第１２話 呆れたイカサマ

〜次の日〜

〜羔総合病院〜
男Ａ「どうですか？昨日車と激突したんですよ！あまり痛くないので、もしかしたら痛覚が異常を起こしたんじゃ・・・？」
院長「・・・君・・・」
男Ａ「ゴクッ」
院長「かすり傷だね」
男Ａ「へ？」
院長「運がよかったようだね〜」
男Ａ「は、はぁ〜」

〜羔町探偵事務所内〜
ガチャ
男Ｂ「あ、どうでした？痛覚の病気でしたか？」
男Ａ「いや、かすり傷だとさ」
男Ｂ「 」
男Ａ「なんだよ」
男Ｂ「運が良かったんですね〜」
男Ａ「院長と同じこと言うな！」
ピンポーン
男Ｂ「おっと、依頼者かな」
ガチャ
依頼者「イカサマを暴いてください！！！！！！！！！！」
男Ｂ「ちょっｗまぁ中へどうぞ」
男Ａ「で、どんな依頼ですか？」
男Ｂ「ってよく見ると、この辺じゃエリート高校の制服ですねー」
依頼者「はい、そのエリート高校の生徒です」
男Ａ「自分で言うなｗ」
依頼者「で、依頼はですね、内のクラスの院照（いんてり）君って人がいまして、その院照君が、ババ抜きで一回も負けたことが無いんです」
男Ａ「え？ババ抜きってトランプの？」
依頼者「はい！」
男Ａ「しょぼーーーー」
依頼者「お金は、これくらいでいいでしょうか」
男Ｂ「エリート高校の生徒ならそれぐらい、分かるんじゃない？」
依頼者「いえ、頭が良すぎて幼稚なイカサマトリックの答が導けませんでした」
男Ａ「いちいちムカツクｗ」
依頼者「それで、今日、内の高校で文化祭があるんですが、その院照君は、賭けババ抜きをやるそうなんです」
男Ｂ「高校でギャンブルしちゃダメじゃないんですか？」
依頼者「もちろん、教師には行ってないですよ。じゃあ来てくださいね！屋上でやってますから」
ガチャ
男Ｂ「行きますか」
男Ａ「あ、ああ」

〜出来杉高校屋上〜
男Ａ「屋上開いてるんだな」
依頼者「あ、きたきた！今院照君が５連勝中ですよ」
男Ｂ「どれどれ・・・」
院照「これで、上がりっと！」
対戦相手「負けたー」
院照「次、君やらないかい？賭け金は千円でいいよ。もし勝ったら５千円をあげよう」
対戦相手「のったー」
男Ｂ「対戦者は、院照君が選ぶのか」

〜１０分後〜
対戦相手「負けたー」
男Ｂ「次、僕と勝負しませんか？」
院照「え？ん〜・・・ダメだね、君は残念だけどダメだ」
男Ｂ「イカサマ方法が分かりました」
依頼者「本当ですか！？」
院照「なにーーーー！？イカサマなぞしてない！」
男Ａ「どんな方法だよ」

依頼内容

ババ抜き負け無しのイカサマを暴く

問題

どんなイカサマでしょうか？なぜ男Ｂとは、勝負をしなかったのでしょうか？
グルはいません

ちなみにこのイカサマ、羔もやったことがあります