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太傅の「思い出…」
難易度:★★  
?たいふ 2007/02/28 21:35
(太傅の見た夢)
ある晴れた昼下がり…俺は午後の授業を自主休講にして、河川敷の土手に寝転がり小学生?が野球をしているを眺めていた…

太傅「あ〜ぁ…良いよな…ガキは無邪気で…俺もあの頃に戻りてぇ……ん?」
少し離れた所でちょこんと座り同じように野球を見ている子がいた。仲間に入りたいが声を掛ける勇気がない…そんな感じで…
ったく、しょうがねぇなぁ。
太傅「おい、ボウズ…お前、野球やらないのか?」
???「僕…見てるだけでいい…下手だから…」
太傅「そうか…。お〜い、コイツも入れてやってくれよ〜、野球したいんだってよ〜」
???「ち、ちょっと…お兄さん、何勝手なこと…」
子ども「別にいいけど〜。アキラ…ルールとか知ってんのかよ」
リーダー格の子がそう言って来た。どうやら同じ学校の友だちらしい。こいつはアキラって名前か…
(後で聞いた話だが、「アキラ」は阪神ファンの父親が真弓明信の「明」から付けたらしい)
アキラ「う、うん…お父さんから教えてもらったから…お父さん、野球のことは凄く詳しいんだよっ」
子ども「よし、じゃあ…9番ライトでいいなっ」
太傅「9番ライトか…(下手の代名詞じゃねえか)良かったな、アキラ。頑張れよ」
アキラ「うんっ!!」

喜んで輪の中に加わるアキラを見ながら、下手とか言う奴に限って実は結構上手かったりするんだよなぁなどと思っていたが…
フライは交わす、ゴロはトンネル、投げればボールは明後日の方向へ、バッティングは目を瞑って振る…俺もチームの奴らも天を
仰ぐしか無かった…本人は実に楽しそうだったが。
子ども「アキラ…お前下手すぎ…もうちょっと上手くならないと入れてやれないぞ」
色々な意味で疲れ切ったリーダーの子はそう言い残して去っていった。
アキラ「あれっ?」
太傅「『あれっ?』じゃね〜よっ!!」・・・・・・・・・・・・・・・・
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヒロシ「先生ぇってばよ〜!!」
太傅「はっ!ヒロシ君?……あぁ、少し眠ってしまっていたようですね…それにしても随分と懐かしい夢を…」
ヒロシ「全く…へへ〜ん、先生が寝ている間に俺は大活躍だったんだぜっ。ところでさ、どんな夢を見てたんだ?」
太傅「ふぁ〜っ…そうですか、大活躍ですか。活躍する姿を拝見出来なくて残念です。そうそう、私が見た夢というのは
   5、6年前の思い出でして、大して面白いものでもありませんが…」
ヒロシ「良いから、良いから!!」

私はヒロシ君に野球好きだが下手なアキラ君が私の特訓によってみるみる上達していく様を、そしてあのチームに欠かせない一員
になったことを話しました…

ヒロシ「へぇ、先生の教え方が上手かったんだな。それに『俺』だって…プッ…似合わね〜。…それでアキラって…今は何処で何やってるんだ?」
太傅「私だってね『俺』と言ってみたい時代があったんですよ…それはともかく、教え方というよりも偏に、何事も決して諦めない
   彼の頑張りの結果ですよ。実はセンスも抜群でしたし…。今は…どうしているか分かりません…大阪の方に引越してしまい
   ましたからね。ただ、父の富男氏(阪神の藤村富美男に由来)がリトルに入れたいと言っていたので…」
ヒロシ「へぇ〜…頑張ってるといいな…」
太傅「そうですね…本当に…」

思い出に浸る私であったが、思わぬ形で再会することになることに…
Answer父親は偽者 決め手は、アキラを男だと勘違いしていたこと。
■
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