さて、「蝕みバトル・最終戦」も答えを発表した事ですし、
また新しい物語を始めたいと思います。


ここは節足中学校のグラウンド。ムカデくん、ミミズくん、ゲロムシくんの
３人は、今日も仲良く遊んでいます。ヤスデくんの事はもう忘れたようです。

ミミズ「おいゲロムシ、ぼーっとすんな。そっちにボールいったぞ。」
ゲロムシ「あ、いけね。とってくる。」

ゲロムシくんは、雑木林のほうにいってしまったボールを取りに行きました。
しかし、いつまでたってもゲロムシくんは戻ってきません………。

ムカデ「ゲロムシ……。いつまでかかってる……。」
ミミズ「遅いなぁ。どうしたんだろ。見に行くか？」

ムカデくんとミミズくんは雑木林のほうに行ってみました。

ミミズ「いた！　お、おいゲロムシ！」

ゲロムシくんが倒れています。どうやらすでに息絶えているようです………。

ムカデ「これは絞め殺されたんだな………。一体誰がゲロムシを………！」

その瞬間、後ろから声がしました。

？？？「よう、ムカデ。久しぶりだな。」

なんとそこにはヤスデくんが立っています。

ミミズ「ヤスデ！　なんで！？　お前、死んだはずじゃ………。」
ムカデ「ゲロムシを殺したのは貴様か……………………？」
ヤスデ「そうさムカデ。おれはなあ、お前に復讐する機会を、ずっと待っていた
　　　　んだ。さあて、さっそくいくぜ。こいつを見なよ。」

　　図１　　■■■■
　　　　　■■◎◎■
　　　　　■＠　◎■
　　　　　■＠＠■■
　　　　　■■■■

ヤスデ「こういう形の黒いケースがある。で、中に◎と＠のブロックがある。
　　　　図１は、それを上から見たところだな。この◎と＠のブロックは、
　　　　ケースから取り出す事はできない。だが、スペースが空いていれば、
　　　　上下左右に移動させる事はできる。まんなかにはブロック１つ分の
　　　　スペースが空いてるだろう。さてと、ここからが問題だ。
　　　　この◎と＠のブロックの位置関係を、完全に逆にする事はできるか？」
ムカデ「貴様……、そういう冗談は…………。」
ヤスデ「残念だったなムカデ。そいつは不正解だぜ。罰として、お前の大切な
　　　　友達の命をもらっていく。」
ムカデ「もういい！　おい、ミミズ。早く警察を呼べ。」
ミミズ「あ…ああ、わかった。」
ヤスデ「そうはさせないよ。くらえっ！！」
ミミズ「うぎゃーーーっ！！」

ヤスデくんは、ミミズくんをあっという間に包丁で刺し殺してしまいました。

ムカデ「ヤスデ、貴様！！！」
ヤスデ「慌てるなよ。こいつらを助ける方法はある。助けたかったら、学校の
　　　　屋上まで来い。そこでもう１度おれと勝負だ。じゃあな。」

言い終わると同時に、ヤスデくんは忽然と姿を消してしまいました。あなた、
本当に人間ですか？　ところで、この問題の答を考えてみてください。
言うまでもないですが、黒いマスは全てケースのフレームです。隙間は気に
しないでください。既出だったら最悪ですがね……………………………………。