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そしてだれかいなくなった
難易度:  
?メソ 2005/11/09 21:36
ある旅館に七人の兄弟が休日を利用して泊まりに来ました。それぞれがべつべつの部屋に泊まり、皆が朝起きると兄弟のだれかが自分の部屋で殺されていました。
この事件の容疑者として残りの六人の兄弟のあつし、ふとし、ひとし、さとし、かつし、むさしと名乗る彼等を取り調べたが、この兄弟の素性は不明で、彼等は顔も体格も外見上は全く違いがなく、その上犯人は一度、殺された兄弟か共犯者である兄弟と名前を交換し変装(犯人でない兄弟にばれないように)している。
警察の調べでは犯人は二人で、首謀犯は、あつし、ひとし、かつしのうち犯人がいるならこの中にいる。犯行時刻のアリバイも本当なのかはわからない。さらに容疑者を釈放すれば犯人に逃亡されるおそれがあるという。
そこで急遽、優秀な心理分析専門の捜査官が派遣されてきて、この事件を引き受けてもらうことにした。そしてその捜査官は実際に彼らにあって話を聞いてみた。
以下はその話の内容である。
捜査官「加害者の死亡推定時刻の十時から十二時までのアリバイ等を詳しく教えてくれないかな?」
あつし「俺は十時から十一時まではひとしといたよ。十一時過ぎから十二時まではかつしと一緒にいたぜ」
さとし「俺は犯行時刻にかつしが殺された兄弟のだれかの部屋から出てくるのを見たぞ!かつしが犯人だ!」
ふとし「かつしとは十時から十一時まで一緒にいたよ」
かつし「なら俺のアリバイは証明されたということか。俺は少なくともむさしとは十時から十一時の間は一緒にいなかったな」
ひとし「さとしが犯人じゃないのはあいつの性格を一番知っている僕が証明するよ」
むさし「実はせっしゃは犯人を知っているんだが」
あつし「・・・でも俺かひとしのどちらかは犯人じゃない」
さとし「ひとしとは十一時過ぎから十二時までは一緒にいたぞ!」
ひとし「これで僕もアリバイ成立ということでいいかな?」
ふとし「・・・さとしが犯人だよ」
これで一通り話は終わり、捜査官はいくつかの事実に気がついた。兄弟は皆が犯人に気付いており(名前は外見上で話している)、犯人は反対の事や嘘ばかりつき、そうでない者は本当の事を述べている。最後に、犯人でない人から犯行現場の状況を聞いてみたら二人が同時にいなければ出来ない犯行だった。
さてこの話に論理的には矛盾がないとすれば、犯人が逃亡する前に首謀犯(殺された兄弟と名前を交換している兄弟)が解るだろうか?また犯行時刻は十一時前なのか十一時過ぎなのか?
解答は返信中にあるかも。答えがわかったり、誰かに解いて欲しいときは右上のから教えてね。
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