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ハル探偵の事件簿・第一話・ヒッチハイカー事件
難易度:  
?HaL 2006/02/02 00:17
はじめまして。初投稿です
(^^)早速シリーズ化したいと思ってます!

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あれは昨年の夏、俺は旧友の三浦刑事の運転するパトカーに乗り、逃走中の銀行強盗犯四人組を追跡していた。
初めて通る山道に迷い込み、我々は完全に疲れきって諦めようとしていた。
ハル『三浦さん、もう帰ろうぜ。さっきから車も人も見かけないぞ。どんな山奥に迷い込んでしまったんだ、俺たちは・・・』
三浦『そうだな。一旦、署に戻って報告するか』
と、その時だった。
大きなリュックを背負った青年が我々の車の前に飛び出してきた。
三浦『!?』
三浦刑事は急ブレーキを踏んだ。
青年にはまったく怪我はなく、悪びれる様子もなくニコニコしている。
ハル『どうしたんですか?』
青年『いえみんなでハイキングに来てたんですけど、迷っちゃって・・・すみませんが、最寄りの駅まで送ってもらえないでしょうか?』
三浦『仕方ないな。どうせ帰るところだから乗せてってあげるよ』
そう言って三浦刑事は後部座席のドアを開けた。
青年『やれやれ、乗せてもらえて助かりました。』
青年はリュックを肩から下ろしながらエアコンの効いた車に乗り込んできた。
青年『まさか、パトカーをヒッチハイクしたからって、逮捕されたりはしないですよね?』
冗談交じりに言う。まったく、肝が据わった男だ。
三浦『それほど暇じゃないんだよ。』
青年は笑いながらリュックの中からチョコレートバーを取り出し、パキンと割って私達に差し出してきた。
ハル『いや、結構だ。』
三浦『俺は運転中だ。邪魔するな』
青年『誰かを追跡でもしてるんですか?』
三浦『K銀行が襲われたんだよ。四人組の男にな。黒い大型セダンで逃げたんだ。まぁもう諦めたとこだけどな。』
青年『えっ!?』
青年は派手におどろいた。
青年『黒いセダンなら、見ましたよ!しかも四人乗ってました!危うく轢かれるところでしたよ。一時間も待ってやっと通りかかった車だったのに・・・。その車、その先を西に曲がっていきましたよ。』
三浦『なにっ!?本当か?よーし、待ってろ、強盗ども!!この三浦様がとっつかまえてやるからよ!』
ハル『三浦さん、Uターンして』
三浦『何故!?』
ハル『署に帰るんだよ』
俺は窓の外を見た。陽炎が揺らめいている。後部座席では青年がみかんの皮を剥いて、ご丁寧にゴミ袋に皮を捨てている。
三浦『ようやく強盗犯の情報を掴めたんだ!このまま帰ってたまるか!』
ハル『いいから。もういいんだよ。このまま帰れば近いうちに全員捕まえられるさ』

この後、Uターンして署に戻り、間もなく犯人は全員捕まった。手柄は何故か三浦のものになってしまったが・・・。
さて、俺は何故Uターンさせたのでしょうか?

#####################

長くなってすみません (^^;)しかも文章下手で・・・。
解答は返信中にあるかも。答えがわかったり、誰かに解いて欲しいときは右上のから教えてね。
■
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    ヒント知らないよ

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