昨日とは全く違うじめじめとしている雨の日、一太郎の上司の部長は親友からの電話を受けていた。
「なあ昂治（部長の名前、こうじ）、お前警察で部長なんだろ。だったらさあ、ちょっと助けてやってほしい人がいるんだけど。助けてくんね？」
「はぁ？」
「じゃあ、今からその人の住所言うぞ。」
「おいっ・・・」
「じゃ。よろしくね。」
がちゃ・・・プー、プー、プー・・・。
「まったく・・・。いかにもあいつらしい。」
今日は部長が非番の日。親友から変な依頼を頼まれた日の話である。仕方がないので早速その住所に向かってみると、結構歴史のありそうな古い日本家屋があった。
「すいませーん・・・」
「おや、君は？」
「はい、私友達の黒沢にあなたが困っておられるという情報を聞きまして、こちらにお伺いに来ました。」（敬語がおかしくてすいません）
「ああ、黒沢君が言っていた『頼りになる警察の人』というのは君のことだったのか！」
「それで、お困りのこととは・・・？」
「うむ、この扉なのだが・・・開けてみてくれないか？」
「はぁ・・・」
こんな扉が開けられないなんて・・・そう思っていた。その扉は木製で家の雰囲気ともぴったりの扉。
いくら老人とは言えこのくらいは開けれるだろ―――う！？開けられん！！
「ふん・・・ん！！！んんんんんん！！・・・はぁはぁ・・・開かない！？」
「うむ、そうなんじゃ。いくら力を入れてもあかないんじゃよ！この物置に、最近近くであった銀行強盗の犯人が潜んでおったりはしないだろうか、と心配での・・・。」
「この扉が開いた日はありますか？」
「うーん、暖かい日には開いていたんじゃが。雨の日になると開かなくなるんじゃ。雨の日なら人の目につきにくいからこっそり抜け出しておるのかのう？」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
さて、この物置の中には本当に銀行強盗が潜んでいるのか？問題を見た君たち、考えてみてくれ。
中に強盗はいるのか・いないのか。いるとすればなぜこの家に潜んでいる？いないとすれば、なぜ開かないのか？
答えてくれ。
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カイです。今回、ちょっち難易度を上げてみました。なのでヒントを。
今回、理科が得意な人は分かります。それだけ。
またヒントは出すのでそれまで頑張ってください。