地区運動会も間近の、ある日。ある町で、運動会に出場する選手を決めていました。
　ところが中学生の競技だけ、うまく決まりません。中学生達が、グループの決め方に迷っていたのです。
　町の中学生は１２人。全員が論理パズル好きという事もあって、皆とても仲良しです。
　彼らは、グループ分けに法則をつけたいと考えていました。しかしなかなか、いいアイデアが浮かびません。
　そこで、紙に何かを書いていた琴音（ことね）が手を上げました。
「こんなのはどう？」

　<Ａチーム>　　　<Ｂチーム>　　　<Ｃチーム>
　　あおば　　　　　 いちろう　　　　　あい
　　かずき　　　　　 ことね　　　　　　なつみ
　　たけや　　　　　 つよし　　　　　　はるき
　　まな　　　　　　 ゆみ　　　　　　　ゆうじ

「ああ、いいんじゃない？」
「他に代案もないから、これでいこうか」
　仲良しグループは、全員がすぐに法則を見抜いた様子。こうして無事、地区運動会のグループ分けは完了したのでした。

　さて、グループ分けの法則とは何でしょう？