牧田刑事の妹・理沙は、お兄ちゃんに暗号やクイズを出すのが大好き。
今日は熱心に文章を書いている。国語の宿題かな？

「もしもし。お兄ちゃん？今何処？えー？聞き込みでお外？どうしよー。もう警察署にＦＡＸしちゃったよー。
あ、でもへーきへーき！簡単な問題だよ！帰ったらチョッチョと解いてねっ！！」

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ブチッ！・・・ツーツーツー
「こーーーーらーーーーっ！理沙！！！」切れた携帯に向かって大声を張り上げる牧田。
一緒にコンビを組んで聞き込みをしていた女性刑事・野上が隣でキャハハと声を立てて笑った。
「大丈夫ですよ。今日は友坂君（新人）が一人で留守番してるから、彼が理沙ちゃんのクイズＦＡＸと格闘してくれますよ」

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牧田翔サマ

（これはフィクションです♪）
○×商事の第七会議室にて。
男女１０数人が椅子に座り慎重な面持ちで何かを待っている。
眼鏡をかけて神経質そうにしている女性。膝に手を置き、細かく貧乏揺すりをしている男性。この中では一番偉そうな恰幅のいい男性は髪が殆ど無い。
会議室の椅子は丸く並べられていて、彼らの目線の中心には聡明な顔つきの女性が立っていた。
そう、皆、その中心にいる人物の言葉に注目しているのだ。
女性が何かを言うと、一瞬皆が回りを見渡しざわつく。腰掛けていた男性のうち三名がお互いに顔を見合わせた。
彼らのうち、一人は自分のネクタイをつかみ、二人は自分のネクタイを見つめた。まるで自分がノーネクタイで無いことを確認するかのように。今年はクールビズの影響でか会議室にはノータイの男性もいた。自分のネクタイを見つめた二人はたまたま隣同士で座っていた。
そして、ネクタイをしていた三人が同時に立ち上がった！

女性は何やらネクタイについて言及したようだ。

他の社員達は今や涼しい顔で三人の男性の動向を見守っている。

女性はゆっくりと席に腰掛けた。
どうやらお役目交代のようだ。彼女は持っていたペンを胸ポケットにしまい無意識に安堵のため息をついた。他の社員も殆どが胸にペンを挿している。ほぼ彼らの習慣だろう。
静まりかえった会議室。さて、彼女の後を次いで発言を求められるのは果たして誰であろうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆ＲＩＳＡ☆

Ｐ.Ｓ．簡単でしょ？登場人物の中に答えの人がいるよ。さっさと解いて電話ちょーだいねっ♪
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「これは…例の牧田先輩の妹さんのＦＡＸだな。小説かなんかかな？意味わかんないなあ。文章は上手に書けてるけど牧田さんとそっくりの下手な字だなあ、わはは！よっし！」
友坂は自分の机にＦＡＸを置き、わざわざ新しいコーヒーを入れ直して取り組んだ。（仕事もこれくらい真面目だといいのだが…）

*磯菓子暴食は一段落つきましたが、頭が働かないので自分の問題を作ってみました
磯菓子食べながらでもいける問題ですので、ちょっとお味見してみてくださいな。