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太傅の事件簿「ビーの悲劇」
難易度:★★  
?たいふ 2007/01/21 21:17
幾度か仕事を頼まれたことがありそれなりに親しかった貿易会社の社長である毒島国男(ぶすじまくにお)氏に招待されて、
私とヒロシ君は満開の梅林を散策していた。今回の梅林散策(花見)の参加者は、私(太傅)、ヒロシ君、毒島氏、峰子夫人、長男の長男、社長秘書の蜂山蜜子、医師の黒野士郎と社員40名の計47名である。
社員を除く7名は、社長宅での晩餐会にも招待されている。晩餐会のメニューについてあれこれと思いを巡らすヒロシ君に
(賢いとは言えやはりまだまだ子どもですね)などと考えていると…

「キャーッ!!」
という悲鳴が聞こえてきたので私は急いで声のする方へと向かう。その先で、毒島氏と蜂山が手を振り回していた。
どうやらミツバチに襲われているようだ。私と私同様に悲鳴を聞いて駆けつけたであろう社員数名と長男によって、
救出したが2名とも顔や手を数箇所刺されたらしい。すぐに黒野医師を呼び、適切な処置を施して頂いた。

黒野「全く…そんなに香水の匂いをさせていては襲われて当然ですよ、蜂山さん。毒島さんも全身黒ずくめの衣装…
    これも蜂に襲って下さいと言わんがばかりじゃないですか」
毒島「いやね…妻が『黒が似合う』というものでね。」
峰子「だって、本当に主人は黒が似合うんだもの…だけどまさか、ハチが襲う色だとは…」
黒野「奥さん…貴女もですよ…そんな露出度の高い、しかも花柄ワンピースなんて…いいですか?ミツバチを
    甘く見てはいけませんよ…」

と、黒野医師がお説教を始めようとしたその時…突然、毒島氏が苦しみ出したのだ…

黒野「いけない…アナフィラキシーショックだ…」

そういうと、黒野医師はバッグから何やら注射のようなものを取り出すと、毒島氏に打つ…
暫くすると毒島氏の容態は安定していく。

太傅「黒野さん…よくエピネフリンなんて持っていましたね。どうしてですか?用意が良過ぎると思いますが」
黒野「実は、私自身がハチ毒のアレルギー体質なので…念の為に持って来ていたのです。まさか自分以外の人に注射
    することになるとは思いませんでした。それより、毒島さん。後の予定は中止し、病院に行きましょう」
黒野医師の意見に皆が賛成する…が、

毒島「注射も打ったし、もう大丈夫だ。私の辞書に予定の変更なんてものは存在しない。晩餐会の為にシェフも
    招いているし、何より私のプライドがそれを許さん…」

予定を少し早めることで毒島氏も折れはしたが、結局病院には行かなかった。
梅林からの帰り際
ヒロシ「なぁ、先生!!さっき拾ったんだけど、これ見てくれよ。誰かのいたずらかなぁ」
と、一匹のミツバチの入った小瓶を私に手渡す。
太傅「この瓶…その辺りにある安物ではなさそうですね…」
峰子「あっ!!その瓶は私の物です。梅の花びらを詰めて持って帰ろうと思って…何処にありましたの?ミツバチは
    逃がしてあげて下さいな」

ミツバチを逃がして小瓶を夫人に手渡し、毒島氏の邸宅へと向かった…
ここで話が終わるならば私の出る幕は全く無かったのだが…悲劇は晩餐会に起こった…
Answer犯人は峰子夫人
■
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