（前回のあらすじ）

ムカデくん　　３点
ヤスデくん　　４点
ミミズくん　　２点
ゲロムシくん　１点

このままではヤスデくんの優勝ですね…………。

　第１１試合　ムカデ ＶＳ ゲロムシ

ムカデ「お前との試合など、ヤスデを倒すための通過点に過ぎん。さっさと
　　　　終わらせてもらうぞ。」

先日、鉄道会社から１０００万円をせしめたミノガは、それを元手にして
さらなる金儲けをたくらんでいます。そこで、ミノガはまたも賞金レースを開催
しました。１対１の短距離走です。コースは以下のとおり。

Ｘ（スタート）
　┌─┐
↓│　│→
　│　└─┐
　│　　　│Ｂコース
Ａ│　　　└─┐
コ│　　　　　│
｜│　　　　　└─┐
ス│　　　　　　　│
　│　　　　　　　└─┐
　│　　　　　　　　　│
Ｙ└─────────┘Ｚ（ゴール）

Ｘからスタートし、道幅８メートルのコースを通り、先にＺまで行った方が
勝ちです。ＡコースとＢコース、どちらを選んでもよいですが、相手と同じ
コースは走れません。ＡもＢも、曲がっている所は全て直角です。また、
ＸからＹ、ＹからＺまで、ともに８０メートルあります。そうは見えませんが
気にしなくていいです。ミノガの相手になるのはゴカイです。しかし、ＡとＢ
どちらのコースを走るかはミノガが決めます。むろん、ミノガは卑怯なので、
自分に圧倒的に有利な道を走るつもりです。さて、ミノガはどちらのコースを
走るでしょう。上の図では、どちらのコースも合計１６０メートルの距離を
走る事になりますが………………。

ムカデ「わかるまい。」
ゲロムシ「お前なんでおれの問題に便乗してんだよ！！」
ムカデ「くだらんツッコミはいい。どっちだ？」
ゲロムシ「…………………………………………。」

ゲロムシくんは死ぬまで考えましたがわかりませんでした。ムカデくんの勝ち
ですね………………。ムカデくんもついに４点。ヤスデくんに並びました。
次回、ムカデくんとヤスデくんの運命を分かつ、最後の死闘が始まります。
お楽しみに。既出だったら最悪ですがね。