皆さんこんばんは、太傅です。
今夜は若刑事はお通夜だということで、１人でゆっくりと飲んでいます。しかし、彼も大変ですね。

今回は先日ある友人から受けた相談？についてお話しましょう。
友人の名は筑紫澪（ツクシミオ）さん。才色兼備なのですが仕事一筋、男勝りな姉御肌のおかげで独身…
年齢は…伏せておきましょう。（当の本人は「私は一人で生きていける。男なんて邪魔なだけよ」と常日頃
豪語していますし、俗に言う『負け犬』ではないのでしょう）
その彼女はここ数ヶ月間、仕事の関係でイギリスにいたそうです。
仕事は順調で、幾つも大きな商談も纏めたことから周囲の評価も極めて高かったようなのですが、ある日
から急に周囲の彼女を見る目が、冷やか…或いは、生暖か…という何とも居心地の悪いものになっていった
らしいのです。不審に感じた彼女は、どうしてか周りの人に聞いたところ…
「自分で言ったことに気が付かないの…ウフフ」「仕事一筋かと思っていたら、貴女も結局は…」
と意地の悪い笑みが返ってきたそうです。しかしながら特に思い当たる節がないので誤解の解きようもなく…
日本に帰ってきたのです。
このやるかたない憤りをぶつける先として、私を選んだようですが全く以って迷惑なお話です。
私が愚痴に付き合ってかれこれ２時間…日付が変わってしまいました。その時、彼女が席を立ったので、
これで漸く解放されるかと思って…

太傅「澪さんお帰りですか？」
筑紫「レコーディングよ〜。まだまだ飲むからね〜、追い出したりしたら末代まで祟るわよぉ〜」

………では彼女がレコーディングに行っている間に話を纏めましょう。
彼女が居心地の悪さを感じるようになったのは、最後の大きな商談を纏めた後…更に言うなら仕事が上手くいった
労いにと上司が与えた休暇の使い方で会話が弾んだようなのですが、旅行に行くなら何処に行きたいか…に彼女
が答えた直後からなのですがね…。

それを聞いた時に、『嗚呼…なるほど、確かにそうなりますよ』と言おうと思ったのですが、もう少しモヤモヤ感を味わって
もらおうと何も言わなかったのがミスでした。まさかここまで居座られるとは思いもよりませんでしたよ…

さて、ここで問題です。澪さんに対する周囲の目が変化したのは、彼女が旅行先に選んだ場所に理由がありますが、
彼女は一体何処に行きたいと答えたのでしょうか？