（前回までのあらすじ）
節足中学校に通うムカデくん、ヤスデくん、
ミミズくん、ゲロムシくんは仲良し４人組みです。が、ある日、
非常にくだらん理由で大喧嘩しました。そして、知恵比べで決着をつける事に。
現在の得点は、

ムカデくん　　２点
ヤスデくん　　２点
ミミズくん　　２点
ゲロムシくん　０点

となっております……………………………。
バトルは前半戦はすでに終了。 ここからが本当の戦い………………………。

　第７試合　ヤスデ ＶＳ ミミズ

ヤスデ「おれの問題は貴様の上をいくぞ。下の文章を見るがいい………。」

これは、１匹のゴキブリの昔話です。
大きな体育館がありました。しかし、まだできたばかりで、床、壁、天井には
なにもありません。平らで直方体の体育館です…………………。
そこに、１匹のゴキブリが入ってきました。その１分後、今度は装甲百足が
入ってきました。装甲百足はゴキブリの存在に気がつくと、大きなローラーで
ゴキブリをペチャンコにしようとしました。ローラーは直径１メートル、
長さ２メートルほどのコンクリート製です。茶筒を横にした様な形状です。
残忍な装甲百足は、ローラーを転がしてゴキブリを追いかけ回しました。
ゴキブリは飛んで逃げたかったのですが、あわれ、このゴキブリは、硫酸を
かけられた悲惨な思い出があるのです…………。一命は取りとめたものの、
それ以来、ハネがただれて飛べなくなってしまった…………………。
飛べないかわいそうなゴキブリはローラーにつぶされてしまったかというと、
そうではありませんでした………。かしこいゴキブリは、ある事をしたために、
ローラーの下敷きにならずにすんだのです。めでたしめでたし。
既出だったら最悪ですがね。

ヤスデ「わかるかミミズ？　ゴキブリの策とは？」
ミミズ「く、難しい………。だが大した事はないね。」

言ってる割には、ミミズくんはいつまでたっても答えがでませんでした。
ヤスデくん、これで３点目ですね。優勝候補 No.1 ですね……………。

ヤスデ「ふっ………、ミミズの脳みそはゴキブリ以下って事だな。」