助手になって3日。

来る日も来る日も課題としてダイイングメッセージ解読をさせられていた助手（貴方）は疲れ果てていた。

「まだ解かなければならないのですか？探偵」

「当然だ。死者の意思を汲み取るのは探偵の仕事の1つだよ。」

「この場合死者はいないじゃないですか。」

「ほぉ…君は自分が実戦派といいたいのか？」

「当然です。この訓練でさらに実戦向きになったと思います。」

助手の一言を聞くと、探偵は不敵に笑みを浮かべる。

助手の机に一枚のファイルが置かれた。

「こ・・・これは？」

それは血で書かれた数字であった。


4271828 （←DMはこれのみ）


探偵は事件の詳細を話し始めた。

殺されたのは、エンジニアの瀧田燕（たきたえん）

殺害現場は○×ビル4階の自宅と見られる。

第一発見者は管理人夫妻。彼らの部屋で行われる恒例の家賃収集にいつもは真っ先に来る瀧田さんが来ないことを不思議に思い、部屋を確認したところ、死体を発見したと言うことだ。

死因は失血死、現場にはこれと言って証拠になるようなものは無く、唯一残された血によって書かれたダイイングメッセージが鍵となった。

管理人室の前を通らなくてはビルに入れないため外部犯の線は薄いとし、警察は家賃収集に来なかった人間でさらに監視カメラの壊れていた4階の4名を重要参考人としてリストアップした。

・柳葉博
部屋：4階B号室
職業：フリーター
年齢：27歳


・青葉涼
部屋：4階F号室
職業：スーパー店員
年齢：18歳

・金井加奈子
部屋：4階E号室
職業：ライター
年齢：19歳

・山名正平
部屋：4階A号室
職業：トレーナー
年齢：38歳

「どうだね、助手、実際の事件は？」

「なるほど、わかりましたよ。」

「ほう？」

「わかる人間には、これが何かはすぐわかりますね！分けて考えたら犯人は・・・」


犯人は誰でしょう？
解答欄には人物名を。
理由はコメント欄に。
（理由は、初めて見て考えている方の為に婉曲した表現でお願いします。）

よろしくおねがいします。
瞬殺なら本当にスミマセン。では…