これは前作「殺し屋のミス」の続編です。ではどうぞ！

俺は殺し屋だ。頼まれれば誰でも殺す。依頼料はいただくがな。前回ではつかまったが今回はそうはいかない。そんな俺のところにまた依頼がきた。これだ。

依頼状

松永掛留ってやつを殺せ。年は２８．住所はＱ県勝手市△△ー▽▽▽。金は一緒に入れておく。成功してくれよ。

で、俺はこいつの自宅に向かっている。この松永掛留っていうやつを調べたところ、こいつは一流の会社で働く超エリート社員らしい。それに社交的で友人も多いみたいだ。多分これが依頼してきたやつの癪に障ったのだろう。まあそんなことはどうでもいいがな。
そこで俺はまずこいつが一人で居酒屋で飲んでいるときを見計らって声をかけ、「オトモダチ」となった。これでもし俺に殺人容疑をかけられたときに、こいつん家に俺の指紋がついていても別に不思議じゃない。友達だってことはそのあとも何度か会い、またこいつの家に遊びに行ったりしてるので誰かが証明してくれるだろう。おおお？いつのまにかこいつの家に着いちまったようだ。では作戦を実行するか。まあ見てろよ。

まず普通にチャイムを鳴らす（このときはもちろん手袋をつけている。また、こいつのインターフォンまた家にはカメラやなどは着いていない。ちなみに今は夜１０時ぐらいだ）。こいつはこの時間自宅にいる。俺が尋ねていっても快く中に入れてくれるだろう。実際、開けてくれた。しかしこのまま中へ押し入ったりはしない。なぜならこいつは結構がたいがよく、力負けしてしまう可能性があるからだ。ナイフを隠し持ちながら靴を脱いで中に入り、この「オトモダチ」と数分雑談をした。そしてやつにちょっと隙ができたときにグサッ。ナイフでやつの胸を一突きした。やつは抵抗する間もなく悲鳴をあげて崩れ去った。ふふふ作戦成功だ。しかしこのとき予想外の出来事が起こった。上から誰かが降りてきたのだ。そういえばこの前彼女ができて、同居しているとこいつが言っていたのを思い出した。悲鳴が聞こえてきたのだろう。うかつだった。仕方がないので急いで部屋の窓をあけて庭に出て生垣を抜けて、乗ってきた俺のバイクで逃げ去った・・・。

まあ考えてみると手袋をしていたし、バイクの番号はデタラメ。降りてきたやつの彼女も俺の顔は見てないので、俺だとはわからないだろうな。まあ完全ではないが、結局やつは殺せたし犯人は俺だとはわからない。めでたしめでたしだな。

ところが次の日、警察が俺のところへやってきて俺を捕まえた。なぜだ。なぜわかったんだ！

さてなぜわかったのでしょう

１０月１日　１２：４０　問題文小修正（みなさんが囁かれた答えとは関係ありません）