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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(4人)
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逃亡者…?
難易度:
水時計 2005/02/26 09:02 せっかくの連休ですから、ちょっと難しめにしたつもりです。(簡単に見破られたりして )
午前9時数分前、某出版社。この会社の一般書籍部門に3人組の漫画家が招かれた。 「どうも、CUBEのみなさん。私、編集長の田畑(たばた)と申します。」 そう言うと、1人ずつに名刺を手渡した。 「CUBEの三田春江です」 「同じく三田夏美です」 「三田秋子です」 3人の漫画家はそれぞれ名刺を手渡した。 「すみません、こんなに朝早く。」 編集長はそう言いながらソファに腰を降ろした。 「いえ、私達の都合に合わせていただいたのだから、謝るのはこちらです。」 春江が答えると同時に3人も腰を降ろした。 「では、さっそくですが…あ、ちょっとすみません。」 そう言うと編集長はすっと立ち上がり、応接間を出ていった。しばらくして編集長の怒鳴り声が聞こえてきた。 「お前、何やったかわかってるのか!?」 「す、すみません、遅刻しました。」 「時計を見てみろ!13秒の遅刻だ!」 「は、はい…。」 「今は来客があるから、後で私のデスクのところに来い!」 怒鳴り声が止んで、しばらくしてから編集長が戻ってきた。 「お見苦しいところをお見せしました。」 編集長は苦笑いを浮かべながらソファに腰掛けた。 「き、厳しいですね。」 夏美が思わずつぶやく。 「そうかもしれませんね。口の悪い若い連中は、陰で私のことを『時計男』と呼んでいるんですよ。でも、お客様との面会では1秒の遅刻でも相手に迷惑をかけ、信用を大きく下げてしまう。」 「なるほど、だからあんなに厳しく…。」 秋子が感慨深げにつぶやいた。 「あの、そろそろ本論に入らせていただいてもよろしいでしょうか。」 春江の言葉で、3人は我に返った。 今回3人が呼ばれたのは、この出版社で発売した大人気小説の漫画化についてだった。話し合いは3時間の予定だったが、順調に進み、1時間弱で終了した。 「では、お話もまとまったところで。」 「あの…」 編集長は帰ろうとする3人を引き止めた。 「実は皆さんにもう1つ、折り入ってご相談が…。」 3人はソファに座り直しながら、編集長の話の続きを聞いた。 「中川寿(なかがわ・ひさし)先生をご存知ですか?」 「ええ、もちろん。とても有名なミステリー作家の方でしょ?」 「あの人、締切間近になってネタに詰まると、行き先を記したメモを編集長宛てに送り付けてどこかに逃げちゃうんですよ。」 「追いかければいいじゃないですか。」 「それがかなり難解な暗号になっているそうなんですよ。うちは中川先生に頼むのが初めてで、逃げられないように細心の注意を払っていたんですが…。」 「逃げられたと。」 「コラ、夏美!」 「いえ、事実ですから。噂が本当なら、そろそろ宅配便が届く頃です。」 ちょうどタイミングよく、ドアがノックされた。 「田畑真吾様、お届け物です。」 「はい。」 編集長は宅配業者から封筒を受け取った。 「やはり来ました。中川先生からです。」 「で、その暗号を私達に解いて欲しいと。」 「かつて3人の頭脳で春江先生を誘拐した男達を返り討ちにしたと聞いたんです。どうか暗号解読に協力を。」 そう言って編集長は深々と頭を下げた。 「い、いえ、そんなたいそうなものでは…」 「それに、私達は何もしていません。優秀な刑事さんが助けてくれなかったら手も足も出ませんでしたよ。」 「で、でもこんなに頭を下げられてるのに無下に断るのも。」 3人は顔を見合わせた。 「わかりました。どこまでできるかわかりませんが、やるだけやってみましょう。」 「それに、一流のミステリー作家と知恵比べできるなんて何度もあるチャンスじゃないからね。」 「ありがとうございます!」 それを聞いて、編集長はさらに深いお辞儀をした。 「それより、封筒の中身は…?」 「えーっとですね…。」 編集長は封筒を開けた。中には紙が1枚入っており、こう書かれていた。 ------------------------------------ 編集長にぴったりの暗号が思い浮かんだよ。私はここにいる。捕まえられるかな? 0628 0835 0705 0628 0105 1105 0628 0845 0915 0628 ------------------------------------ 4人は1時間以上も悩んでいた。しかし、春江が突然こんなことを言い出した。 「確か、中川先生ってダジャレが好きだったと聞いたことがあるのですが。」 「ああ、確かに。私も今回の打ち合わせで3回ほど一緒に食事に行ったのですが、もう100回はダジャレを聞かされましたよ。『ふとんがふっとんだ』から『みかんが見っかんない』まで。」 「もしかしたら解けたかもしれません。インターネットを借りてもいいでしょうか。」 「どうぞどうぞ。」 3人が注目する中、春江はパソコンに映し出されたものと比較しながら、慎重に解読していった。 「わかりましたよ。先生は…」 果たして中川寿の居場所は? 解答は返信中にあるかも。答えがわかったり、誰かに解いて欲しいときは右上のから教えてね。
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