|
当たるも一卦、当たらぬも九卦
難易度:★★★
千夜一夜 2024/12/19 23:40 仲良し 10 人でカラオケに行きました。
散々歌いまくり縁も酣となりました。 誰かが言いました。 「じゃあワリカンにするか!」 誰かが言いました。 「誰かひとりが全額払うのはどう?」 誰かが言いました。 「いやいやいや、公平に選ばないとな。」 誰かが言いました。 「ジャンケンはいやだよ、千夜子(ちやこ)メッチャ強い、公平じゃない。」 誰かが言いました。 「宝くじ作るか?」 誰かが言いました。 「なんそれ!ワロス」 一夜(かずや)が言いました。 「おっ!こんなときのために、前から温めていた公平なギャンブルがあるよ。」 一夜の説明はこうでした。 10円玉を10枚用意します。 10円玉の表に油性ペンで1から10までの数を書きます。 仲間10人がおのおのかぶらないように1から10までの数を自分の数とします。 10枚の10円玉を裏に伏せます。 よく混ぜてから1枚をランダムに選び表に書かれた数を確認します。 この数と各人が選んでおいた数が一致したした人物が 本日のお会計において全員分を負担します。 それは、面白い、早速やろうかと盛り上がりました。 一夜は言いました。 「僕はたまたま油性ペンを持っているよ。みんな、10円玉を供出したまえ!」 ところが、最近ではみなさん、現金を持たずにスマホで決済するのですね…… 残念ながら千夜子がタマタマ持っていた10円玉6枚があるのみでした。 しかもほかのコインはありません。 一同は思いました。 (ややや!? 6枚では足らない) 千夜子はムムムと眉をひそめ、こめかみにひとさし指をあて、考えること20秒。 千夜子は言いました。 「6枚でもオーケーだね。1枚づつ、表に一桁の数を書くでしょ? かくかくしかじか。」 一同は驚きました。 「確かに!!数を書いた10円玉以外使わないし,しかも引き分けがないし、一発の試行で当選者が決まるし平等だね!」 千夜子が提案したギャンブルのやり方とはどういうものだったでしょうか? ■答えを知った出題者の感想 ほえええ!! 別解あるだろうけれどもクイズ大陸に持ち込んだろっ! なお。油性ペンで書いた数は事後にアルコール消毒液で消したようです。
|