とある大富豪の自宅で殺人事件が・・・。
その現場に駆けつけた１９歳という学生のみでもある探偵が親しい中にある警部と話をしていた。
警部：「まったく、ひどいなこれは・・・。」
探偵：「ええ。」

二人の視線の先には遊戯室のど真ん中に堂々と置かれたビリヤード台。
そこにもたれるかのように、被害者である大富豪の妻の死体があった。
被害者の死因は背中越しに心臓をナイフで刺されたことによる失血死。
ナイフは遊戯室のコレクションの中にあったものだ。
そして、その惨劇を物語るかのように、被害者が着ていた服だけでなく、床にまで血が飛び散っていた。そして、ダイイングメッセージらしきものとして、被害者の右手には数字の９が書かれていた緑球と３と書かれていた赤球の２つが握り締められていた。

アリバイが無く、動機がある容疑者は以下の３人。

内藤健吾
服装：緑と赤のチェック柄にジーパン
ビリヤードの経験：１年で、腕はそこそこ

九堂功三郎
服装：Ｙシャツ１枚に黒いズボン
ビリヤード：優に５年で元ハスラー

雅正二
服装：青の半そでに半ズボン
ビリヤード：全く無い

すると、この情報だけで探偵は即座に真相にたどり着いたのだが・・・。
いったい犯人（１人）は誰か？
理由も考えて欲しい・・・。
ただし、この３人のうち犯人以外の２人には他の服などもってはいないし、容疑者たちだけでなく、被害者にもビリヤードの経験はあった。