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このクイズの参加者(28人)
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雪国の死
難易度:★★★★
「川端康成は嫌いなんだ。」
S氏は酔いがまわったのか饒舌だ。 「雪国ってあるだろ、新潟へ旅行した主人公が芸者と恋愛する話。 まったく陳腐なセンチメンタリズムだよ。 自殺した私の最初の妻が、死ぬ前の胸中を託したのがあの有名な雪国の冒頭さ。」 「『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』ですか。」 「前妻は使用人の娘でね。私が見初めた時はまだ16だった。 私はあいつの両親にすぐ結婚を承知させた。 あいつには反対する暇もなかったんだ。 普通の恋愛にずっと未練があったんだろうね。 まったくつまらん遺言もあったもんだ。 あいつは体が弱く、子供もできなかった。 それで親戚が私に新しい縁談をもってきた。 子供も生めない女房などさっさと離縁しろというんだ。 もともと親戚はみな結婚に反対だった、身分違いの学のない女だとね。 連日のように親戚たちが私の留守中に家に来て 実家に帰れと妻を責めたらしい。 冬のある日、妻は誰にも告げずに新潟行きの列車に乗った。 妻が日本海にとびこもうとしていたところに地元の6歳の女の子が通りかかった。 妻はその子に私への遺言を頼んだんだ。 『雪国の冒頭を朗読してくれ、それが私の最期の気持ちだ』と。 前妻にとって私との結婚生活は、つらく長いトンネルみたいな物だった。 やっとそれを抜けても自分が来れたのはこの寒い雪国でしたとね。 まあそんなような意味だと思うね。4日後に妻の死体が海からあがったよ。」 「先ほどの前の奥様の話ですが。」 2軒目に寄ったスナックのカウンターで、少し酔いがさめた様子のS氏に言った。 「気になる部分があります。」 問題 S氏の話の中の気になる部分とは? 推理は囁きで
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>妻が日本海にとびこもうとしていたところに地元の6歳の女の子が通りかかった。
妻はその子に私への遺言を頼んだんだ。 その「私」に遺言は届くのでしょうか?
囁きは良く分からないと思いますが ご容赦ください
![]()
永久駆動
これはS氏のセリフですから
私=S氏 です 遺言は届きました
永久駆動
警察が自殺の背景を捜査しました
前妻の親族や友人などに聞き込みをしています 「誰にも告げずに新潟行きの列車に乗った」 捜査した上での結論です 気になるのは「とびこもうとしていた」というセリフ。
「飛び込む」というと崖から、というイメージがありますが、新潟の海岸は砂浜が続くので、飛び込めないのではないかと思います。
とりあえず第一印象で答えます...
永久駆動
新潟って砂浜だけじゃないよね?
多分海に飛び込める場所はあると思います 堤防とかでもいいし 気になるのは妻の遺言とその解釈
分量が多いので箇条書きにします…… ・なぜ「学のない」妻が文学作品の冒頭を遺言にできたのか? ・しかも、偶然通りかかった女の子に対して咄嗟の思いつきで? ・女の子は「冒頭」とか「朗読」とかいう 言葉を伝言できたのか? 以上の疑問から…… ・むしろ、S氏の引用した遺言には彼の解釈が含まれている可能性が高い。 ・「冒頭」とか「朗読」は氏の解釈により付け加えられたと思われる。 私が予想する妻の遺言↓ 「雪国の初めのところを歌ってくれたら、それが私のいまの気持ちです」
気になるところは数あれど
![]() これが正解だとしたら切ないことです。
永久駆動
早いですね
正解お1人目
永久駆動
正解お2人目
「私との結婚生活は、つらく長いトンネルみたいな物だった。やっとそれを抜けても自分が来れたのはこの寒い雪国でしたとね。」とありますが、まだ離婚していなかったのにトンネルをにぬけたとはいえないのではないでしょうか。
どうでしょうか。
永久駆動
面白い視点ですが不正解です
永久駆動
冬の新潟だからといっていつでも吹雪とか
ガンガン雪が降ってる訳ではありませんね 晴れた日中なら普通に歩いていると思います S氏はあるていど年配者のイメージかな 20年くらい昔の話の感じ? でも私とS氏の会話は現在です
永久駆動
そこにたどりつく推理の過程をお願いします
雪国ってあるだろ、新潟へ旅行した主人公が芸者と恋愛する話。
冬のある日、妻は誰にも告げずに新潟行きの列車に乗った。 新潟に新潟行きの列車なんてない。 新潟へ旅行に着たのにそこから新潟に行くというのがおかしい。
これだ!
永久駆動
「雪国ってあるだろ、新潟へ旅行した主人公が芸者と恋愛する話。」
これは川端康成の小説のストーリーの説明です 「冬のある日、妻は誰にも告げずに新潟行きの列車に乗った。」 これは前妻に関しての実話の部分です
永久駆動
そこがまず1点
もう1つ指摘してほしい事があります
永久駆動
想像・空想は推理ではありません
S氏の話のどの部分から その推理が導かれたかを説明してください 親戚が前妻の浮気を知っていたなら 真っ先にS氏にそれを教えて離婚をすすめるのでは?
永久駆動
SUE さんと同様にもう1つ指摘してほしい事があります
それがないとその結論は成立しないはずです
永久駆動
これもほとんど正解なのですが
S氏の話の気になる点2つ〔A〕〔B〕を まず指摘してください その2点を踏まえて真相〔C〕をお書きください それらを書いてはじめて正解とします
永久駆動
やはりもう1つ指摘すべき点があります
現在では上越線が複線化されたため、『雪国』に書かれている旧清水トンネルは上り専用、下りの列車は新清水トンネルを通るようになったため、小説に書かれているのと同じトンネルを通って新潟に行くことはできない。
自殺した奥さんには上に書いたような知識があったとも思えないのですが......
『私』には気になるという意味でしょうか? ![]() またはずれでしょうか?
永久駆動
あーそういうマニアックな推理は不要です
>奥さんのいう○○とは○○のことではなく○○○の○のこと 上の結論だとあの「遺言」に一致しませんね だからまずあれを指摘しないと 小説の方の舞台になったのは、群馬県との県境に近い山奥の温泉町なのに対して、奥さんは日本海に身を投げているので、『雪国』の舞台からはかなり距離があり、自分の最期の気持ちとして『雪国』の冒頭を引用するのは違和感がある。
これでどうかな?
自分の住んでるところとかなり離れているので、群馬とか新潟のあたりの地理には疎いんです。 ![]()
永久駆動
違うほうにいってますよ
「遺言」に注目です
永久駆動
これも Bが不足
SUEさんシアワセさんdoggymanさんに続き4人目か A→C だけでも正解にしてもいいかな?・・・・検討中
永久駆動
Bが少しずれていますがおまけで正解
正解3人目
永久駆動
DMじゃないんですから早くなくてもいいですね
有名な作品に自分の気持ちをたくすことには いくつか理由が考えられます 情緒とか特定の思い入れとか 同じ世界観を共有してほしいとか 前の奥さんの場合は 自分の気持ちを口にするのが不慣れな人で 直接的な言い方は恥ずかしかったとかかな?
永久駆動
@がA AがB でした
Bもいい推理 正解4人目 ヒミツ
う〜ん、わからない。たぶんこれも間違ってるな......
![]() B 遺言に関する気になる点って......? やっぱり6歳の女の子の伝聞というところがポイントではないかと思うんですが......
永久駆動
それでいいんです
正解5人目
永久駆動
よい補足ですが
Bが不足というのは 推論部分の補足ではなく S氏の話の中の気になる部分を もう1つ指摘してくださいの意味です 遺言の意味はつらい結婚生活ではなくて身分違いの結婚で周りに反対されたが私は幸せだった。何故なら遺言を託すのは二人の娘でこうする事であなたに合わすことができる。これが私の気持ち。
私は女なのでもし主人を愛してたのならこうするかも・・・
![]()
永久駆動
娘を秘密に産んでいた?
そんなことが可能かな なぜ秘密にしたんでしょうか?
永久駆動
問題文中の
私の最初の妻 前妻 あいつ 妻 前の奥様 すべて同じ女性を指しています
永久駆動
正解6人目
「6歳の女の子が、 雪国を知っていると思って遺言を残したのでしょうか? 」 これが指摘すべきBになります 本当は囁いてほしかった部分ですが この問題もそろそろ正解発表なのでまあ構いません
永久駆動
正解7人目
永久駆動
>でも今の6歳の子が○○○○○○がわかるのでしょうか。^^;
その子は伝言を頼まれて 聞いたことをそのまま伝えたはずです うーんBの指摘が少し外れていますが まあ最後だしOK 正解8人目
永久駆動
結論だけでは正解になりません
根拠となる部分を2点お示しください
永久駆動
Aパート正解
Bパートは・・・・・ ひでぽんさんの回答は「少し外れている」と書いたのに おまけで正解 9人目 ヒミツ
なんとなく今日は解答を思いつく日です。
あってる間違ってるは別にして・・・。 これは多分大丈夫 なはず(完全とはいえないけど)ABCはどれがどれか解らないけどとりあえず分けてみました・・。
永久駆動
正解10人目
永久駆動
結論は正解です
>よって家を出たときは死ぬ気は無かった。 この指摘も正解ですが 結論に結びつく指摘とはいえません 問題文の中のひっかかる点を2つ指摘してください
永久駆動
あーそうかN0.26でBについて書いてましたね
忘れてました Bは「6歳の女の子だから・・・・」です ?について知っていたかどうかどうかとは 少し異なります 気になる点AがAになります えーだから 正解11人目 でいいのかな
永久駆動
Bはちょっと違うのですが
正解12人目
永久駆動
それがBパートになります
ヒミツ
こんにちは、お邪魔します。
「雪国」は好きなので、うるうるしてしまいました。 指摘する部分は2カ所とのことなので・・・これであっていますでしょうか?
永久駆動
正解13人目
永久駆動
正解14人目
永久駆動
正解15人目
妻は「普通の恋愛」にあこがれていたようですが、
使用人の娘と主人側の一員でも「雪国」にある主人公と芸者(使用人)の ような恋愛もできると一抹の期待を持って結婚したのでしょうね。 ですから「雪国」は妻にとって、ロマンティック(ポジティブ)な 意味と理解します。 『雪国の冒頭を朗読してくれ、それが私の最期の気持ちだ』は、伝えられた 方法や経緯がちょっとわかりにくいですが、文章でなく口頭で 「最後の気持ち」とすれば、妻にとっては、国境のトンネルを通って 新潟に会いに来てくれ、それ(恋愛のかたち)が最後の望みでこれが叶えられれば、 私は将来のどんな困難ものりこえましょう、との意にとれます。 妻の「実家」は、あまり複雑に考えなければS氏の家(住み込み)か近隣の両親の家が 「親元」ですから、列車に乗ったことは、実家に帰った(結婚生活をあきらめた) ことを示すわけではなさそうです。 したがって、妻は自殺したとは考えにくく、おそらく事故死だったのでしょう。 遺言というよりおそらくS氏への最初で最後の「ラブレター」だったのです。
「気になる点」はサッパリなので、小説を読むような感覚で
問題文を読んでみました。
永久駆動
小説の解題なら正解ですが
推理問題の回答では× 努力賞の銀メダルです >列車に乗ったことは、実家に帰った(結婚生活をあきらめた) >ことを示すわけではなさそうです。 なぜ彼女は実家に戻らなかったのか 理由はいろいろ考えられます 実家では妹の縁談が進んでいて妹も両親も幸せの絶頂だった しかしその縁談はあくまで 「姉がいいとこの奥様」であることが前提で 自分が離縁されると妹の縁談も破談になる ・・・・・なんてのはいかかでしょう?
では正解
指摘A 「学のない女」の遺言が「川端康成」なのが不自然 指摘B 6歳の女の子は「冒頭」や「朗読」という言葉を使わない つまりもっと易しい表現だったはず S氏が記憶のなかで変換してしまっている
解決編
「前の奥様は、あなたを心から愛しておられたと思います。」 「なんだと、あいつは一度だってそんな事は言わなかった。」 「とても内気で、愛する相手には何も言えない女性だったのです。 彼女は海にとびこむ直前になって、 一度もあなたに気持ちを伝えていない事に気がついた。 だからたまたま出会った女の子に遺言を頼んだ。 でもそんな時でさえ愛してると言葉にするのは恥ずかしすぎた。 だからある作品に自分の気持ちを託したのです。」 「それが雪国なのか。」 「あなたは言いました、奥様は『学のない女』だったと。」 「家が貧しく妹たちの世話をしていて、中学もろくに通っていなかった。」 「そんな教養のない女性の遺言が、なぜ川端康成の雪国なのでしょう。 もう1つ変な点があります。遺言を聞いたのは6歳の女の子でしたね。 6歳の子に“冒頭”とか“朗読”という言葉がわかるでしょうか。 『冒頭を朗読してくれ』というのは、その子の伝言をきいたあなたが、 そういう意味だと思い込んだ言葉だと思います。 奥様の遺言は本当はこうだったのではないですか、 『あの雪国の最初を口にしてみて。それが私の最期の気持ち。』」 「同じ事じゃないか、有名な雪国といったら川端康成以外にないだろう。」 「Sさん、ここで気分を変えてカラオケはいかがです。マイクをどうぞ。」 「私はカラオケなんかやった事はない。聞く音楽もクラシックだけだ。 そんな事より前の妻の話はどうなった。」 「川端康成と同じくらい有名な“雪國”があるんです。 ほら前奏が始まりました。歌ったのは吉幾三です。 画面を見てください。歌詞がでます。」 好●● あ●● 今●● ●でも 「奥様は身を投げる前に、 あなたにどうしてもこれを伝えたかったんです・・・・・Sさん?」 「あいつは演歌が好きで、でも私がクラシックしか聞くなと言ったんです。 ・・・・・バカな女ですよ・・・・・私にそんな遺言わかる訳ないのに。」 そ●に●て 少●で● 話●●●て 「・・・・・・・・雪國ですか・・・・・・・・いい曲ですね。」 《END》 (注意) 著作権に配慮し歌詞は伏字としました 「歌まっぷ」等で歌詞を参照してもらえればありがたいです ttp://www.utamap.com/ |





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物語推理
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