このところ、解答するのに多少の根気 　が必要な 『暗号＋謎々』 を出題していますが、その第三弾です。
今回は、近代の戦争（１９世紀〜２０世紀初頭）で使われたふたつの暗号をアレンジしたものです。
先ずＱ１の暗号を解いたあとに、それを素にＱ２の暗号を解く必要があります。

Ｑ１．　変換テーブル

手順
�@　北端の中央にあるセルａ３から出発せよ。
�A　おおむねの場合北東に向かうがよかろう。
�B　時には直接南に向かう必要もあろう。
�C　はみ出した場合の行き先、南へ向かうタイミングはインターネット等で調査せよ。
�D　さすれば、斜め以外は完全な魔法の四角が完成する。そして
�E　行く先々で我々の仲間を一人ずつ置き去りにせよ。私とその隣人だけは南東の角に残せ。
�F　さすれば、あらゆる事柄を表現できよう。その上で、
�G　下のふたつの暗号を解読し平文に変換せよ。
�H　隙間のない平文はそれぞれある数を暗示している。
�I　そのふたつの数を掛け合わせると答えが求まる。

暗号文

1.
a3c1a3a1d3e5c3b4c4d3b2a1a1e5c3b3b4c3a3c1a3a1d3e4b4a3a1c1a3d3b4c3b2b4d5e1b4d5d1

2.
d3a4b2d5b4c3e2d3a3c3d3e2c4d2b4c2a3d2a3b3e5d5e2b5c4a3a1b2c2b4a1b4a1c1b2a1c2e5d4b2

Ｑ２．コードブック

手順
�@　コードブックを探すことから始めよ。
�A　Ｑ１の解答をベースに暗号文を解読せよ。
�B　結果は無意味に見えるだろうが、多くの者の目の前にあるものを示している。
�C　そのものが答えとなる。


暗号文

5087,1,28: 4896,1,10: 5166,2, 9: 4235,2,18: 2580,1, 4:
3838,1,33: 2717,1, 3: 2798,3, 5: 2539,1,32: 5051,1, 8:




補足
コードブックといっても楽譜のchord bookでなく、暗号書のcode bookのことです。

昔のスパイ映画などで見られるもので、たとえば同じ版の聖書などをコードブックとしてスパイ同士が用います。
その本のページ、行、文字位置を示す３組の数字で一つの文字を表すことができるので、送りたいメッセージを数字の羅列に変えることができます。
当然、暗号の送信者と受信者は同じコードブックを持っていないと、暗号文や解き方はわかっても解読できないことになります。




今回はやや難しいかもしれないので分かった範囲での答えや質問を「囁き欄」に書けば、内容に応じた判定やヒントを返答します。