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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(14人)
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疑惑のCO
難易度:★★★★★
Yossy 2006/12/01 13:17 50作目はB刑事が担当した密室事件です。長文になってしまったので、二つに分けての出題です。
***************************** もう1年近く前のことになるが、東京近辺で5年ぶりに積雪をみたその夜、町の天才発明家を自任する夢尾覧男(ゆめお・みるお)の屋敷で起こった事件を紹介しよう。 その日は長男一郎、次男二郎、三男三郎が屋敷に集い、家政婦の政江を交え父親の還暦を祝っていた。 テーブルの上にはろうそくを立てた大きなバースデーケーキ、政江が腕を振るった料理が並べられている。また天井にはくす玉クラッカーがセットされ、色とりどりの風船がふわふわと漂っている。 「パン、パン、パン!」と鳴り響くクラッカーの音と「おめでとう」のかけ声とともにくす玉が割れ、お祝いメッセージの垂れ幕とキラキラテープが飛び出る。 「子どもの誕生日でもあるまいに。」などといいながらも、妻を早く亡くし一人暮らしの覧男は久しぶりに集まった子供達に上機嫌で自分の誕生日を楽しんでいたが、11時前にはほろ酔いで2階の自分の寝室に上がっていった。政江も11時には帰り、息子達も11時半には自分たちの寝室に引き上げ、直ぐ寝たという。 翌朝9時、みんなが朝食の席に着いても覧男が現れないので「ちょっと見てまいります。」と2階に上がっていった家政婦の政江が慌てて下りてきた。 「声を掛けても返事がありません。ドアが開かないしどうもいつもと様子が違います。」 「え!」と驚き、どやどやとみんなが2階に上がっていった。 一郎がドアのノブに手をかけて手前に引いた。 「鍵がかかっている。合鍵はないのか?」と一郎が叫ぶ。 「あ、私がマスターキーを持っています。すぐ持ってきます。」と政江が駆けだした。 「ガチャ、ガチャ!」鍵は開いたがドアチェーンが掛かっている。 少し開いたドアの隙間からムッとする暖かい空気が流れ出す。真っ暗な部屋の中に光が見える。どうやら石油ストーブがつけっぱなしになっているらしい。 「だめだ、チェーンが掛かっている。お父さん、お父さん!」一郎がいくら呼んでも返事がない。 「鍵など掛けたことがことがないのに。どうなさったのでしょう?」とおろおろする政江。 チェーンは頑丈な金属製の鎖で簡単には切れそうもない。 一郎がドアの隙間から手を突っ込んでチェーンを外そうとするがもちろん外せない。 「何かチェーンを切るものはないか?」と一郎が叫ぶ。 「物置にカッターがあるかもしれないな。探してみよう。」と二郎。 「それよりも庭に回れば窓から入れるかもしれないぞ。物置に折りたたみの梯子があるから持っていこう。」と三郎。 「そうか!よし、俺もいく!」と二郎。 玄関を開けると外は一面の銀世界。雪は昨夜の11時過ぎにはやんでいたがまだ空はどんよりと曇っている。新雪の上には門から玄関に向かって続く足跡の他はなにもない。積もった雪を踏みしめて庭から覧男の寝室の下に回った二郎と三郎が寝室の窓に梯子をかける。 「俺が登ろうか?」と三郎。 「いや、お前は高い所は苦手だろ。俺が登るよ。お前は梯子を物置に戻してくれ。」と二郎が梯子を登って行く。窓は閉まっており、カーテンが引いてあったが、幸い鍵はかかっていなかった。窓枠に積もった雪を払いのけ、二郎が窓から入るのをドアの間から一郎と政江が見ている。 「早くチェーンをはずせ!」と一郎が叫ぶ。 ドアに駆け寄った二郎がドアチェーンをはずしてドアを開ける。 一郎と政江が20畳ほどの寝室になだれ込み、ベッドに駆け寄る。 カーテンは開いたものの部屋は薄暗い。 「電気をつけろ。」またしても一郎が叫ぶ。 「はい!」と言って政江が壁にあるスイッチに駆け寄り、スイッチを入れるが照明は点かない。 「あら、どうしたのかしら?」 急いで二郎がベッド脇のデスクに駆け寄り電気スタンドのスイッチを入れる。 ぼんやりと照らし出された覧男は眠っているように見えたが、やはり既に死亡していた。 玄関から息を切らせ、ドタドタと階段を駆け上って来た三郎も呆然と父の死に顔を見下ろしている。 以上が関係者の供述による遺体発見までの経緯である。 検死の結果、死亡時間は昨夜の12時前後。死因は一酸化炭素による中毒死であった。 鍵はサムターン式のもので内側からはツマミを回せばロックできるが、外側からは鍵を使わなければロックできない。天井や床、壁などに抜け穴のようなものはなかったし、ドアには鍵が掛かり、チェーンも掛かっていた。寝室の鍵はドアの脇の照明スイッチの上にちゃんと掛かっており、指紋は覧男のものしか検出されなかった。窓に鍵はかかっていなかったが、窓の下はもちろん庭の雪にもその朝つけた二郎と三郎の足跡しかなかったのだから覧男の寝室は密室ということになる。 ↓続く
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以下は各人に対し個別に行った事情聴取結果である。
政江 「このお屋敷にはもう20年通っていますから家族同様にして頂いております。坊ちゃま達も小さい頃から私がお世話したんです。お父様の血を引いて、今はみんな立派に大学の研究室で助手をなさっておいでです。え、昨夜のことですか?昨夜はご主人様が寝室に上がった後、11時に屋敷を出て、今朝は7時に来ました。ええ、昨夜帰るときはまだ雪が降っていました。昨日は特別寒かったのでご主人様がストーブをつけたのかもしれませんが、それにしてもストーブをつけっぱなしで寝るなんてことは今まで一度もなかったことです。鍵ですか?私が預かっている鍵はマスターキーになっていて、玄関の鍵と兼用ですから、朝晩私が来たときと帰るときには、自分で玄関を開け閉めするんです。昨夜も私が玄関の鍵を掛けて帰りました。昼間は台所の引き出しに入れてあります。え、スペアキーですか?コピーは作れないタイプの鍵だそうですからスペアのマスターキーはありません。あのドアチェーンはいつ取り付けたのか知りません。 あぁ、旦那様の寝室の鍵ですか?それはマスターキーではなく寝室専用の鍵です。ええ、部屋の照明をつけようとしたとき気がついたんですが、たしかに照明スイッチの上にちゃんと掛かっておりましたよ。」 一郎 「親父には困っていました。永久機関の研究だなんて。不可能であることがわかっているのに金ばっかり使って…。政江さんが玄関の鍵を持っていることは知っていましたが、それが父の寝室の鍵と共通だとは知りませんでした。え、昨夜の玄関の鍵ですか?政江さんが帰る時にちゃんと施錠するのを確認しましたよ。」 二郎 「父の様子を見にこの家にはときどき来ています。私も父の研究には反対でした。私も寝る前に三郎と一緒に玄関の施錠を確認しましたが確かに鍵は掛かっていました。」 三郎 「私も父の研究はやめさせたかったんですが、まあ趣味みたいなものですから仕方がないと諦めていました。政江さんは母親代わりのような人ですから嘘なんて言いませんよ。」 特に不審な点も見当たらず、結局「つけっぱなしになっていた石油ストーブによる事故死」との結論が出されようとしていた。 しかし、捜査に加わっていた私はチョットした不審をいだき捜査の続行を提案した。 さて、私が不審を抱いた理由を挙げ、事件の真相を解明してもらいたい。 >Tさん
早速の参戦表明ありがとうございます。 >ダウディさん 消えてしまった?何かトラブルがあったのかな? 最初は全員が怪しく見えるものです。 >たいふさん 先程の呟き、気になるな。聞いてみたかったです〜。 Yossyさんの推理物久しぶりですね。嬉しいです。
旅行に行っちゃうのが何とも口惜しいですが。 さて、仕事中にざっくり読んだだけですが、不審な点、と言うより質問です。 一般的な石油ストーブの不完全燃焼1時間半くらい?で中毒になるものなのでしょうか? しかも20畳もある広い部屋で。 確かに高濃度の一酸化炭素を吸えばあっという間らしいので何とも言えませんがちょっと疑問に思った、と言う事で。 もちろん、「なる」と言う前提であれば事実はどっちでも構いませんよ。 もう一つ。電気スタンドは電池等ではなくコンセントのものですか? ひでぽんさん、旅行ですか。羨ましい。かく言う私も先日ちょこっと富士五湖方面に行ってきました。
さて、質問の件ですが、「質問=疑問=不審に思うこと」ですね。 もう一つ、電気スタンドはコンセントのものでした。 一応一人に犯人を絞った上で参加表明を
銀世界と聞いたら聞こえはいいですが実際暮らすと大変ですよ さてと、まず密室じゃないことは分かってるんですが、ちょっと様子見で >ダウディさん
いや、迷惑だなんて。元のレスを見ていないので…。とにかく気にしないでください。 >そうすけさん 申し訳ございません。こちらは滅多に雪が降らないので実感が湧かないのです。 今回は、私も参加させていただきます
Yossyさんは、いつも問題を作るのが上手ですね じつは、推理小説作家なのでは?と私はにらんでます 質問なんですが、
雪の上を夜、犯人が歩いたとして、 朝まで雪が降ってたとすると、 足跡は消されてるんじゃないでしょうか・・・? 雪の量によっては足跡が新しい雪で消される可能性 も・・・あるかも?です?? 一酸化炭素…は、不完全燃焼時に発生するものだろうか…
部屋にからムッとする暖かい空気…石油ストーブは燃えていた、つまり不完全燃焼を起こしていない? ならば一酸化炭素の発生源は石油ストーブでは無い別のものと考えられる… 久しぶりに家に集まった三兄弟…梯子の置き場所、その梯子が折り畳み式であることまで知っていた三男… 気になりますね… 鍵の説明がよくわからないのですが玄関と被害者の寝室両方使える鍵(マスターキー)がありそれは家政婦さんが持っている。
それとは別に寝室のみに使える(玄関には使えない)寝室専用の鍵がありそれは寝室のスイッチの所にかかっていた。そしてその二つは複製不可能、て事でしょうか? 後玄関の鍵は家政婦さんの持っているマスターキーでしかあけられないのでしょうか? それだと被害者は家政婦がいない時間は出歩けない生活がちょっと気になる… 5年ぶりの雪、そして年一回の誕生日。犯行にトリックがあるとしたら雪を前提にしたトリックを使ったとは考えにくいですが そうなると窓の鍵があいていた事が不自然なんですよね…雪がふっていたからこそ鍵が開いていても密室なのですから。 どちらにしても11時頃にやんでしまった雪なのでその窓は犯行当時は犯人が出歩いた可能性はなさそうですね。 後12時頃の死亡推定時刻が正しいとするなら11時に家政婦が帰って施錠をする所を見ている、 そして11時半に寝室にいった兄弟から犯行時間、準備等を考えるとほとんど大差ない時間と見てとれますね。 ただストーブで暖め続けた部屋に長い事いた死体をどこまで正確に推定時刻を割り出せたか… 朝には門から玄関までの足跡しかないと言う事は、昨夜についた足跡は全て雪で隠れるということでしょうね。
チェーンがかかってても物くらいは放り込めるほどの幅が開きますねぇ。 パーティなんだし「ドライアイス」なんかあったりして・・・ 二朗の「梯子を戻してくれ」っていう発言も気になりますね。 こんな時にわざわざそこまでさせなくても、と。 みなさんの参加並びに沢山のレスに感謝です。
いくつかの質問は問題文中に答えがありますよ。長文で申し訳ありませんが、よく問題文を読んで下さい。 Tさんの質問は重要なので答えましょう。 >玄関と被害者の寝室両方使える鍵(マスターキー)がありそれは家政婦さんが持っている。 それとは別に寝室のみに使える(玄関には使えない)寝室専用の鍵がありそれは寝室のスイッチの所にかかっていた。そしてその二つは複製不可能、て事でしょうか? その通りです。鍵はどちらも複製不可能と考えてください。(この点、問題文に書き落としましたが、質問があるだろうと思っていました。) >後玄関の鍵は家政婦さんの持っているマスターキーでしかあけられないのでしょうか? そんなことはあり得ませんね。覧男も玄関の鍵を持っているのは当然です。 あとは独り言とみなします。不審な点から推理を展開し、真相を解明してください。 >レイさん いつも応援ありがとうございます。 今度こそ真相にたどり着いて下さい。 石油ストーブが本来の役目を果たしていた以上…一酸化炭素は風船の中に入れてあった、と見て良いでしょう。
ドアに普段鍵を掛けない父親がドアチェーンを設置すること自体不自然… ならば、鍵を掛けたのもチェーンを取り付けたのも犯人…と考えるべきでしょう。 窓枠に積もった雪…犯行時にこの窓は一切使用していないのでしょう。 犯行は全て屋敷の中から行われた…11時過ぎに帰宅した政江を除く三兄弟。 時々家を訪れていた次男、自分は高所恐怖症にも関わらず梯子を使うことを提案した三男、そして長男 の言動…ベッド脇に照明があるにも関わらず、政江に指示している…鍵の存在を確認させるのが目的か… 難しいですな…お若い方々の推理に期待しましょう ピアノ線とか現場に入ってきて、すぐに目に付くと困るものがあったので照明をわざとつかないようにしていたのではと考えております。
見当違いかもしれませんが… B刑事より
「私が不審に思ったののは、既に説明した状況(=問題文)をもとに推理したもので、それ以上の質問をしたりしませんでしたよ。皆さんにも同じ条件で推理して欲しいのです。 」 >寒刑事
もう、1年近く前の事件ですから犯人はご存じなのかもしれませんね。でも、B刑事がどのように推理したのかはまだ聞いていなかったのでしょうか? >一つ石さん >>28はちょっと厳しかったでしょうか?でも、一つ石さんだけに申し上げたわけではないので悪しからず。 *********************************************** >みなさん 真相が見えたと思っても、別の考え方があるかもしれません。あくまでB刑事になったつもりで、誤認逮捕のないように…。 おっと失礼。よく考えたら推理物の本なども後から情報が仕入れられるわけでは
ないので基本的には文章のままで考えるべきでしたね。このサイトに訪れてからは 情報を仕入れながら説いていくやり方が身についてしまったようで…(;^_^A じゃあお得意の要点をだしてみますか。 時間の流れ ・11時少し前に被害者が寝室に戻る。 ・11時くらいに家政婦帰る(兄弟がそれを見ている。) 家政婦が帰る時はまだふっていたが雪はまもなくやむ。 ・11時半くらいに兄弟達も寝室へ… ・翌朝9時みな朝食の席にて被害者がこないので家政婦が呼びにいく。 色々試して寝室に侵入し死体を発見。 状況 被害者はベッドで死んでいた。 窓はカーテンのみで鍵がかかっていない。しかし門から玄関に続く足跡と現場に朝行く以外の足跡等はなかった。 ドアには鍵とドアチェーンがかかっていてチェーンは前はなかったという。 ドアの鍵は家政婦のマスターキーと寝室用の鍵のみ。 ドア脇の照明スイッチの上に寝室用の鍵がかかってあった。 物置にある梯子は二郎と三郎でとりにいき実際登って寝室に入ったのは二郎のみ。 死因は一酸化炭素中毒で死亡推定時刻は12時前後。 石油ストーブが付けっ放しで部屋は暗かった。照明スイッチを使っても なぜかつかなかった。一郎がスイッチの指示をし家政婦がつけた。 二郎がベッド脇の電気スタンドを付けた。 話の流れはこんな感じでしょうか。後は証言の嘘やら矛盾等もあるだろうから ここからおかしい所などを推理していきましょうかね。 家政婦さんがきた時の足跡があるようですが帰る時の足跡がないですねぇ… 家政婦さんの夜帰宅する足跡はまだふっていた雪で消えてしまったのか… それとも帰宅していなかったのか…歩いた跡に再び雪が積もって形跡なくなって しまうんでしょうかねぇ。消えるなら窓に侵入しても跡は消えてしまうかも しれませんが。以上独り言でした。 遅ればせながら参戦表明です
私もYossyさんは本職の推理作家さんなのでは?なんて思います 部屋は密室だったとはいえ寝室の鍵は2つ存在してるんですよね。家政婦さんが偽証してるとは考えにくいですね・・・。寝室にあった鍵の指紋は被害者のものしかなかったとの事ですが、冬ですから手袋をしていても不自然ではないし袖口でくるんで持てば指紋は付かないかな・・・。 窓の鍵が開いていた理由はもしかすると・・・? ドアチェーンを切ろうとしている事から、横向きのガード型ではなく縦向きの鎖型だと思ってるんですが、これなら密室を作ることは可能かもしれません。「明かりをつけろ」と指示した理由は・・・? うぅ〜ん、犯人は2人の内のどちらか・・・? もう少し考えてみます。 >Tさん
まとめ、ありがとうございます。ポイントは大体そんなところですね。あとは妄想をどんどん膨らませて…。 >月光さん かなり妄想、いや、推理モードに入って来ましたね。 ある部分についての謎がようやく解けた(と思う)ので、ちょっとA刑事を拝借
(A刑事にある男から一報が入る) A刑事 「ん、寒さんか何だろう、また厄介事かな・・・はい、もしもし」 寒刑事 「おうAか、お前さんに一つ確認したい事があるんだが」 A刑事 「何ですかぁ藪から棒に、手短にお願いしますよ。」 寒刑事 「ああすぐ済む。あのな、俺達は縦割り社会に埋め込まれた部品のようなもんだ」 A刑事 「・・・(突然電話してきて何の話だよ)」 寒刑事 「各都道府県の警察本部はその最たるものだな。」 A刑事 「え、ええ・・・(いよいよもって怪しくなってきたな)」 寒刑事 「事件の内容毎に班が分かれていているが、指揮系統はしっかりしているな」 A刑事 「まぁそうですね、スペシャリストってやつですか(出世でも考えてるのかこの人は)」 寒刑事 「それぞれでそれぞれの仕事をし、もしその内一つがつぶれても他で補う、そうだな?」 A刑事 「はぁ」 寒刑事 「うむ、話はコレで終わりだ、手間取らせたな」 プツン A刑事 「もうあの人に関わるの止めようかな」 こんな感じですかね 妄想してみますか。
11時過ぎに雪がやんだという事は家政婦の帰る時間に足跡を残したとしても雪の降っていた時間は短く玄関から門を含め窓等の跡を完全に消せるとは思えないが現実には跡はない。 そして跡を消せない、という前提で考えると窓の鍵がかかっていなかった点が問題になる。 犯人が密室を演出したかったのは明白、とすれば出来るなら窓にも鍵をかけておくべきだったはず。 痕跡を残さず窓から出ることが出来なかったとすれば犯人はドアから出た、あるいは遠隔殺人をした、と考えるのが妥当だろう。 被害者は鍵をかけない人だったので犯人が鍵をかけない限りは鍵はかかっていない状態だった事になる。とすれば遠隔殺人の線はない。 鍵をかけるのが犯人ならわざわざ鍵をかけた後外から遠隔殺人をする必要はないからだ。 と、なると犯人は出る時に窓の鍵を開けた状態にする理由がないので別の理由で開けておいたと考える。 すると窓からの侵入が真っ先に思いつく。 窓から侵入する理由はなんだったろうか?そう、ドアの鍵を開けてもチェーンがかかっていてと入れなかったからだ。鍵は家政婦の持っていたとされる鍵で開けた。このチェーンは元々なかったとの事。 元々あったのなら隠す必要もないので確かな情報だろう。何故こんなものをつけたのか?被害者は部屋の鍵すらかけない(家政婦しかいないようなので当然かもしれないが)から被害者の意志でつける事は考えられず実際犯行現場にこれは使われた。つまり犯人の意図だったと考える。 鍵だけならマスターキーを持っていれば開けて入れてしまうのでなんらかの意図でそれを避けた、あるいはドアが少しだけ開く状況が必要だったと推測される。 隙間の内容は暗くて見えなかったがやたら暑い、石油ストーブがつけっぱなしという異様な状態を確認出来た事。だが確認出来ただけなので先ほどの遠隔殺人がないという推理で考えるとやはり窓の侵入を促す為のものと考えられる。 何故窓から侵入する必要があったのだろう? ドアに鍵がかけられて密室に出来たのなら窓から侵入の必要はなく、ドアチェーンもそもそも必要ない。そのまま鍵を開けてドアを開ければ目の前には死体、 一酸化中毒の自殺死体が見つかって終わり、あるいは 鍵を持っていた家政婦が疑われるだけになる。 となればそれも理由があったと考えるべきだろう。 そう考えると一番自然なのがマスターキーと寝室用の鍵の存在だろう。鍵が手元等取れる場所にあったら 密室にならない、だが鍵がないと密室にならない。犯行時その鍵が使えない状況だった必要がある。 つまり家政婦が持って帰る、あるいは密室の寝室の中、だ。 となると犯行をした後犯人は寝室の鍵をを使いドアチェーンになんらかの方法を使いチェーンをかけ、ドアにも鍵をかける。 次の日窓から侵入し、ドアチェーンを開けるフリをしてドア脇に鍵を戻す。指紋は手袋、あるいは鍵の取り扱いに何かにくるんでいた、等で回避。 その方法が出来たのは二郎だけ・・・ 二郎は物置に行く理由をつける。たまたま三郎が梯子の話をしたが物置に行った時梯子を見つけたから と元々使う気だったのだろう。そして三郎が登るのを静止してまで自分が登る。しかもその時の台詞、 梯子を物置に戻しておいてくれ・・・これはその状況で出る台詞ではないですね。鍵が空いてるかもわかりませんし、まぁ犯人ならば空いてるのは知っているわけですからそんな台詞が出るかもしれません。 普通なら三郎も一緒に登る所ですがそれを静止させた、と見てもいいかもしれません。 と、妄想を膨らませてみましたが家政婦の帰りの足跡がなかった点。照明が付かなかった点の理由がどっか飛んでいってしまいました 照明は紐を引っ張って消していたので壁のスイッチは無意味だったって事で 家政婦ともう一人の共犯説でも立ててみましょうかね・・家政婦ならば掃除などもするのでドアチェーンに気づかないはずがないだろうし・・・ 一応他の推理だと家政婦が家を出る時に使ったのは実は被害者が持っているだろう玄関の鍵で昼間こっそりすりかえておいたという推理。 そしてマスターキーを使い犯行をして翌朝家政婦が来たときにまたこっそり鍵を入れ替えておく、という推理でしたが窓の侵入が必要なくなってしまうし鍵が見た目わからないかもわからないので・・ 出直してきます 不審点もいろいろ挙がってきて、推理もだんだん深くなってきているようですね。しかし、例によって深読みし過ぎに注意!
B刑事より 「そろそろ第一チェックポイントとして 1.他殺を疑う根拠はなにか? 2.他殺だとした場合、どのようにして殺害したのか? 3.どうして犯人はドアにチェーンと鍵を掛けたのか?事故死に見せかけるなら普段通りに鍵など掛けずに置いた方が自然なのに…。 という観点からの皆様の推理をお聞かせください。談合もOKですよ。 う〜ん・・・疑問点が多くてなにから考えればよいやら・・・
私も、Tさんと同じく、政江の帰りの足跡がないことが気になりますね・・・どうしてなのでしょうか・・・。 はじめまして!!Yossyさん。
点けっぱなしの石油ストーブはカモフラージュで寝ている時に中毒死したと思わせる犯人のトリックで、本当は何かちがう物で殺したと言うのは他の方からの推理で分かりました。 ここからが僕の考えですが・・ 部屋の電気は予め点かないように細工しとき、何らかの理由で被害者が寝ているところを起こされて部屋の入り口付近で一酸化炭素を吸わされその場で死亡。死体はベッドに戻した。 ここで窓のカギを開けておく、その後部屋にあったカギで通常どうり部屋から出て表向きの密室完成!! そして朝になり予め開けておいた窓から梯子を使って侵入し電気スタンドにカギを掛けドアを開け何事もなかったように合流。 これが僕の考えた密室トリックです。 そしてこんなことが出来るのは 梯子で侵入した次男だけです。 と言うのが僕の推理ですが・・・・・・ 何かがおかしい気がします。 1、石油ストーブの不完全燃焼1時間半ほどで中毒になるのはおかしいと考えた。
2、風船のものを使って。 3はドア、鍵、チェーンなどの密室トリックが分からないので考え中です。 翌朝9時に政江が「声を掛けても返事がありません。ドアが開かないしどうもいつもと様子が違います。」とドアが開かないと分かっているのに、なぜマスターキーを持っていかなかったのか。また「ドアが開かない」と言っているだけで「ドアに鍵が掛かってて」とは言っていないので鍵以外の方法で閉まっており鍵は開いていたのではないか。「ガチャ、ガチャ!」と鍵を2回音がしていることからも閉めて開けたのではないか。とまぁいろいろ考えているところです。 難しいなぁ… もし、チェーンがなく鍵だけがかかっていたら。
↓ 自殺あるいは唯一マスターキを持っている家政婦が疑われる。しかし、今回は前まではなかったチェーンがついていた。よって、もし殺人であった場合疑いは全員に均一にかけられる。(何か決定的なアリバイなどがない限り) という点で考えると、チェーンは家政婦にとって都合のいいときに取り付けられているように思える。 もし、3兄弟誰かが犯人だとしたら、チェーンをつけ自らのへの疑いを濃くするのは得策ではないような… それに、鍵すらかけることのない覧男がチェーンをわざわざ取り付けるはずはないと考えられる。 普段は覧男と家政婦しかいない家で覧男がチェーンをつけたのでないとすれば、家政婦しかつけることはできないし…(犯行時につけたのでない限り、また、たまに来る二郎がつけた可能性もないとはいえないが) まぁ、チェーンだけでの部分で考えるとこんな感じに妄想が膨らんでしまうんですけど、、、 まだまだ、無視するわけにはいかない要点がいくつかあるので、その辺を踏まえてもう一度考えます。 では、事件の解決に当たったB刑事とA刑事のやりとりを聞いてみましょう。
**************************** 「他殺の疑いですって?」と同僚のA刑事が声をあげた。 「どうしてです?」 「おかしいと思わないか?普段は消して寝るストーブがつけっぱなしになっていたり、鍵など掛けたことがないというのに昨夜に限って鍵を掛け、おまけにチェーンまで掛けるなんて。いかにも『密室でござい。』っていう感じがしないか?そもそも家も中の部屋にドアチェーンをつけるなんて気に入らん!」 「うっ、推理小説の読み過ぎじゃないですか。でもなにか危険を感じて用心したのかもしれませんよ。」 「いや、覧男は上機嫌だったと言ってたろ。危険を感じていたなんてことはないと思うよ。」 「でもそれだけで他殺とは…。」 「いやそれだけじゃないんだ。」 「じゃ、他に他殺と思う根拠があるんですか?」 「そう、いくつかあるんだが…。まず、ストーブだ。」 「ストーブ?」 「覧男は寝る前には必ずストーブを消す習慣があった。だとすると、ストーブは覧男がつけたのではなく誰か他の者がつけたと考える方が自然だろ。そして、それは覧男が寝た後、つまり早くても11時以降ということになる。」 「たしかに…。それで?」 「死亡推定時間は12時前後。あんな広い部屋で、たった1時間程度で一酸化炭素中毒になると思うか?俺にはとても事故死とは思えないんだよ。」 「なるほど、実験してみればはっきりしますね。とすると一酸化炭素中毒というのは…?」 「考えてみろ、ここは科学者一家だぞ。大学の研究室なら一酸化炭素の入手も可能だろうが。」 「ま、それも調べてみなければ何ともいえませんが…。で、そうだとしてどうやって?」 「俺は供述に出てきた風船が怪しいと思っている。一酸化炭素は空気より少し軽いからそれが入った風船が他の風船と一緒にふわふわ漂っていてもおかしくない。」 「なるほど〜。そんなことよく知ってますね。で、その一酸化炭素の入った風船を使えば一酸化炭素中毒を偽装できるってわけですね。」 「まあな。」 「でも、そんな風船はとっくに処分してしまっているかもしれないし、証拠の発見はむずかしいんじゃないですか?」 「証拠はかならず見つけてみせるさ。」 ************************* ということで、1と2ははるっちょさんが正解です。 1については>>9でひでぽんさんが、2については>>19と>>23ではるっちょさんとたいふさんが指摘していますね。 3については>>43の「もし殺人であった場合疑いが全員に均一にかけられる」のを防いだというMTLさんの考え方が一番近いです。 今のところ>>37のTさんの綿密な推理をはじめとして、二郎犯人説が有力なようですが、まだまだ疑問点は残っているはずです。果たして真相は? ん〜やはり二郎犯人説か一郎&家政婦共犯説のどっちかしか
思いつかないや… 照明が何故つかなかったかによるんですがそれも他殺の根拠になるかもしれませんね。 紐で消していたとかじゃないなら照明がつかない部屋で鍵かけてストーブ付けて寝るなんて不自然すぎですからね。 富士五湖は私も家から車で2時間も走れば辿り着きますね。夏は山中湖で ジェットで遊んだりしましたよ 一人一人の推理にレスをつけるのが難しいのですが、決して無視しているわけではありませんので悪しからず。
Defective Humanさん、レイさん ↑の通りなので悪しからず。ご自分の推理は、他の方の推理を見て修正していってください。 ************************ 第二チェックポイントは 4.犯行の機会があった者の洗い出しです。 犯行が可能だった者、不可能だった者(もしいれば…)を、鍵の扱いも含めて洗い出してください。 犯行が不可能、というか犯人から外れるのは三郎でしょうか。
だって犯行現場に関わってない… ドアに近づいてないし外にでたのも結局梯子に登ってない… なんとなく雪に跡が付いてなかった証明をする為だけにいたような…(笑) 家政婦の帰りの足跡がなかった件と帰る時に雪がふっていた発言が 気に掛かりますね。状況からすると玄関から帰った形跡がないわけですからね。 帰ったふりをして鍵だけかけておいてどこかに潜んでいた。すると一郎が出る所を見た 発言が偽りになる。偽りじゃなかったとすると玄関からでてその場で寝静まるのを待ち再び侵入ですが それだと雪が止むのを理解するはずだから帰りの足跡が付いてない理由と反する。 やはりどこかに潜んでいて二郎と三郎は玄関に鍵だけかかっていたのを確認した と考えた方が自然な気がします。チェーンは家政婦が鍵を持っていたから怪しまれるので それのカモフラージュをかねていた。潜んでいて雪が止む時間がわからなかった為いざ外を見たら雪が やんでいて帰りの足跡に雪が積もらない不審を恐れて後ろ向きに戻りその足跡をたどってまた玄関に移動した。 なんとなく辻褄があったような気がします。別の場所に帰りの足跡があったらそれこそ不審ですよね。 とりあえずその点だけ。 三郎を簡単に除外してもいいものでしょうか?
「家政婦の帰りの足跡がなかった件」については、「まだ降っていた雪に消された」と考えて下さい。(そんな短時間で消えるはずはないというツッコミはなしで。 ) 家政婦にも犯行は可能だったというのはOKです。 可能性をすべて洗い出し、それを否定していく…消去法ですね。 Yossyさん
なるほど。帰りの足跡は雪で消えた、という事ならば少し、いや結構?疑問が 解消されますね どう推理しても重要なポイントと思える部分を犯人がやる必要がなくなって しまっていて自分は迷走していました。おそらく犯人は必要だからこうなったと 考えます。 遠隔殺人の可能性も0じゃないんですよね…照明が付かなかった理由も含めて もうちょい考えてみましょう。 ようやく問題全文読む暇ができました。
家政婦の足跡が消される程に雪が降ったならば、逆に考えると、前日の内に犯人も下準備が 可能だったのかもしれませんね。例えば梯子を掛けておくとか・・・ ひっそりと参加していければいいなぁとおもっています。 ん〜ちょっと失礼かもしれないんですが聞いておきたい事が…
雪で帰りの足跡が消えた、でよろしいんでしょうか? 帰りの足跡もあったけど文に書き忘れた、という事ではなくて… そうなると私は家政婦をすくなくても実行犯から除外する事になります。 短時間で足跡が消えたとしてもさすがにそのまま窓に行き犯行を行い準備をして 窓からでて帰る、では短時間も何も雪がふっていない時間に帰る事になると思うので。 同時に潜んでいた件も雪がふっていなかったら帰りの足跡は消えてくれません。 つまり家政婦は11時に確かに帰ったのは間違いなくその時の犯行には関われなかった、と 考えられるので。まぁ私的には家政婦が帰ってくれた方がおもしろいんですが…(;^_^A >123さん
お忙しい中、ひっそりと参加ありがとうございます。 >Tさん 家政婦の「昨夜帰るときはまだ雪が降っていました。」という証言は「帰りの足跡は雪で消えてしまった。」ことを示すためのものです。断じて「帰りの足跡もあったけど文に書き忘れた、」ということではありませんぞ! だからと言って、Tさんほどの名探偵なら「家政婦にも犯行は可能だった。」ことは容易に推理できると思いますが…。 うぅ〜ん、難しいですね
犯行の機会・・・。殺害と照明・密室の細工、証拠品の回収の機会も考えてみましょうか。 照明は何故・いつから点かなくなったのか?真っ暗な部屋に戻ってきたら電気スタンドではなく壁のスイッチで照明を点けると思うので、点かないよう細工がされたのは犯行後ですよね。被害者に気付かれてしまいますから。犯行後に照明の細工と密室の細工をしている事になりますね・・・。ずいぶん余裕があったようですが、帰ったと思われてる家政婦さんがごそごそ細工をしている所を3兄弟に見つかってはまずいような・・・?それとも誰か共犯が・・・? 証拠品の風船回収はいつ行われたのだろう?犯行後か発見時か?発見時なら一番最初に現場に一人で近付いた家政婦さんなら出来そうですね・・・。 迷走中です・・・ ははは・・・名探偵ではありませんよ
どうも足跡の件に関しては解釈を聞き違えたようです。 容易・・ですか。容易どころか7時に家政婦がきてマスターキーをいつもの所に置いておき9時まで誰もが持ち出し可能だったなら犯行は誰でも出来るような考えもあったりするんですが・・ 推理じゃない部分で考えてる所がありまして・・ 今は迷走しとこうかと思うので他の人の推理待ちしときます >寒來さん
そうです。家に向かう足跡から政江も犯人候補に入れて欲しかったんです。 >月光さん 様々な疑問点をすべて合理的に説明できたときに真相が見えてくるものです。だから私はクリスティのポアロ物が好きなんです。今や古すぎるなんて言われそうですがね。 >Tさん 部屋に鍵は掛かっていなかったのですから、結局全員に犯行の機会はあったということになってしまいました。 *********************** とすると「どうして犯人はドアにチェーンと鍵を掛けたのか?事故死に見せかけるなら普段通りに鍵など掛けずに置いた方が自然なのに…。」、「どちらの鍵が使われたのか?」という疑問に戻りますね。 *************** 「じゃ、他殺だとすると犯人はどうやって寝室に出入りしたんでしょう?」 「問題はそれなんだが…。お前はどう思う?」 「どう思うって…。言い出したのは先輩なんだから。」 「まあ、そう言わずに考えてみろよ。素人の考えも参考になるかもしれんからな。」 「し、素人って!。……。」 「じゃ聞くが、他殺だとした場合、どうして犯人はドアにチェーンと鍵を掛けたんだと思う? 事故死に見せかけるなら普段通りに鍵など掛けずに置いた方が自然なのに…。」 「それは、覧男自身が内側から掛けたのであって、誰かが外から入ったのではない。つまり完全なる事故死だと思わせたいからでしょ?」 「そうだ、鍵は部屋の中にあったのだからな。とすると犯人はマスターキーの存在を知っていたことになるだろ?」 「ん…、どうしてですか?」 「マスターキーの存在を知らなければ、『部屋に鍵が掛かっていて、その鍵が部屋の中に残っていればその部屋は密室だ』と考えるだろ。だから密室を偽装するにしてもチェーンなど掛けなくても、ただ鍵を掛けるだけでいいはずだ。しかし、逆にマスターキーの存在を知っていれば『たとえ部屋に鍵がかかっていても、必ずしも内側から掛けられたとは限らないから密室ではない。密室構成のためにはチェーン掛ける必要がある』と考えるだろう。つまり、部屋に鍵とチェーンが掛かっていたいたということは、マスターキーの存在を知っている者の犯行ということになる。」 「なるほど、とすると一番怪しいのはマスターキーを所持している政江ですかね。」 「でも政江は11時には帰宅したんだぞ。」 「うーん、だから帰宅前に一酸化炭素の入った風船をもって覧男の寝室に行き、ストーブに火をつけて、何らかの方法で12時頃に中毒死するような仕掛けをして、マスターキーでロックしたんじゃないかな。覧男は酒に酔って寝込んでいたから気づかなかったとか…。」 「おいおい、そんな仕掛けがあるなら教えてもらいたいもんだな。それにドアチェーンはどうやって掛けたんだ?」 「あ、そうか。なにかうまいこと言って覧男に掛けさせたんじゃないですか?」 「ったく〜、覧男は寝ていたと自分で言ったばかりだろ。」 「じゃ、こういうのはどうです?政江は玄関を出ると物置から梯子を持ちだして寝室の窓から侵入した。ストーブの火をつけ、覧男を殺害し、ドアにチェーンを掛け、内側からロックし、また窓から出た。まだ雪は降っていたのだから足跡は消されてしまいますよね。」 「死亡推定時間は12時前後だから、それは時間的に無理だな。それに12時には雪はやんでいたんだから、帰るときの足跡は残るはずだ。」 ドアチェーンについて考えると、すぐに部屋に入られるとまずい何かがあるって事でしょうか。
今まで浮上していなかった三郎君なんかを見てみると、何か部屋に入ろうとする意識が薄いような気がしてなりません。 カッターより高いところがダメにも関わらず梯子を進める辺り、カッターが使われると何か都合が悪いとか? もしくは、窓から入らないといけない理由があるのでしょうか。 例えば窓枠の雪を落とすためとか、部屋に少しでも一人っきり(被害者除く)でしたい何かがあったのでしょうか。 まぁこれくらい妄想して今日は寝ますかね と思ったらYossyさんが更新を 別視点から見たドアチェーンの考えは捨てましょうかね B刑事が「考えてみろ、ここは科学者一家だぞ。大学の研究室なら一酸化炭素の入手も可能だろうが。」と言っていることから政江さんの単独犯はないと考えておりましたが、マスターキーの存在を知っている政江さんもまたまた怪しくなってきました。ふりだしに戻って考えます。
うわ、今頃になってこんなにおかしな発言に気付くとは。取り合えず「一郎が犯人」ということに留めておきます
と思ったけどチェーンと照明についてだけ追記を チェーンは部屋の外から掛けたもので、部屋の外からでも掛けられるタイプかチェーン自体を長めにしたものを使用 そしてチェーンをいじる振りをしてこの時鍵をスイッチの上に掛けておく もしチェーンを長くしていた場合は、自分が扉に張り付いている事で外からでも外せることに気付かれる心配がない もし次郎が犯人だと、チェーンは外からは掛ける事のみでき外せないタイプのものを使用したことになり 部屋専用の鍵はチェーンを外した時に掛けたと推測される。政江はマスターキーを持っているので部屋専用の鍵は掛けたまま 三郎に関しては、部屋専用の鍵を掛けるチャンスがないこと、マスターキーは政江が持って帰ってしまうので 朝に政江が持っているマスターキーを使って鍵を閉めるという行動自体が困難であるという理由で白と判定 次に照明が点かなかった理由は、予め分電盤の(覧男の部屋につながる)配線用遮断器を切っておいた為 ただし、照明系統とコンセント系統の二つに分かれている場合があり、今回は照明系統だけ切ったものと思われる そして、政江にスイッチの上に掛かっている鍵を確認させるためにスイッチをつけるよう促す これなら電気が消えているだけで十分だが、問題はストーブを付けっぱなしの部屋でしかも換気が十分にされていないと 空気中の一酸化濃度が高まるという事。 この状態でスイッチをつけると、通電した時に引火する可能性があるので安全の為に切っておいたものと思われる 一酸化炭素は空気と混ざると引火爆発しやすくなるので、科学者一家ならその事を知っていてもおかしくはないはず この点から言えば政江も容疑者から外してもいいといえる そして焦点は「マスターキーの存在を知っていたのは誰」という事になりますかな 私の持っているものを全て吐き出してみました。なんだかスッキリした感じになりますな だんだん確信に近づいた気がしますね。Yossyさんのコメントを見なおしたら
色々書いてあるじゃないですか(;^_^A ちなみに寒來さんの推理のチェーンが長い等なんですが簡単に外からあけられるなら 警察も密室だと考えないと思いますよ。壊してわからないように したならともかくチェーンはそのまま残ってますから。私も犯人が用意した チェーンだからトリックをあらかじめ用意してあったという前提で考えてましたが 推理じゃない部分で気になっていたのは実はそこもありました。 一つは鍵の詳細です。ドアの鍵の内側の構造は説明されていたがチェーンはあるだけで どんなものか説明がされてないんですよね…かといってトリックで鍵をかけたと 考えるかというと流れ的にマスターキーや寝室用の鍵等細かく説明しているんで 鍵を使わないで鍵をかけたトリックを考えるより鍵の存在の方が重要なのでは…と。 まぁその辺の私の考えは今は伏せておきます。 >そうすけさん
妄想、別視点、大歓迎です。どんどん披露してください。 >はるっちょさん 今は「犯行機会の洗い出し」です。細かいことは気にしないで…。(そんなことはない?) >寒來さん >部屋の外からでも掛けられるチェーン こういうタイプがあるんですか?これではドアチェーンの役目は果たせないような。 >チェーン自体を長めにしたもの これも見ただけでバレバレですね。 >チェーンは外からは掛ける事のみでき外せないタイプのもの これもこういうタイプが本当にあるんでしょうか?本問のチェーンは外からは掛けられません。 >予め分電盤の(覧男の部屋につながる)配線用遮断器を切っておいた 「照明は何故・いつから点かなくなったのか?」については>>55の月光さんの考えが正解です。要するに照明の細工は犯行後ということです。 >換気が十分にされていない >>23でたいふさんが見破ったように「石油ストーブが本来の役目を果たしていた以上」酸欠の状態にはなかったのです。 Yossyさんのコメントを総合するとやはり… 消去法で洗い出しってのがそこだと確信しているのですがどうなんでしょうね。 つまりは鍵をかけられたのは誰か? さぁみなさん推理して下さい\(^O^)/ 私の推理ではその犯行状況でどこまで兄弟、家政婦が確認する事が出来たかが ポイントだと考えてるんですが違ったら考えなおしです。 ひでぽんさんが帰ってくるまで凍結しようかなと考えてますがいくつかある
犯行ネタのうち一つを披露しましょう。 二郎三郎犯人説 12時に犯行をしストーブ付けて鍵はとりあえずほっておく。あるいは寝室用の鍵をかけておいてもよい。 朝家政婦が家に入ったら行動開始。犯行現場にいきドアに鍵をかけあらかじめ用意した梯子で窓から脱出。 これで帰りの足跡と窓の跡のみでクリア。家政婦が足跡を発見する事もない。そして みながドアにかけつけ鍵がかかっていてあかない。二郎と三郎が外へ。梯子をかけて二郎が登る。 三郎は帰りの足跡のためにその上を通り玄関へ。 二郎は窓から侵入する前に雪をどける。カーテンがかかっているので雪がどうなっていたか家政婦と 一郎は判断出来ない。そしてチェーンをあけ中に。 あれ?照明付かない理由は? なるほど、二郎と三郎の共犯説ですか。
しかし、窓から入ることになったのは一郎が「何かチェーンを切るものはないか?」と叫んだことがきっかけでしたね。つまり、もし一郎がドアを蹴破って入ったりしたらこの計画は成立しないことになりますね。 それに、足跡をなぞるというのは、もはや現在の鑑識の目をごまかすことは困難でしょう。 私は、三兄弟の共謀、或いはそう思わせて、政江の単独犯行、三郎の単独犯行の三択に絞ってみました。
推理小説では基本的に単独犯行を旨としていますので政江/三郎単独犯がより疑わしいのですが・・・ まずは、三兄弟の共謀説を・・・ もし、一刻も早く父親の安否を確認したければ、一郎は「何かチェーンを切るものはないか?」などと言わず、 ドアを蹴破って入っていたでしょう。更に二郎、三郎も一郎が「何か切るものは?」と言った時に、「それより もドアを蹴破った方が早い」と指摘したでしょう。また、カッターで切る選択をした二郎に、高所恐怖症の三 郎が梯子の使用を促したことは大いに疑問の余地が残るが、倉庫から部屋に戻りカッターで鎖を切るより、窓 から侵入した方が早いと判断したとも考えられる。 この3人の一連のやり取りは、政江に意見を差し挟む隙を与えていない。 部屋に入った後も、政江を極力死体に近づけまいとしているように見える。 ここまでのそれぞれの役割は・・・ @一郎と政江2階のドアの前で待つ。(一郎は政江をドアに近づけさせない為の抑え) A梯子を取りに向った二郎と三郎 二郎は、2階に昇り寝室の鍵を元の場所に戻し、凶器(風船?)を下の三郎に投げ落とす。 三郎は梯子と共に風船?を倉庫にしまう(証拠の隠匿) B二郎はあたかも今2階に到着したように装い、2人を迎え入れる。 C政江に鍵の存在を確認させる為、一郎が照明の点灯を指示。(政江をベッドに近づけさせない狙いもあったか?) というような流れ・・・ではなかろうか。 (照明が切れていたことは不明だが) 外から掛けられて、外からは外せないタイプのチェーンは売っております
>本問のチェーンは外からは掛けられません という事なので、掛けて窓から出たか掛かっていたのではなく留めてあっただけってことかな 因みにチェーンを長くするというトリックはTVでも放映されたサスペンスものにも出てきました(その時のは2倍の長さでした) 勿論、今回のような状況では明らかに長いのはアウトなので、多少長めで見た目には外から掛けられるほど長いとは思えない 程度だと考えていました。 念には念を入れて警察到着前に短くしておくかもしれませんが、それならいっそ切らした方が良かったんですな 照明が点かなくなった時を示した「予め」は朝の騒動の少し前だと考えているので、基本的に犯行後と思ってます まぁそうでなければ覧男が気付いてしまうかもしれないので ストーブに関しては、通常運転=酸欠状態ではないということにはなりそうですが それはストーブの検知できる範囲であって、天井付近には一酸化炭素が充満していたと考えてもおかしくはないかなぁと (この場合の一酸化炭素は通常運転時に僅かに出ているもので、不完全燃焼以降に発生するものではありません) 犯行後に直ぐ点けて9時間も運転をしていたとして、ドアをあけたらムッとした空気が流れていたわけですから 換気不十分ならありうると思います。 20畳もあれば天井も高いでしょうし、部屋全体があったまった程度では、床付近で酸欠とはならなかったと言う事で これが理由じゃないとしたら何故に照明系統だけ消えてたんでしょうかねぇ 天井辺りに見つかってはいけないものがあったのかな −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・チェーン チェーン=掛けるものと思い込んでいましたが ドア枠にチェーン金具をつける→チェーンを鎖受座に掛けドアに留める→外に出てからチェーンの端をチェーン金具に取り付ける 物理的には可能ですが、所謂考え過ぎってやつですか これまでのみなさんの綿密な推理で、単独犯説から兄弟3人共犯説まで、犯行機会の洗い出しはほぼ完了しました。
(一つ一つにコメントしていると正解を示すことになってしまうので、ここでは諸説に対するコメントは控えます。もう、コメントしちゃったものもありますが…。 ) では、第5チェックポイントです。 犯人を絞り込んでいくためには、他の犯人説を否定しなければなりません。「それは違うと思うよ。」という根拠を示して、自説の正しさを証明してください。 ********************** たしかにQ148で外から掛けるチェーンが話題になっていますね。全く忘れていました。しかし、ここでも「チェーンが外から締められるなら、密室ではなくなってしまいますよね。」と言われています。 今夜まで来られませんので、第5チェックポイントのクリアについてごゆっくりお考えください。 ひでぽんさんが帰ってくるまで正解でないか不安になってきました(;^_^A
まぁ関係ないのですが一応一郎が犯人じゃない可能性で考えるとチェーンを蹴破って侵入は 発想にでない事をあげておきましょうか。一郎がドアを手前にひいて鍵が かかっているのを確認した事からドアは手前に引くタイプのものという 事になります。そうなるとあけ方はドアノブをひっぱるか隙間に手をかけてひっぱる事に なります。そうなるとあまり力をかけられないので道具が欲しい、という発想も おかしくはないと思いますよ。 帰ってきましたがちょっと多忙気味だったり。
>Tさん 私もちょっと手詰まり気味です。 あまり期待しないで下さいね。(笑) これは得意の(?)勘なのでアレですが、先にトリックを解明した方が早道なのでは? それが解らないと絞り込みも何も・・という気が。 トリック的な一番の謎はコンセント式の明りが点いたのに部屋の明りが点かない事ですね。 つまり電気(ブレーカー)は生きてる訳で、何らかの影響で部屋の明りは電球が切れてる(もしくは緩められてる)のでしょう。 皆さんの意見をざっと見させていただいて、一番ピンと来たのはドライアイス、風船でしょうか。 ストーブで解凍を早めつつドライアイスが解けると風船が割れ、一酸化炭素が出る。 状況的に良さげです。でもそんなに充満させる為にはどの位必要なんだろう? でも実は「風船」なんて単語が何処から出てきたのかが一番不思議だったり。未だそれすら見つけられてません。 なるほど、トリック・・・ですか。
流石は殿堂入り名探偵ひでぽんさんですね。 私は殺害方法は犯人が自ら手を下した・・・と確信しています。遠隔殺人、時限式トラップの線は薄いと・・・ 20畳もある部屋を充満させる一酸化炭素量・・・風船に入れたとして何個分になるのでしょう? それよりも、直接吸入させる方が量は少なくて済む。 (風船1〜2個分もあれば十分か?) それに、ベッドの上でまるで眠っているかのような死に姿・・・美し過ぎます。 普通なら、もがき苦しみ助けを求め・・・窓を開けようとするなり何なりしてベッドから落ちていても・・・落ちず とも乱れがあって然るべきだが、それが無い。 つまり犯人は直接、被害者に風船に仕込んだ一酸化炭素を吸入させ中毒死に追い込み、死後ベッドに横たえ、 就寝中の事故のように偽装した。 その後の密室工作(チェーン)ですが、犯人は止むを得ずチェーンを設置したのではないでしょうか。 犯人に誤算が生じた・・・止んでしまったのです。足跡を消してくれるはずの「雪」が・・・ これにより犯人は、窓からではなく、ドアから出ざるを得なくなった。密室を作りたいが自分も外に出なくては ならない・・・そこでドアの外側から掛かった状態のチェーンを取り付けた・・・取り付けるだけなら腕が通るわずかな 隙間で十分。チェーンを取り付け、鍵を掛ける。 照明を点かなくしていたのは、鍵掛けがスイッチの上にあった為・・・暗がりなら鍵の存在を確認できない。 仮に長男がドアを蹴破っていても部屋が暗ければ・・・ (鍵を元の位置に戻す時、スイッチを入れるふりをして) とした時、犯行を実行出来るのは・・・最初に被害者寝室に入った二郎が最も有力。窓の鍵が開いているかどうかも 分からないのに、梯子の片付けを指示した不自然さも窓に鍵が掛かっていないことを初めから知っていたから・・・ 鍵を所定の位置に戻すことが最も早く出来たのは二郎。 チェーンを外す際に・・・ 一郎と政江は二郎がドアを開けるなりベッドに駆け寄っていてこの時点で戻すことは不可能。 更に、ベッド脇に照明があるのに指示を出している・・・一郎は、この部屋の何処に何があるのかを把握していない。 政江がスイッチを入れたときに鍵があったという証言が本当ならば、二郎以外に鍵を戻す事が出来る者はいない・・・ (この時部屋に居なかった三郎は論外) あら?考慮に入れていなかった二郎単独犯説が・・・ このあたりが「迷探偵」たいふたる証ですかね ひでぽんさん
本当に多忙なようで…風船の話は誕生日のお祝いの時にぷかぷか漂っている 描写があるから連想した形ですね。ドライアイスはないですが。 さて、消去法で、という事なので鍵の件をちょっと。 発見時本当にかかっていたのか?つまり一郎犯人説になるわけですが鍵の方は家政婦が一度 確認しているからかかってないふりは無理です。そして家政婦と共犯だった場合家政婦がマスターキーを 持っているのでかかってるふりは必要ありません。つまり間違いなくかかっていた、 で問題ないでしょう。次にドアチェーンなのですがこれは目視出来るので 難しい所ですね。状況が完全にわからないので細かい所はあれですが仮に可能なら一郎と二郎は確実に 共犯になります。そしてドアから覗いている家政婦も気付かないのは難しい(それなら覗かせなかったはず) なので共犯になる。ちょっと気になるのはドアから一郎と家政婦が覗いてる状態で チェーンを外してるように見えるんですよね…チェーンは閉めた状態じゃないと あけられないので…まぁこれは描写がないだけで閉めてあけたで問題ないので。 それ以外ならばこの二つは犯行時は確実にかかっていたとみて問題ないでしょう。 つまりこの3人あるいは4人が共犯じゃない限りチェーンと鍵は確実にかかって いた… おぉ書き込んでいたらたいふさんの書き込みが。実はチェーンの取り付けに
関しては私も考えていた部分でした。その方法もふまえた上でなんらかの方法で ドアをかけて、と称していたんですね。ただ朝マスターキーが引き出しにあれば全員が 可能という事が気にかかってたんですよね。でも家政婦さんに犯行は可能だったというYossyさんのコメント、つまり 一度帰ったが雪が止んだ後また訪れて殺せる、という状況を満たさなくてはならなくなったため 窓からの犯行は今回はなかったわけです。そして被害者もかけてないとすれば 家政婦が犯行を行なうにはチェーンを外からかけて 脱出しか考えられないわけです。犯人はなぜドアチェーンだけじゃなくて 鍵までかけたのかが理解出来なくて悩んでいたんですが… そうなるとマスターキーを持っていた家政婦、鍵をドアにかける事が 可能そうな二郎と一郎なわけですが室内で手袋を付けているとは思えないし チェーンに手を伸ばして外そうとする動作に何かにくるんでかけるのも 難しい。それなら開けてもらった後に真っ先に明かりを付けるふりをして 鍵を戻した方がいいのですが家政婦にやらせている… 途中ですがこの辺までで。気を付けた方がいいですよ。私は難しい事件を簡単に、 簡単な事件を難しくする設定なので迷走は大好きです このコメントを見た後私の今までのコメントを見ればわかるかも。 窓の外にでるトリックは使われてないと考えているはずなのに そういうネタを出したり…私の推理は本心と建前を同居させる迷探偵です ひっそりと、独り言を
二郎の行動がどうも気になってきましたね。最初に部屋に突入したのが二郎さん。 彼はなぜ、まず照明を点けなかったんでしょう? 雪景色の中から急に暗い部屋に入った場合なんかは、特に目が慣れるまで時間がかかります。 まして、チェーンロックを外す等の作業をするならば尚更・・・ まさか照明が点かないことを知っていた・・・? >>71
>しかし、ここでも「チェーンが外から締められるなら、密室ではなくなってしまいますよね。」と言われています。 >>62でも言われている通り、確かに掛ける・締めるはできないという事なので>>69の文末『・チェーン』で 『予めチェーンを掛けて取り付けた』としたわけです しかし、あの問題ではまさかあの方法でしかも実際にご自分で確かめたと知り、思わず驚きと笑いが(笑 さて、今回は簡潔に第5チェックポイントです ・覧男の部屋のドアの鍵を開ける時、真っ先に「鍵は無いか?」と一郎が叫ぶ 初めに見に行った政江も「ドアが開かない」とわかっているので一郎と同様「鍵が掛かっている」と思っても不思議ではない それなのに政江はマスターキーを持って来ず、一郎に聞かれるまで行動しなかった。 >>29でも書いた通り「気が動転していた」と言われればそれまで ・ドアを開けた後にチェーンが掛かっていることを知り一郎が「チェーンを切るものはないか?」と聞く(よく見たら一郎自身はカッターと言っていない) 蹴破る事も出来たかもしれないが、可能性の否定として2点 1.ドアが手前に引くタイプだったから 2.頑丈そうなチェーンがしてあったから そこで「だめだ、チェーンが掛かっている。お父さん、お父さん!」一郎が叫ぶ チェーンは頑丈な金属製の鎖で簡単には切れそうもないので、ドアの隙間から手を突っ込んでチェーンを外そうとするが外せない そうして「何かチェーンを切るものはないか?」と一郎が叫ぶ この流れからだけ行くと「現状でのドアからの進入を諦めさせたかった」と取れるので、次に『道具』が必要と思わせ 『物置』に意識を向けさせたかったのではないかと思う。理由はそこに梯子があり、やがて窓からの侵入へと促すため ・二郎侵入後 二郎が窓から入るのをドアの間から一郎と政江が見ている 「早くチェーンをはずせ!」と一郎が叫び、ドアに駆け寄った二郎がドアチェーンをはずしてドアを開ける 窓を開けてからドアに駆け寄るまでの行動を一郎と政江の二人に見られているのでおかしな行動は取れない 部屋が多少薄暗くても、窓からの光、ストーブの灯り、ドアの隙間から入る明かりですぐに駆け寄る事も その一部始終を外から確認することも可能であったと思われる とすると、「ドアの隙間から覗いたら見える窓」からの侵入ということは、この侵入からドアに駆け寄る間に 何かしらの作業をしようという意図が見て取れないので、証拠品は「無い」か二郎は犯人ではないかの2択に ドアに駆け寄った後にチェーンを外すために一旦ドアは閉めるので、その時には出来る可能性(専用鍵を壁に掛ける)もあり それを見られない為に三郎には梯子を片付けるよう指示したとも考えられる ・一郎と政江が部屋に進入後 一斉に覧男の傍に駆け寄った後、一郎が「電気をつけろ!」と叫び、政江がそれに呼応してスイッチに駆け寄る (ここの『叫んだ』だけ台詞に『!』がついてないので勝手に付けてみたり) この時にスイッチの上に部屋専用の鍵があったというのは政江の証言だが 政江が犯人だとしても鍵は掛けっぱなしにしておくので、この内容は信用しても良い事に スイッチが点かなかったのは>>60で書いた通り分電盤を操作、そして窓の鍵を開けておいたのは犯人の考えすぎのミス 首尾一貫して一郎が指揮を執り、皆を先導しているわけですが、典型的な『長男』だからという可能性もあり 犯人も身内ならそれが分かっているので、そこまで見越したとも考えら得なくは無い その中で積極的な行動がされていないのが政江、『部屋』に関わる機会が少なかった三郎ではどうしても 今回のような『流れ』にはならなかったようにも思われる やはり『流れ』を作った一郎がもっとも怪しく、次いで二郎と言うことに マスターキーの存在を知っていたかを伺えるような発言としたら『合鍵は無いのか?』くらいなもので 部屋の照明を点かないようにしていた点に関してはまったく思いつきませんね 天井に証拠品が行っちゃってそれを見つけられたくないとして、何時その証拠品を回収したんだってことに まぁぶっちゃけちゃうとぼつになったアイディアとかもなんとなく公表したかったり混乱を促したりしたかったり理由は色々ですが
寒來さん 二郎が窓から侵入する時からドアに駆け込む時までは 確かに目視されてますが先ほど私の考えの一部に チェーンを中から外す時も一旦ドアを閉めないと 外せないですよね。つまりドアチェーンを開けている 動作の時は二郎以外に中の状況を知る事は出来ないってのは面白い考えでしょうか? その時に鍵を置く事は出来ますもんね。 ・・と話がそれたので追加。 Yossyさんが家政婦は犯行が容易だった、という点は どう考えます? 二郎三郎犯人説なんですがけやぶるに関しては手前に引くタイプだった事でクリアして 足跡に関しては家政婦が来た後三郎が外に出てあらかじめ用意していた梯子に登りチェーンと鍵を閉める。 そして窓から再び降りて玄関に帰宅。その後発見時に二郎三郎が二人で下に行き三郎は外に出ない、二郎は梯子を使って窓に登り窓を開ける。これで三郎の往復の足跡、二郎の片道の足跡の件はクリアできますね。 照明が付かない理由とか無視ですが可能だった、という事で・・・ >Tさん
そうですね、鍵をスイッチの上の(多分)金具かなにかに掛けたという可能性は少し前に追加しておいた通り、あったと思います 「家政婦が容易に」と言う点に関しては、一酸化炭素をどこで手に入れるかと言う時点で少し困難な気も それは無視できるとした場合、もし政江しかマスターキーの存在を知らなかったとしたら、鍵は掛けないのが普通かなと ストーブ以外の工作をしなければ、ただ点けっぱなしにしたストーブの所為で一酸化炭素中毒になったと成るわけで 事情聴取された時も「きっと寒かったので」だけで済んだはずですな 詰まり、政江が犯人の場合、政江以外にもマスターキーの存在を知っている人物が居て、それを政江が知っていた また政江以外の誰かが犯人の場合、マスターキーの存在を知っていたから、態々チェーンを付け鍵を掛けたんではないか と>>57でのA・B刑事の遣り取りにもある『流れ』ですかね >>57の要点は 政江が犯人なら鍵を掛けたりチェーンをしたりと密室を意識する事はしない 故に政江以外が意図的に密室を作ったと言う事、かなと 5年ぶりに降った雪と誕生日はたまたま重なっただけなのと、死亡時間後に窓から出ると足跡が残るという点で犯人はドアから出たと思います。あと政江さんは一酸化炭素を手に入れるのは困難であろうことから単独犯からは外していいのではと思います。
窓からの脱出はないといいながら照明のつかない点について妄想しました。 覧男が部屋に戻りあらかじめなんらかの方法で照明を点かなくして覧男が困って部屋から出てきたのを偶然通り掛かったように息子が現れ、照明器具に不具合があるのかも、梯子を物置から持って来てみてみようと覧男から覧男の玄関の鍵を預かり物置から梯子を寝室に持ち込む。そして殺害しドアチェーンを取り付けロックし鍵を閉め、ストーブをつけ窓から梯子で降り物置にしまい玄関から入って鍵を閉める。翌日どさくさに覧男の死体に近づき覧男の玄関の鍵を戻す。 と、勝手に覧男の玄関の鍵を登場させましたが足跡が残るのでダメですね。 うぅ〜ん・・・
密室にするのに寝室専用の鍵が使われたのだとしたら最後に現場に入った三郎の単独犯は無いでしょうね。そして鍵が寝室にあった事を確認した(させられた?)政江も除外していいように思います。 鍵に残った指紋について寝室専用のものにしか触れられていないので、恐らくこっちが使われたのではないかと思うんですが。そうするとやはり鍵を寝室に戻す機会のあった二郎が濃厚なんですよね。 マスターキーの方が使われて寝室の鍵は本当に最初からそこにあったのだとしたら?そうすると三郎も怪しくなってきますね。脱出時にはチェーンだけかけて、朝家政婦が来たらこっそり持ち出して鍵をかけて戻しておく事も可能ですね・・・。高所恐怖症なのに梯子を提案した事、「梯子を戻しておいてくれ」と言った二郎に「俺も行く」と反論しなかった事。あえて自分は現場に最後に入るよう仕向けた感じもします。照明を細工する事で誰かに鍵がそこにある事を気付かせたかった、三郎が犯人なら鍵がある事を確認するのは誰でも良かったのかな・・・。 どっちにしろ政江は除外してもいいのではないでしょうか? ちょっと体調がすぐれないけど、思いついた事を1つ。誰かが仰ってたらごめんなさい。
チェーンのトリックがどうあれ、チェーンをかける習慣が無い被害者を自殺に「見せかける」ならチェーンはかけてはならない物。密室にした所で誰一人容疑を逃れられる訳も無い。 事故死も考えにくい。 もし、理由があるとするなら誰よりも先に「一人で」入って証拠を隠滅する為。 若しくは殺害する為にどうしてもチェーンが必要だったか。 前者なら二郎が犯人。後者ならまだ不明。 自殺って否定されたんでしたっけ? されて無いならそれもまだ有るかと思いますが。 先ず
>タイルコさん、CTOさん >>72の件、尊敬する二人の大先輩の仲間に加えて頂き恐縮しております。ありがとうございました。 ************************* 流石に名探偵揃い! 一日留守をしている間に、第5チェックポイントについての詳細な推理がこんなに!びっくりです。 とても個々の推理にコメントできませんが、核心を突いた推理も見受けられますので、うまく他説を消去できればゴールも近いでしょう。 消去のポイントは>>57に続く以下のA、B両刑事のやり取りです。 ************************ 「足跡ですか。それじゃ、政江は雪がやんでからまたこっそりと来たんじゃないですかね。門から玄関までの足跡はそのときついたもの。覧男を殺害後、朝まで邸内に潜んでいれば犯行は可能ですよ。」 「うん、それはあり得るな。」 「それでもなければ、政江と一郎の共謀とも考えられますね。マスターキーは一郎に渡し、自分は11時に帰る。後は一郎が内側から玄関の鍵を掛け、犯行に及ぶというのは?」 「それも可能だが、政江のマスターキーが使われたとは限らんぞ。鍵を部屋に戻す方法さえあればな。」 「そうか、鍵はドアの脇の照明スイッチの上に掛かっていたんでしたね。最初に一郎がドアの隙間から手を突っ込んでチェーンを外そうとしていたそうですが、このとき鍵を照明スイッチの上に掛けたんじゃないですかね?」 「今日は冴えてるな。で、その他の可能性は?」 「あとは窓から部屋に入った二郎にもチャンスはありますね。でも窓から部屋に入ってからの二郎の行動は一郎と政江がずっと見ていた訳だし…。 あ、高所恐怖症にもかかわらず、窓から入ることを言い出したのは三郎でしたね。二郎に止められて自分は窓から入れなかったけれど、梯子を物置に返してから、遅れて部屋に上がってきたときにこっそり返したのかもしれませんよ。みんなは覧男に気をとられていたんですからチャンスはあったはずですよ。」 「ふむ。」 「あとは兄弟三人が共謀したとも考えられますね。三人が共謀すれば何でもできますからね。」 「たしかに。」 「しかし、こう考えると全員にチャンスがあることになりますね。まったく、犯人は誰なんですかね。」 「ま、個々の可能性を一つずつ消去していくしかないだろうな。」 照明スイッチ上の鍵における兄弟の可能性でざっと考えてみました。
一郎・チェーンを開けようとするとき。 しかし開けようとしてる時は自分以外に3人もの人が見てる目の前でそんな大胆なこと出来るでしょうか。そんな危ないことをわざわざあの段階でやる必要があったのでしょうか。 二郎・窓から進入後 確かに隙間から一郎と政江が見てると言ってますが、チェーンを開けてその2人が部屋に入ったんですから、少なからず1度ドアを閉める必要があります。誰も見ていない最大のチャンスではないでしょうか。 三郎・庭から戻ってきてからこっそり戻す しかし政江が一度スイッチに近づいていますね。その時に無いことを気付かれていたら意味が無いのではないでしょうか。ですが、もしどうしてもその時じゃないとかけられないとなると、自分以外の3人の行動を上手く操作するために細工をしたのでしょうか。例えば梯子とか、部屋の電気とか。 さて、少し真面目にやりますか。チェーンの方法、鍵の開け方色々でてますがまず
一つ。家政婦さんが犯人ではない、という事をあげときます。家政婦が犯人ならば 確実におかしい事があります。事故死に見せ掛けるなら鍵はついてない方がいい。 なのに鍵をかけたのは他殺と見破られた時のため等確実に犯行は行なえなかった証明をするために 鍵をかけた、と考えるべきでしょうか。だとしたら家政婦が犯人ではおかしいのです。 なぜか?それはチェーンとドアの鍵両方かけていたからです。 状況を考え警察が他殺の線で捜査した場合寝室用の鍵とマスターキーのみが 鍵をかける方法だったとすれば鍵をかけられたマスターキーを使う家政婦が 怪しまれますね。密室で部屋に入る事が出来なかった状態を演出したいなら チェーンのみでいいのです。鍵をかけてしまう事は=家政婦が怪しいなわけで家政婦が犯人ならば チェーンのみの状態でいいわけです。もし理由があって鍵をかけなければ いけないのだったら寝室用の鍵は寝室に入れておかないようにしていたはずです。 3兄弟達が犯人ならば犯行を行なえなかった証明のために両方 かけていてもおかしくはないです。同じ理由で家政婦共犯説も消えると思います。 もう100レスまで残り少なくなって来ましたね。話を進めないと…。
第6チェックポイントは「どうやってチェーンを掛けたか?」ですが、今のところはTさんの仰るように「何らかの方法で掛けた」としておいてください。 では、引き続きA、B両刑事のやり取りをどうぞ。 ************************ 「先ず政江犯人説だが、確かに物理的には可能だけれど、心情的にはいささか問題があるな。そもそもマスターキーを持っているのは政江しかいないのだから、鍵を使えば政江が真っ先に疑われることは明白だろ。単独にしろ共犯にしろ、政江が犯行に関わっているならいつも通りに鍵を掛けずにおくだろう。そうすれば全員に疑いがかかり、政江だけが疑われることはないからな。だから、部屋にかぎが掛かっていたこと自体が政江の犯行を否定することになると思うんだ。ま、一酸化炭素の入手も政江には難しいだろうしな。」 「と言うと3人の息子のうちの誰かがマスターキーを持っている政江の犯行と思わせるように仕組んだということですか?」 「いや、犯人の目的はあくまで事故死を装うための密室工作で、覧男が自分で内側からロックしたのだと思わせたかったんだろうな。しかし、万一密室に疑問が持たれて他殺と疑われたときには、政江が疑われるように仕組んだのかもしれないが、結果的にはそれが政江への疑いを解くことにもなったというわけだ。」 「うゎ〜、そこまで考えた犯行ということですか。」 「俺はそう思っているということだよ。」 「しかし、マスターキーの存在を知っていて政江に疑いを向けさせようとしたならば、ドアに鍵をかけておくだけでもよかったんじゃないですか?」 「政江の身になって考えてみろよ。さっき言ったように、マスターキーを持っている自分が追求された場合、『マスターキーを持っている私が、自分に疑いが掛かるようなことをすると思いますか?私が犯人なら鍵など掛けません。』と弁明するだろ?犯人はあくまで覧男が自分で内側からロックしたのだと思わせるのが主目的だったんだ。」 「それでドアチェーンを使ったのか。しかし、誰が犯人だとしてもチェーンを掛けて部屋を出ることはできないのは同じなんじゃないですか?この疑問が解明できない限り『密室の事故』と考えざるを得ないのでは…?それに、政江の持っている鍵が使われたのではないとしたら、どうやって部屋に鍵をかけたんですか?」 「たしかにこの事件のポイントはそこなんだ。つまり、ドアチェーンを掛けた部屋からどうやって出たのかということだな。ドアチェーンについては以前接着剤でドアチェーンを固定するトリックを使った殺人事件を扱ったこともあるので、さっき調べてみたんだが接着剤が使われた形跡はなかったな。」 「で、犯人は誰なんです?」 「それを見つけるにはやはり犯行の手順が鍵だな。それができる奴が犯人ということになる。」 「11時半にみんなが自分の部屋に戻った後、12時頃に犯人は一酸化炭素入りの風船をもって鍵の掛かっていない覧男の寝室に忍び込んだ。……。でもどうやってチェーンと鍵を掛け、部屋を出たんだろ?やはりこの疑問に戻ってしまいますね。」 「それについてはいくつか思うことがあるんだが…。」 「どういうことですか?現に鍵は掛けられていたんだし、鍵は部屋の中にあったのだから、政江の鍵が使われたと考えるのがやっぱり一番自然でしょ?」 「でも、政江の鍵は政江が持って帰ったのだから他の者は使えなかったはずだぞ。」 「朝、政江が出勤してから持ち出したのかも…。」 「政江の朝の仕事場は台所だろ。まず、無理だな。」 「とすると、やはり内側から掛けて窓から出たのかな?」 「それだと雪の上に足跡がなければならないだろ。雪は11時過ぎにはやんでいたんだから。」 「そうですね〜。とするとどうやったのか?政江の鍵は使えず、鍵は部屋の中。不可能ですよ。」 「そうでもないだろ。ちょっとしたトリックを使えば可能だぞ。」 「トリックですって?」 「そう、さっき言ったように、どさくさにまぎれて鍵を部屋の中に戻し、鍵は最初から部屋の中にあったと思わせる方法だよ。」 「やはり、そういう手があるんですか?」 「みんなの供述を思い出して、誰にその機会があったかを見つけるんだ。」 「さっき言った、『最初に一郎がドアの隙間から手を突っ込んでチェーンを外そうとしていたときに、鍵を照明スイッチの上に掛けたというのは?』」 「鍵には一郎の指紋はなかったぞ。あの場合手袋をしていたとは聞いてないしな。」 「あとは二郎か。でも窓から部屋に入ってからの二郎の行動は一郎と政江にずっと見られていた訳だし…。やはり、三郎が遅れて部屋に上がってきたときにこっそり返したのかな?高所恐怖症にもかかわらず『窓から入れるかもしれない』と言ったのも、遅れて部屋に入るチャンスをつくるためだったのかもしれませんよ。」 「まあそれもないとは言えないが、こっそり鍵を返そうとする男がドタドタと階段を駆け上って来るとは思えんな。それに三郎が2階に戻って来る前に、鍵が証明スイッチの上に掛かっていたと政江が証言しているぞ。」 「兄弟3人が共犯というのは?」 「3人が共犯なら、こんな面倒な芝居をする必要はないだろ。チェーンを切ってドアから入っても、3人がグルなら鍵を返すチャンスはいくらでもある。」 「とすると誰もいないじゃないですか。」 ************************ ここまで来ればもう犯人は確定でしょう。 推理はかなり煮詰まってきましたね・・・事件解決も近いのでしょうが・・・犯人は誰なんでしょうね
(太傅の呟き) 私は、自身の推理・・・殺害方法から偽装までの経緯にはかなりの自信を有しています。 関係者の証言に偽りがあったとしても、情景描写に関しては偽りはないでしょうから・・・ 【ドアの隙間からムッとする暖かい空気】からストーブが不完全燃焼を起していないこと、 【窓枠に積もった雪を払いのけ】から犯行の経路に窓が使われていないことは確実です。 ドアから出入りが行われた以上・・・「チェーン」に関して何かあるのも確実・・・少なくとも「外」から掛けることは 出来ない。ならば・・・ @部屋の内側ドアにロック用の金具にチェーンを取り付けた状態で設置する。(大抵は螺子で固定されていますね) (この時はまだ鎖自体は固定されていない) A犯人が外に出る B壁側に鎖を固定する金具にチェーンを通し、外からそれを壁に設置する。 (螺子の頭は設置後、潰しておく) 少なくともチェーン自体は内から掛けているので、言葉だけを捉えるならば 「本問のチェーンは外からは掛けられません」 は満たしている。外から「掛けた」のではなく「設置した」のだから 手堅く二郎単独犯説・・・ 『チェーン』を使っていたから『マスターキー』の存在を知っていたと言う話と理解して
改めて、『流れ』を作った事と言い『合鍵』と言った事と言い、一郎犯人説から離れがたい状態ですので あくまで、「こうなったら外れでも良いから『一郎』が犯人という事で過去に戻って逮捕してまいります」by寒刑事 一応鍵を戻した際の方法として 政江が覧男の異変を知らせに来た時に手の中で鍵を握っておく→一目散に覧男部屋に行き左手でドアノブを引く →鍵を持ってこさせ、部屋専用の鍵を持ちながらマスターキーでドアをの鍵を開け、チェーンが在ることを皆に知らせる →チェーンをいじる振りをして鍵を戻す この時、手を奥まで入れてドアの隙間は自分の体で隠し、中の様子が伺えないようにれば、物理的には可能 ただ、手の腹の部分で相当うまく持たないと指紋がついてしまう。それさえクリアできれば掛けるのは楽(実験済み ) また結局、「理論上できる」に落ち着きました −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第6チェックポイントは>>69の「・チェーン」で説明した通りということで てっきり紐か輪っかか何か付いている鍵なのかと思っていたけども・・・ >>85・>>89で明らかにB刑事は「二郎犯行説」のところだけ反論が少ないので一応「二郎説」でも考えを ポケットにでも忍ばせた鍵を取り出すのに手袋でなければ指紋がつく状態だったとすれば チェーンを外す一瞬は確かに鍵を戻す最大のチャンスですが、やはりそこでも手袋をしていた方が良いことに (実際ポケットに入れた鍵を取り出す実験をしてみたんですが、意外と指紋が付かないように素早く取り出すのは困難ですね) なので、チェーンを外し一郎と政江の二人が覧男に駆け寄り、自分に背を向けている間に手袋をはめて 鍵を戻すと言うのが一番安全かなと 三郎に梯子を片付けておくよう言いつけたので、三郎に見つかる可能性も軽減できたでしょう どうやってチェーンをかけたのか・・・。
このチェーンは縦向きの物だとしたら雪を使ったのかな、と思います。ドアにチェーンを取り付けたのはいつなのか不明ですが、鍵をかける習慣のない被害者とその事を知っている政江なら、知らぬ間にチェーンが付けられている事に気付かない可能性もあるでしょうか。視界に入っていても意識に無い物は認識されない事があるそうなので・・・。無理があるかな・・・。チェーンをはめるレール(?)部分に雪を詰め込み部屋を出てチェーンをレールの上に外れないよう引っ掛けてドアを閉め鍵をかける。雪が溶ければチェーンが落ちてかけた状態になる。チェーンを外からきちんとかけることは出来ませんが引っ掛けておくだけならできるかなと。あ、でも雪は犯人の想定外の事だったんですよね 氷を使うつもりだったんでしょうか・・・。とりあえずこの方法なら一刻も早く現場を立ち去る事が出来そうです 犯行現場に長居は無用ですから・・・ これでいくと、時々被害者宅に来ていてチェーンを事前に取り付ける機会があった事と、鍵を寝室に戻す機会があったことからやはり二郎単独犯でしょうか。 後はドアチェーンの謎だけ…
はたしてそうでしょうか?3兄弟だれが犯人だとしても証拠は事前に消す事が 出来たはずです。となると照明の消えていた理由です。 鍵がスイッチの上になかったのを隠す為に照明を消した。ありえないと思います。 何故なら鍵を目視する事が出来なかったからです。手前に開けドアを開けた側に鍵とスイッチが あった場合頭を入れて確認しなければなりませんしそんな隙間はないと思います。 あったとしてもそれなら照明は点いていた方が照明スイッチに目がいかないのでいいはずです。 反対側にあった場合隙間から照明を 点ける事は出来なかったわけで電気を消すだけで事足ります。 なら何故照明を点かないようにしたんでしょう? 一郎と家政婦は窓から侵入して開けるまでただ待っていただけでしょうか? 中に入りたい、中の様子を知りたいと考えるなら照明を点けようとするはずで その後のやりとりからそれはなかったようなのでドアの開く側の反対側にスイッチが あったと予測されます。ならなおさらスイッチを点けても点かない状況にする 必要はなかったはずです。証拠は事前に隠滅出来た。鍵を隠す為なら必要ない。 照明の件とドアチェーンが関わっているんじゃないでしょうか? 電気スタンドに明かりを点ける理由を作ったか…あるいは別の… ここまで来ればもう犯人は確定でしょう。
とYossyさんは仰っている・・・これはつまり・・・ ほぼ推理は完了、これ以降の深読みは厳禁ということでしょうね。 ならば、照明の件は単純に『暗い方が鍵の存在を曖昧に出来る』程度の考えで良いのかも知れません。 密室の作成も『密室の方が他殺の線より事故死の可能性の方が高まる』と考えたのかも知れません。 しかし、事故死に見せようとした小細工が、むしろそれを疑い、B刑事に他殺を確信させることに繋がった、 ということでしょうか。 犯人が絞られると、さすがに推理も真に迫ってきますね。 二郎犯人説が大勢を占めてきたようですが、まだ疑問はいろいろ残っています。
その一つは、窓から入ることになったのは二郎が言い出したことではないということです。最初に一郎がチェーンを切るものはないかと言ったとき、カッターを探して持ってこようとしたのは二郎です。そのとき三郎が窓から入ることを言い出さなければ、カッターを使うことになったかもしれません。また、誰かが、「そんなことをするよりもドアをぶち壊そう。」と提案すればそうなったかもしれない。つまり、窓から入ることになったのは二郎にとっては偶然だったように思えます。この点をどうお考えでしょうか? ドアチェーンについてはごくシンプルなもの(例えばhttp://www.yomiuri.co.jp/homeguide/reform/repair/20030711_01.htmに示されているようなもの)をイメージしております。外からチェーンを掛けるトリックはいろいろあると思いますので、実現可能なものならば正解としましょう。ただ、できるだけ現場の状況にマッチしたものを考えてください。 壊して入るのがもともとの計画だったでいいかと。
だからこそカッターという台詞がでたが三郎が梯子で行く案をだしたがために 二郎は変更して窓から侵入し、ドアを閉めて鍵を置いた。もともとは破って侵入する時 誰よりも先に鍵を置く予定だったと。足跡がなきゃ窓からの脱出はありえないから 窓はあえてかけなかった。あるいは窓からの侵入もありうると考慮にいれといた。 チェーンは可能そうなら正解にする…なんとなくショックな私。 おそらく寒來さんもかな… 実は>>69で書いた方法を説明する為に部品の名称を調べたとき、>>96で示されてるサイトを見てました(笑
何となくシンクロニシティ 可能そうなら正解、でもそう可能そうなのはないのでまぁいいかなと。 鍵を掛けてから取り付けるという発想が浮かんだだけでも自己満足 最終チェックポイント?二郎説で もしドアからの侵入なら、蹴破るにせよチェーンを切るにせよ、一番最後に入ってたと思います (一郎も政江も暗い部屋だと分かっていても照明も点けずに覧男の元へ駆け寄っているので、人間心理としたら 一刻も早くというのがあるかもしれないので) 以下>>79の通り 蹴破る事も出来たかもしれないが、可能性の否定として2点 1.ドアが手前に引くタイプだったから 2.頑丈そうなチェーンがしてあったから この流れからだけ行くと「現状でのドアからの進入を諦めさせたかった」と取れるので、次に『道具』が必要と思わせ 『物置』に意識を向けさせたかったのではないかと思う。理由はそこに梯子があり、やがて窓からの侵入へと促すため 時々来ていたので、物置に何があるかは把握していたとして、二郎としてはドアでも窓でもどちらでも良かった事に しかし寒刑事は既に一郎を捕まえに過去に行ってしまったので、そこでA・B刑事と一悶着あるかも 寒刑事 「よし、汗が付いてるであろう鍵を調べてDNAの鑑定だ」 A刑事 「うわっいきなり来てなんですか」 寒刑事 「星は一郎に違いない、いいからさっさと調べて終わらせて、こっちの合同捜査に合流しろ」 A刑事 「え〜そんな無茶苦茶なぁ強引過ぎますよ」 寒刑事 「あぁ別にお前さんはいいんだ、B刑事が居れば」 A刑事 「がーん!」 寒刑事 「鑑識さん、これからDNA鑑定するよう科捜研に」 鑑識 「いや〜これからは無理でしょう」 寒刑事 「何でだ?汗が付いてるだろうからそこから調べられるだろう」 鑑識 「残念ながら汗からはDNA鑑定できませんよ。もし汗と一緒に皮膚組織でも付いてれば別ですが、 指紋すらも付かない状態で使用されたのなら可能性は低いと思いますが」 寒刑事 「がーん!」 「そんなことをするよりもドアをぶち壊そう」という提案が出た時の為に、照明を切ってあったのでしょう。
また、カッターでの切断を提示した二郎ですが、物置には梯子があることは知っていたでしょうから、 三郎が提案してもしなくても結局、梯子を使って窓から侵入していたでしょう。 三郎が梯子を提案したのは予想外だったでしょうが、「お前は高い所は苦手だろ」と心配する兄を演じ 自分が登ることに成功していますし、三郎が付いてこないように「お前は梯子を片付けておけ」と指示 してもいます。うまく切り抜けましたね…二郎さんは。つまり彼は予め起こり得る事態にある程度の 保険を掛けておいたのです。一見予想外に見えますが実は想定の範囲内だったのでしょう。 チェーンの件にもう一つ… ドアは引くタイプだった…ということは蝶番は廊下側(外側)に有る訳ですから、芯棒を抜けばドアは 簡単に外れます。ドアを外した状態でチェーンを掛け、その後、芯棒を挿し直しドアを元通りに…そして 鍵を掛ける、というのも手ではあります。 …二郎で決まりでしょう… と呟く太傅であった 二郎で決まりな感じがしますね。
「物置にカッターがあるかも」と言っているので、誰が物置に向かっても、チェーンを切断するより梯子で窓から入る方が早いと考えると踏んだのではないでしょうか。で、物置に自分も行って一人で入る理由を作る。三郎が梯子を提案した時、二郎が即座に「俺も行こう」と言ったのは一郎が「俺が行く」と言うのを防ぐ為のようにも見えます。 チェーンのトリックは部屋を温めた事から雪で固定に一票としておきます。
犯人も二郎に一票。 1、部屋の明かりが点かなかったのは(切れてる電球に変えたのかな?) ・鍵がちゃんとスイッチの上にあったかを確認させない為。 ・ドアをぶち壊されても暗ければ真っ先に死体のほうに向かうだろう、という計算。 2、鍵を置いたのは一郎と政江が死体に近づいた時。 ハンカチか何かで包んでおけばいいかな? まとめるとこんな感じでしょうか? ひでぽんさんにも登場頂いたし、そろそろ大詰めでしょうか?
A、B両刑事のやり取りもいよいよ最終段階に入って来ました。 ************************** 「いや、見落としていることがあるぞ。この犯人はかなり狡猾だな。いろいろな状況を想定して鍵を返すチャンスをいくつも準備している。」 「どういうことですか?」 「一番安全なのは誰も見ていないところで鍵を返す方法だろ?」 「それはそうですが、いま検証したようにそんな場面はなかったような…。」 「だから見落としているっていうんだよ。ドアチェーンはドアを閉めなければ外せない。つまり チェーンを外すときは僅かな時間だがドアが閉じられ、誰にも見られなくなるだろ。」 「そうか〜。そんなことは誰も意識してませんからね。ということは二郎ですか!?」 「俺はそう睨んでいる。」 「でも窓から入れるかもしれないと誘ったのは三郎ですよ。」 「だが三郎が梯子を登るのを制して自分が登ると言ったのは二郎だろ。それに俺がおかしいと思ったのは、梯子を登る前に三郎に『お前は梯子を物置に戻してくれ。』と言ったことだ。これは窓に鍵が掛かっていないことを知っていたからだ。二郎はこんな状況を予め想定して窓の鍵を開けておいたに違いない。そして最も安全に鍵を返す状況を三郎が提案してくれたので、内心ほくそ笑んでいただろうよ。」 「なるほど〜。でも最初に一郎がチェーンを切るものはないかと言ったとき、カッターを探して持ってこようとしたのも二郎ですよ。そのとき三郎が窓から入ることを言い出さなければ、カッターを使うことになったでしょうに。」 「自分から言い出さないというのも計算の内だろうな。チェーンを切って入ったとしても最後に部屋に入ってさりげなく鍵を掛けておけばいいのだからな。なにしろみんな覧男に気を取られているはずだから。また、それが出来ない場合の策として、照明のスイッチやデスクにに近づけるチャンスを作ってあっただろ。」 「あ、部屋の照明が点かなかったのはそのための工作だったのか。」 「そう、チェーンを切って部屋に入った場合は部屋は暗いはずだかから、照明を点けるふりをしてスイッチの所にいけば鍵を掛けるチャンスはできる。万一誰かが先に照明スイッチの所に行ってしまった場合にも、照明が点かなければ自分が素早く電気スタンドの所に行ってそのスイッチをいれるときにデスクの上に置くことまで想定していたのだろう。とにかく鍵は部屋の中のそれらしい場所にあればいいわけだからな。できるだけ自然に、誰にも気づかれずにそれができるようにいろいろと準備していたということだ。」 「うーん、だとするとあとはどうやってチェーンを掛けたのかということですね。」 「いま、鑑識に頼んでいるのはそれなんだ。一酸化炭素でちょっと思いついたことがあってな。」 ていうか全然当たって無いや・・・
もしや、コールドスプレー?みたいに瞬間で凍らすもの液体窒素とかもできるのかしら? いや、それじゃ一酸化炭素関係ないかな? 寒來さん
実際に試してたらおもしろいですね 外からかけて入れなくなって接着剤を無理矢理剥がして 侵入してたらもっとおもしろいかもしれませんね T探偵「私の推理は終了したようです。真っ先に考えた二郎犯人説、悩みは 家政婦の帰りの足跡でしたが雪で消えてしまったで解決。この時点ではたいふさんと 同様チェーンは外から設置した、という話を一例として考えていました。 そこで別の手口として二郎三郎犯人説を考えたわけですが その後のコメントで密室ではなかったといわれてしまうというのを発見しいかなる 方法だろうが外にいる状態でかけてしまっては密室ではなくなってしまうと言われると考え 迷走モードに。そこで被害者に鍵をかけさせたのか?と思い遠隔殺人の方法を一つ 考えてみましてあってるかの確認をとった所犯人がかけたのコメント。となるとやはり 外からかける以外方法がないのでまぁ深く考えてはいけないんだと判断。 念のため二郎三郎犯人説を可能なレベルに引き上げてみるも今までのコメント的に ボツに…全てをみたした方法を考えてやれ!と色々考えていたら可能そうなら 正解のコメントがでたのでそのネタを考える意味がなくなってしまった… といささかショックを受けていたわけで特に他意はありません。 実際外からチェーンを取り付けた事があるので私はたいふさんと同じ方法で いいとしましょう。なので私の推理は終了です 」 コメントが残り少ないのでここに追記(すでに100超えてる?) たいふさんもやった事があるのですか…あんな馬鹿な事は自分だけだろうと(;^_^A 私の場合は横にあける引き戸のタイプに取り付けたのですがまずドア側を取り付け、 壁側にもドリルでねじを止める為の小さい穴をあけた時にふと外からかけて密室が 作れるんじゃと試してみたくなり窓をあけて外からねじをしめた事があります。 こんな方法もあるんだと思いましたがない所にチェーンを設置して 密室作ったら不自然過ぎて意味ないや と考えた過去を思い出します… なんと・・・Tさんもおありでしたか・・・外からチェーンを付けた事・・・
私もあります。蝶番の芯を抜く方も実践したことがあります。家から閉め出されることはしょっちゅうでした。 (太傅の呟き FINAL?) さて、接着剤で固定する・・・金具が螺子で固定されていたのか否かについての表現がありませんでしたので、それ も可能性の一つですね。 接着剤というと、燃焼時にCOを発生させる物はかなり存在します。その多くは、火災等で非常に高温になった 際に発生するものなのですが・・・その中に低温(250℃)でもCOを発生させる物があります。 殺害時のCOの発生元とチェーンの固定の両方に利用できる、一石二鳥な代物ですが・・・実はそれは合板用接着剤なので 金属製の部品に十分な接着力を有しているのかが問題です。(名をば、メラミン・ユリア接着剤となむ、いひける) その不確定な要素を考えると、私は前回までの推理で8割方合っていると思っていますが・・・ 鑑識にB刑事が何を依頼したのか・・・ドライアイスを利用した時限式チェーンロックトリック?(方法不明) 「一」酸化炭素から「二」酸化炭素を連想・・・ では、いよいよ最後です。
ここに至る経緯は>>44、>>57、>>85、>>89、>>103のA刑事とB刑事のやり取りをご覧下さい。 ****************************** 「え、思いついたことって何ですか?」 「一酸化炭素の化学式はCOだということは知ってるな?これからちょっと面白いことが思い浮かんだんだ。」 「COとドアチェーンにどういう関係が?」 「ドアチェーンは金属だろ。特殊な金属を使えばチェーンに細工ができるということだよ。」 「特殊な金属ですか?ますますわからん…。」 「形状記憶合金というのを聞いたことはないか?ま、分かり易く言えば、冷やせば柔らかくなって簡単に変形できるが、暖めれば元の形に戻って堅くなるという金属だ。一見頑丈に見える金属もある温度以下では手で曲げられる程柔らかくなるそうだ。」 「ああ、それなら聞いたことがあります。二郎がそれでチェーンを作ったということですか?」 「いや、ドア枠に固定されたチェーン金具にチェーンを取り付けるリングを形状記憶合金で作ったのではないかと…。」 「それとCOと密室の関係は……。うゎ〜、まださっぱりです。」 「いいか、形状記憶合金で作ったリングを窓枠に積もった雪で冷やしCの状態に開く。これをチェーンの端に通してからチェーン金具に引っ掛ける。これならドアの外からでもできるだろ。施錠後室温が上がればCが閉じてOになるという仕掛けさ。」 「CがOになる?それじゃストーブは一酸化炭素中毒の偽装だけじゃなく、室温を上げるためにも使われたということですか?う〜ん、考えたな。」 「ストーブは覧男がつけて寝たということにしたかったのだろうが、部屋には鍵をかけないとか、ストーブは必ず消して寝るというような習慣はそう簡単には変わらないものだ。わざとらしい工作をすれば必ずバレルということさ。」 「『策士策に溺れる』ってやつですか。」 その日の内に予想どおりの鑑識の結果が出て、二郎は重要参考人として取り調べを受け、犯行を自供した。 動機は覧男が先祖から受け継いだ財産を、つまらない発明に湯水のごとく使ってしまうことに不満を持っていたことだった。 ******************************** ということで、本問は「密室の意味と二つの鍵」から犯人を消去法で絞り込むのにポイントを置いた問題で、COにも二重の意味があったのでした。 中毒死の経緯がほぼ確定された頃に、しかも一酸化炭素中毒であることは明らかなのに何故「CO」へとタイトル
を変更する必要が・・・と思っていましたが、中毒死の経緯が確定されたからこその、続く密室トリックに因んだ改 題だったのですね。 「CO」・・・元素記号と形状記憶合金のリングの形・・・なんとも 「次こそは〜」を果たしたと思ったのですが・・・ なるほど…COにタイトルを変えた意味がわかりました。
形状記憶…私は単純にC型のリングをとりゃっと曲げて取り付けを 考えたりしました…お恥ずかしい(;^_^A挟む部分をゴムにして ペンチでとりゃ!キーホルダーではよくやったもんです。 余談ですがネットを徘徊している時に知恵の輪の宣伝を見付けまして よく見たら穴のない頑丈そうなリングが2つ繋がってまして… コメントを読んだらまだるっこしい事考えてないで男なら力で 乗り切れ!と書いてあり笑ってしまった事があります。 Yossyさんの次回作を待ちます これで終わり?誰もそうは思ってませんよ! 気長に待ちますね〜。 深く考え過ぎて深海に辿り着くTでした。 おや、タイトルを変えたことには気がついていたんですね。一応ヒントのつもりでした。
流石に形状記憶合金というわけにはいきませんが、太い銅線を使って自宅のドアチェーンで実験してみました。ちゃんとチェーン金具に掛けることはできましたよ。なお、我が家のチェーン金具は相変わらず接着剤でくっついています。 50作に達したのですが、特集まで組んでもらって引退しにくくなっちゃいましたね。でも、公約を破ってもいいものか…? みなさん、今回もありがとうございました。m(__)m
100レス目ですので、あとはここに書き込んで下さい。 パスワードは ring でどうぞ。 勝ち逃げ…するのは好きですが、されるのは…それに50は100への折り返し… たいふ これからも素敵な問題をよろしくお願いいたします タイルコ 初心者の私には厳しい問題でした。後半は全然ついていけませんでした。ずっと真相を知りたくて皆様の推理に感心しつつ待っておりました。なんと形状記憶合金とは!意外な結末でした。すごくおもしろかったです。これからも楽しませて下さい。はるっちょ 全ての謎の前に揃えられた合理的な説明、凄いです!参加して楽しかったです。これからも素敵な謎で楽しませて下さい 月光 相変わらず、ちょっかい程度の参加で大変失礼申し上げました 止む無き御都合での引退ならば止めだてする理由も御座いませんが、師匠のいらっしゃらない「ここ」というのも、大変寂しく思います 一つ石 今回もあっちへ行ったり、さらにそこからどっかへ行ったりの珍道中でしたが非常に楽しかったです 傾向が見えてきたので51作品目の対策を考えておきましょうかな デジャヴ? 【寒來】 今回も素晴らしい問題をありがとうございました! 次回も楽しみにしてます From レイ |