《九千円をゲットだぜ》の類題です………けれども
難易度はかなり高いと個人的には思います。

解くにあたり簡単な道筋があれば、私は感動するに違いありません。宜しくお願いいたします。

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余談です。

小学生高学年の頃の私はある日、
貯めていたお小遣いを放出して
おもちゃのルーレットを買いました。
ルーレットとか賭け事のマップとかが欲しいわけでもなく
ただただカラフルなチップが欲しかっただけなのです。

平たくて丸く、プラスチックで、赤だの青だの黄だの白だの黒だのの。カッコイイと思いました。

今となっては何故そこまで物欲があったのかサパーリわかりません……

――

子らが寝静まった深夜。

妻「夏休みだしボーナスのおこづかいをちょうだい。」
　
夫「ほええ？……財布の紐を握っているのは君では？
まあいいか。このゲームに勝ったら、
３年間で貯めた我がヘソクリの全て、５万円をあげよう。」
　
夫は子供のころから集めていたオモチャのカラフルなチップを
やまほど卓上に用意しました。

みれば、赤だの青だの黄だの白だの黒だののチップが
無尽蔵にあるように妻には思えました。

夫は、テーブルの上を１６分割しました。何故か絆創膏で（笑）
　
夫「じゃじゃーん。テーブルを１６分割したよ。
君から見て左上スミが１、そこから右に２、３、４と言う番地で
区画の名前とするよ。
これが１行目。」
妻「うん。」
夫「４×４すなわち、４行４列になっていて、」
妻「うん。」
夫「２行目は左から５、６、７、８の区画、」
妻「うん。」
夫「あとはしるべし」
妻「（笑）」

夫「君は赤青黄のチップから適宜選んで５枚づつ
１６箇所の区画に積み重ねて置きたまえ。円筒状に。」
妻「うん。あわせて８０枚だね。」
夫「そして君はいったんこの部屋から出る。
拍手の音が聞こえたらまたこの部屋に帰ってきたまえ。」
妻「うん。」
　
夫「君がこの部屋から出ている間に、
私は１６箇所のうち、どれかひとつを選び、
選ばれなかった１５箇所の地点のチップをゴミ箱に入れるよ。」
子「残るのは５枚のチップだね。」

夫「そうだね、残されて重なっている５枚を
そのままテーブルの中央に移動する。」
妻「そのまま？」
夫「掛け値無しにそのままだ。シンプルに平行移動するだけだ。」
妻「テーブルの上ですべらせるわけだね。」
　
夫「次に、テーブル中央で５枚重なっているチップのうち２枚を
《積み重ねた順番は変えずに》白いチップに差し替えるよ。
差し替えた赤青黄のチップはゴミ箱に捨てるよ。」
妻「赤赤青黄赤で、赤白青黄白みたいにだね？」
夫「その通り！」

夫「ここで私が拍手をするので君は部屋に戻ってくるわけだ。」
妻「うん。」
　
夫「部屋に戻ってきた君は、
テーブルの中央にあるチップを調査する。」
妻「うん。」
夫「これらの５枚が、
元はと言えばテーブル上に仕切った１６箇所のうちどの箇所にあったものなのか、
君が言い当てれば君の勝ち、５万円は君のものになる。
はずれたらおこづかいは無し。」
妻「わーい。（冷や汗）」
　
夫「さあ、１６箇所に積み重ねるチップの色を下から順に
どのようにすべきなのか考えてみたまえ。
必勝法があるのだ。私も鬼じゃあない。」
妻「うんっ！考えてみるよー。」
夫「ところで、君のほうが高給取りなのだが自覚はあるかね？」
妻「うははははは。女子を生きるにはコストがかかるのだよ、
知っていたかい、ダーリン？」
　
　
■問題
妻が積み上げるべき
１６箇所に積み重ねるチップの色の組み合わせを
下記のフォーマットで書きくだしてください。
（横軸の数字は下から数えて何枚めかを示し、
縦軸の数字は１６箇所に分割された区域を表します。）
　
##:１２３４５
16:赤青黄赤青
01:青黄赤青赤
02:青赤黄赤青
…………………
15:赤赤青青黄