今回は、多分ミスを犯してないです。

ある日、★▼☆会社の社長が殺害された。死因は鈍器による撲殺で、死亡推定時刻は夜中の２時頃だとされた。また、被害者は口に煙草をくわえ、右手で灰皿をもっている状態で死んでいた。
現場には、藤本警部の要請で、手塚探偵と長谷川助手が駆けつけていた。
警部「まさか、この人は死ぬ直前まで煙草を吸っていたんじゃないだろうな。」
助手「まさか！そんなことはないでしょう。火がついた後がありませんし。多分これは・・・・」
探偵「ダイイングメッセージというやつですか。」
助手「私は煙草を吸わないからよく意味が解らないです。喫煙家の先生なら解るんじゃないですか？」
探偵「あ〜、解りそうなんだけど・・・もう少しで・・・」
手塚探偵は煙草に火を付けた。
そこへ、藤本警部の部下、赤塚巡査が入ってきた。
巡査「容疑者の絞り込みが完了しました。この夜は社長の友人が集まっており、使用人は執事とコックの２人だけだったそうです。防犯カメラで、外部犯でないことが解っています。つまり、家にいた人物が容疑者です。」
探偵「なるほどね。」
次の容疑者の中で、犯人は誰か。

大工原紀人
被害者の主治医をつとめていた。被害者の長年の親友で、トラブルは無かったとまわりの人間は証言している。

刈野哲平
被害者の家のコック長。金銭関係のことで被害者とトラブルを起こしたことがある。

真田行平
被害者の親友の作家。「風鈴散々」などの歴史小説で有名。トラブルは無かったとまわりの人間は証言している。
　　　
手塚宏　　　
被害者の親友の映画監督。「とろろ」などの映画で数々の賞を受賞。恋人を被害者に奪われた事件はまわりでも有名。

南山克己　　　　
被害者の家の執事。とても忠実な人間で、被害者からは大きな信頼を得ていた。こちらもトラブルらしい事は無かったとまわりの人間が証言している。