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ポンコツ電子秤
難易度:★
千夜一夜 2022/06/10 10:51 見かけが同じで区別ができない電子秤の試作品が4台ありました。 電子秤は、そのへんに売っている体重計みたいな使い方をします。 ものを乗せると、その重さを LED表示部にグラム単位で示してくれるものです。 どれも、まだ試作品なので、 1回使うと表示部に示された重さがそのまま残り続け、 2回目以降、どのような品物を乗せても、 1回目に乗せた品物と同じ重さを表示してしまう ポンコツです。早い話が、1回コッキリしか使えません。 かてて加えて、 4台のうち3台は、重さを数字で表示したときに、 1の位の数字が1であるべきときに0を、 1の位の数字が0であるべきときに1を、 誤って表示してしまうポンコツです。 たとえば、 乗せた品物が151gならば150gと表示され、 乗せた品物が500gならば501gと表示されるのです。 このように1の位の誤表示が発生しているのは、 4台のうちの3台のみで、 残りの1台は、正しく1の位の数字を表示します。 4台の電子秤は見かけが同じで区別ができないので… 1の位の数字を見てもそれが本当なのか嘘なのか、 本当にわかりにくいです。 さて。 4枚の金貨があります。 うち1枚の本物の金貨の重さは11gで、 残りの3枚は10gの偽物です。 4台のポンコツ電子秤のみを使って、 1枚の本物の金貨を確実に特定できる方法を 考えてみてください。 問題文は一見めんどくさそうですが、 よくよく整理すると、天からアイデアが降りてきて 意外と解くのは簡単だったりしますです。 ■ヒント。 もしも難しいと感じたならば、 まずは、3枚中1枚の本物の金貨を 4台のポンコツ電子秤で 特定してみてください。 それでも難しいと感じたならば、 まずは、2枚中1枚の本物の金貨を 4台のポンコツ電子秤で 特定してみてください。
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