「ふぁぁぁ〜、よく寝た。って、ここどこだ？？」
病院のベッドで目を覚ました野原カイトは一瞬状況を理解できなかった。
「あ、そうだ。車に轢かれたんだ。しかしなぁ、どこも異常ないんだから帰らせろって感じだよ。」
ガチャ。
「ところがそうもいかないんだよ。」
「う・うわぁ！！・・・ってなんだ、福島さんすか。」
「驚かせてわるかったね。」
「いえいえ。」
「ところで、本題に入りたいのだが、いいかね。」
「いいっすよ。」
「何故君はやつが犯人だということが分かったのかね。」

そうオレはある事件を解いたのだ。会社員のこのオレが。自分が言うのはなんだが、昔から推理するのはズバ抜けてすごかった。そして好きだった。ガキだった頃は事件を解きたいと思っていた。だから、近所で起きたこの事件を解きたくて推理していったら解けたのだ。（（（（はっきり言って簡単だったからつまらなかったが。
「だからですね。これがこうなって・・・・・・」

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝事件の内容＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「ふぁぁぁ〜、よく寝た。今日もいっちょ走るか」
今日は日曜日で、カイトは休日の日にはジョギングをするようにしているのだ。
「なんだか、今日は騒がしいな。なんか、あったのか？」
カッカッカッカ。鉄の螺旋階段を下りるとそこには事件が起きていた。
「ウソだろぉ。」
カイトは心の中でかなり喜んでいた。
「いやいや、心を平静に保て。カイト。あくまでも、自然な風に状況を聞くんだ」
ゴホン。
「あの〜」
カイトはその場にいた警察官に話しかけた。
「はい、どうしました？」
「いや、大変ですね、と思いまして。」
それで警戒が解けたのか急にうちとけてきた。
「はい、結構大変なんですよ」
「今どんな状況ですか」
「今ですか？今はですね・・・」
ーーーーーーーーーーーーーー現在の状況ーーーーーーーーーーーーーーー
ここに住む　別　脳脳　という人が殺害された。容疑者は例によって３人いる。

１、立留　健二　（たちどめ　けんじ）
２、恥羅　網　　（はじら　もう）
３、弦功　燐　　（げんこう　りん）

そして、被疑者が残したものと見られるダイイングメッセージが残されていた。

ー原型をこう、残しながら凛とした様子で立てー

ー使えるやつだけ使えー

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「こうだよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
なんだ、簡単じゃん。あれがこうなるだけだろ。
そして、そこに犯人を書いた置き手紙を残していった。
「さ、ジョギング、ジョギング。」
ブォォォ。
「おひょ？」
ドーン。
車に轢かれた。
「・・・痛ーーーーーーー 」
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「こんな感じです」
「ははーん。なるほどな。」
「残念ですね、僕がグルじゃなくて。」
「なんだ、見破られていたか。」
「ははははは」


ここまで読んでくださりありがとうございます
さて、いったい誰が犯人で、理由は？

ちなみに、福島とカイトはこの事件の事情聴取のときに知り合っただけです。