夏休み明けのある日のこと

六年一組の担任である山瀬先生は朝礼で社会科見学のグループ分けと見学先を決めるよう、生徒に伝えておきました。


終礼で山瀬先生は生徒たちにグループと見学先を尋ねました。
なぜだか、みんなは教えてくれません。
でも、みんなが口々に何か言っています。
内容はこちら。

恭子「私は図書館を希望いたします。」
耕樹「俺は福田先生とは反りが合わない。悠子さんと一緒が良いんじゃないのか。」
宏晃「耕樹よ、君は佐藤と組みなよ。しかるに、役所を選ぶことは許さないから。」
清美「失礼ですが、体育の野島先生は図書館にふさわしくないと思います。」
太郎「高橋先生なんてカップルと一緒は禁物。フリーの者の担当にすべし。それに市役所に連れて行ってはダメ。」
遥香「私は郵便局がいいです。」
悠子「私も含め、宏晃、哲夫はフリーですわ…。」
由香「雄二君はいっつも清美と一緒にいるよね。あんな関係に憧れちゃうな。私の彼の耕樹ったらシャイなんだから…。」
哲夫「恭子さんのことが好きだけど…、彼氏がいるから…僕は諦めました。」
雄二「フリーの人たちも男女で組めばよかったのに…。」
由香「みんな異存はないわよ。先生、もうこれでわかったでしょ。」


さて、グループ分けと、見学先はどうなったのでしょうか？
また、引率の先生はだれでしょうか？

見学先候補地
銀行、郵便局、市役所、区役所、図書館

引率教員
山瀬、野島、佐藤、高橋、福田