」と言い切るには、これらの違和感すべてを覆すだけの「事実」が必要だが、現時点でそういった「事実」は「ヒントに提示されていない」(発表等がされていない)。 このことから、「K氏自殺説」はについては「限りなく可能性が低い」と結論付けざるを得ないのである。 事件から既に10日以上が過ぎましたが、一切マスコミがこの事件に触れないのも
奇妙な話だと思います。 毎回長文推理となりますことをお詫び申し上げます。
cherry
お久しぶりです。
お久しぶりに感じてしまうから不思議なものです。 わざわざこの「事件」を「クイズ大陸」という舞台で「フィクション」として「推理」したいと思った私の「本意」を汲んで戴いていて、感謝するばかりです。 俯瞰的観測と背理法的分析から、「自殺」とするには「道理」が通らない。なのに何故、「練炭自殺」という「稚拙な形式」で彼は命を落としたのか。 やはりこのまま「事件」は「のど熱」として風化してしまうのだろうか? ※ニコ動にてこの「事件」に同僚たち(?)が言及した「番組」が15日に放送されました。 12月11日公開しました。 前回「K氏自殺説」を基盤とした推理を述べさせていただきましたが、
新たな「ヒント(情報)」でも「自殺説」を主軸に話が進められていたようです。 しかしその内容は疑惑の多さを逆に露呈するものと思われたため、 今回はその「ヒント(情報)」から改めて推理を組み立て直してみることにしました。 今回公開された「ヒント(情報)」ではK氏には「自殺する動機があった」ということが明かされている。 ただ、それを軸とした内容の「ヒント公開」のはずなのだが、それでも疑念が浮かび上がっているのは明らかである。 「持病があった」[金銭的な困窮」「怒りを自殺で表現した」などの理由が挙げられていたが、 もし「ヒント」の証言者全員が間違いなくK氏の自殺を信じていたとすれば、今回公開された証言から疑惑を感じること自体がありえないと言えるだろう。 体調や経済面については「助けられなかったことはないはず」と証言にもあり、周囲も気にかけていたことがわかる。 また、K氏自身も亡くなる直前まで複数の事件を手掛けており、それら全てを放置する形で死を選んだことへの疑問も出ていた。 「自らの死を以て怒りや意思を表現する」という手段は確かに多い。 だが、K氏のように信念や正義感を持った人物がその手段を選ぶ際、「疑惑だらけの練炭自殺」を選ぶということも不自然と言える。 もし本当に何もかもを覚悟してのことであったのなら、それこそ自筆ですべてに関する告発文を書き遺し、 更に肉声でその内容を証言、録音もしくは録画し、関係各所や知人に送りつけ、 そのうえで自分の主張をすべて衆人環視の前で証言した後に行動に出る、というような いわば文豪三島由紀夫のようなやりかたを選んだほうがまだ話が分かるというものである。 さて「推理」を組み直すにあたり、まず考えるのはやはり「自殺か他殺か」の部分だが、 今回の「ヒント(証言)」を確認して改めてK氏は「他殺である」と確信を持って言わせていただきたい。 「自筆の遺書が送付された」というのならばそれをK氏自身が書いていたのを見た者はいるのか。 「練炭を自分で購入した」というのならば、その量と成分は車にあった燃えカスと一致するのか否か。 「覚悟の行為」ならば、その直前に手掛けていた事件の関係者に「今後のバックアップ」を約束したのは何故なのか。 それまでの事件すべてを誰かに託すでもなく、放り出してしまうような形で死を選んだのは何故か。 そもそもそれまで手掛けていた事件の捜査資料などはどうなったのか。 「ヒント(報道、情報)」から見えるK氏の性格は几帳面で真面目、正義感と義務感の強い人物と思われるが そのような人物が「捜査記録」を一切残していないとは考えられない。 むしろこの事件は「誰かが“K氏は自殺”で収めたがっている」という印象が非常に強い。 不自然な点や極端な違和感の多さなどもそう考えれば納得できなくもないし、 その人物がある程度権力や圧力を持っていれば報道が口をつぐんでしまうのも分からない話ではない。 自筆の遺書、練炭の購入記録、「病気」説に「金銭的な困窮」と状況証拠だけは多いこの「問題(事件)」だが、 少なくともここまで来ても「K氏自殺説」はない、と断言していいと考えられる。 出題者様 先日は「ヒント」のお知らせをありがとうございました。 いつもながらの長文で申し訳ありません。 動画サイトの「ヒント」を拝見いたしました。
いろいろ考えさせられるところがあり、まとめるのにお時間をいただきました。 あれから二十日余、もはや事件の一端すら報道されなくなってしまいましたが やはり風化させてはならない事件だと思います。
cherry
お帰りなさい。お待ちしていました。
この時点ではっきり申し上げますが当然私も他殺論者です。妙さんの検証一つ一つが、迷いを確信へと導いてくれます。K氏が望むか否かはさだかではありませんが、納得のいく結論を得たいですね。 ※なんと去る17日に、例のK氏のブログで「息子さん」がコメントしています。 12月16日公開しました。 解答方法についてですが、今後「事件」はあくまで「問題」、
「情報、報道」などは「ヒント」として表記させていただくことで 「ヒント」でもある「第一発見者の希望」を尊重させていただければと思います。 …ただ、正直なところ今回の「第一発見者の証言」には いささか引っかかる点があることは確かですので、 今後はその点も絡めて推理を展開させていただこうと思います。 >出題者様
お久しぶりです、とさせていただきます。 先日お知らせいただいた「ヒント(情報)」を拝見いたしました。 その結果少々思うところがあり、しばらく考えをまとめさせていただくための お時間を頂戴させていただきました。 「囁き」にてご確認いただければ幸いです。 以前にもこちらに表明させていただいたとおり、私はこのサイトが 「不特定多数のユーザーのために解放されたクイズ、パズル等の発信サイト」で あるという点を尊重したいと思っております。 ですので今回いただいた「ヒント(情報)」により、このサイトの本来の状態を損ねて しまうのではないか、ということから今後どのように「推理」を展開していけばいいかを 考えさせていただきました。 結論といたしましては「ここに書かせていただくのは今回出題された「問題」に対する 私の「推理」である」というスタンスをとらせていただこうと思います。 問題文中でも「あくまでも“フィクション”」といういう観点での推理、との記載がございましたので こちらも“フィクション”の中での「推理」を展開させていただく形にさせていただければと存じます。 私はおそらくこの形がこのサイトの意味を失うことなく「推理」を展開するには最適かと考えて おりますが、もし出題者様にご意見、問題等がございます場合はお知らせいただければ幸いです。
cherry
長らくのお付き合いありがとうございます。
私は「息子さんからの情報」の存在を知りながら、「他殺論者」の立場をあえて「表明」しました(しかも本心)。 ひとつは、これは「クイズ」であり「フィクション」として「楽しむ(あるいは“推理する楽しみを共有する”)」ための出題であるという点から。 もうひとつは、いかにしても「自殺」とは結論づけ難い「違和感」を「議論」することで「彼の遺志」に応えたいという点から。 ご安心ください、思うがまま推理なさって構いません。妙さんの回答を待ち焦がれている読者が(私も含め)しっかり定着しています。 12月26日公開しました。 ヒミツ
>出題者様
お返事とお心遣いに感謝申し上げます。 そして「クイズとしての推理」というスタンスを許容いただき、ありがとうございます。 また、私の回答をお待ちいただけているなど気恥ずかしいような勿体ないような思いがいたしますが 今回の問題で亡くなられた「K氏」の遺志を明らかにするという意味でも、私も「解答者の一人」として 全力を以て問題に挑ませていただきたく存じます。 毎回の長文ではございますが、今しばらくのお付き合いをいただければ幸いです。
cherry
ひきつづきのご推理ありがとうございます。
事件に纏わる「情報提示」の「不可解さ」は、まさに仰せの通りです。尚更「意図」を感じますよね。 K氏に近しい方々は(親類、ご子息を含めて)明らかに「何か」を怖がっていませんか。 |