おれの名前はモモ。もちろんあだ名だ。
今、おれは友達のカイトたちと一緒に冒険をしている。
ただ、冒険といっても・・・
？？？「おい！」
モモ　　「へ？」
？？？「へ？じゃねぇよ。お前のせいでこんな変なとこに来ちまったんだろうが！」
モモ　　「・・・な・・・お前！りんごが道端にポツポツと落ちていたら怪しくてもそれをたどって行くのが人道・・・」
？？？「少しぐらい疑え！」
こいつはハイジ。いつも強気のくせに「アルプスの少女」で号泣したって話だ。本人は認めてないが。
ま、おれがりんごに気をとられたから、こんな落とし穴に、それも全員で落っこちてしまったってのも事実だ。
ハイジ 「なぁ、んでどうすんだよ。どうするカイちゃん」
カイト　「どうといわれても、進むしかないんじゃないですか。一本道だし」
ハイジ 「本気かよ！おれたちが落ちてきた穴は！？」
？？？「いたたた・・・もう塞がれちゃったわ。人が落ちるとフタが閉まる仕掛けになってたみたい」
ハイジ 「おお、ナギさん無事だったのかい。よかった〜」
言い忘れてたけどコイツは女に極度に弱い。
ナギ　　「それにしてもこんな穴よく作ったわね。どこの誰か知らないけど」
モモ　　「ホントだよ・・・あれ？メグミは？」
メグミ　「ここよ」
カイト　「！！・・・びっくりするじゃないですか。めぐみさん。いつからそこに？」
メグミ　「最初から」
モモ　　「おいカイト。びっくりしたならびっくりするリアクションってのがあるだろ？芸人にとってはおいしいポイントだぞ？」
カイト　「別に私芸人じゃありませんし」
ハイジ 「おい、いつまでやってんだ。いくぞ！さっさと抜けちまおうぜ、こんな薄気味悪いトコ」
ナギ　　「ほら、行くわよ」

・・・・・・ガガ・・ガガガ・・・・挑戦者・・・５メイ・・・・ガガー・・・・

メグミ　「今・・・何か聞こえた？」
モモ　　「・・・？いや、何も聞こえなかったぜ？」
ハイジ　「おい、あれなんだ？」
カイト　「・・・・・・・」
ナギ　「少し広いところに出たわね」
モモ　　「お、なんかボタンが３つあるぞ」
メグミ　「下手に触らないほうがいいわ」
カイト　「文字が彫ってあります」
ハイジ　「なになに？え〜っと・・・」

　　　3つのボタンのうち１つが奥の部屋の電灯のスイッチだ
　　　奥の部屋を一度確認するだけでどのボタンが奥の部屋のスイッチか特定しなければならない

モモ　　「？？？？？？？？」
ハイジ　「テキトーでいいんじゃねぇか？」
ナギ　　「だめよ。間違えてここに永久に閉じ込められたりしたらどうすんのよ」
ハイジ　「ああ・・・ナギさんとメグミちゃんとなら永久にだって閉じ込められてたい・・・」
モモ　　「アホか・・・」
ハイジ　「アア！？」
メグミ　「・・・わかったわ」
モモ　　「え？」
ナギ　　「何がわかったの？」
ハイジ　「おおメグミちゃん、おれと閉じ込められてもいいってことかい！？」
・・・ガツン！！！！
ハイジ　「！！・・・・・カ・・・・」
ナギ　　「バカはほっときましょ」
モモ　　「で、何がわかったんだ？メグミ」
メグミ　「この問題」
全員　「まじか！！！！！！！！！」
メグミ　「ね？カイト君」
カイト　「はい」
モモ　　「お前もわかったのか！！すげーな！！」
メグミ　「とにかく先を急ぎましょ」


・・・・・・ガガ・・ガガガ・・・・第一問・・・トッパ・・・・ガガー・・・・

To be continued

さて、どうやったら奥の部屋のスイッチを特定できるでしょうか？