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アンゴルモアの龍王
難易度:★★
千夜一夜 2022/04/12 22:58 ここは剣と魔法の世界。 魔導剣士たちは36通りの魔法剣技の全てを習得しています。 どの魔法剣技も、6つある魔法属性と6つある剣技属性との組み合わせです。 魔法属性と剣技属性の一覧を下に記します。 ■魔法属性6種 ・日 ・炎 ・風 ・岩 ・雷 ・水 ■剣技属性6種 ・撃 ・破 ・切 ・断 ・牙 ・突 例えば、 魔法剣技「雷牙」は、魔法属性「雷」と剣技属性「牙」とを兼ね備えたものとなっています。また、 魔法剣技「水断」は、魔法属性「水」と剣技属性「断」とを兼ね備えたものとなっています。 だれですか、今笑ったのは。断水ではありませんよっ真面目に聞いてくださいっ。 このような魔法剣技は36種類あることになりますけれども、全種類を魔導剣士は自由自在に使えるのです。 ――― あるとき、天空から恐怖の大王が降り立ちました。 恐怖の大王は神の山に封印されていたアンゴルモアの大王の遺体を復活させて後、天空に帰還しました。 生き返ったアンゴルモアの大王の姿は、七つ首の龍でした。いにしえよりの言い伝えによれば、この龍は世界を滅ぼすとのことでした。 古文書を紐解いたところ、かつてアンゴルモアの大王を封印したのは10人の魔導剣士だったとのことでした。 そして今、アンゴルモアの龍の討伐・封印を目的に世界中から、たった10名しかいない新世代の魔導剣士が全員、召喚されました。 古文書によるとアンゴルモアの龍の戦闘時の特性は次の通りです。 ・ただの剣士の、魔法属性を帯びない剣技では龍にかすり傷ひとつ与えません。 ・ただの魔導師の、剣技属性なしでの魔法では龍にかすり傷ひとつ与えません。 ・かろうじて有効なのは、魔導剣士による攻撃です。 ・七つある首のうち第一の首は、戦闘開始とともに、長い詠唱を始めます。 ・この詠唱が終了すると、その場にいる魔導剣士全員を死に至らしめる究極魔法が発動してしまいます。(戦闘は終了してしまいます。) ・詠唱は、魔導剣士たちの一斉攻撃が全て外れた直後に終了します。 ・詠唱中にたとえ一太刀でもよいので魔導剣士たちの攻撃が成功すれば詠唱は中断します。そしてアンゴルモアの龍の第一の首は再び長い詠唱を始めます。 ・なお、一太刀でも攻撃が成功すれば、龍の生命力が消耗します。 ・アンゴルモアの龍の七つ首のうち三つの首は、魔導剣士たちの一斉攻撃を瞬時に判断してそれに応じて、龍に有利になるように、三つの魔法属性を無効化します。無効化された魔法属性を持つ魔法剣技は、龍に弾き飛ばされてしまい、龍にダメージを与えられません。 ・アンゴルモアの龍の七つ首のうち三つの首は、魔導剣士たちの攻撃を瞬時に判断してそれに応じて、龍に有利になるように、三つの剣技属性を無効化します。無効化された剣技属性を持つ魔法剣技は、龍に弾き飛ばされてしまい、龍にダメージを与えられません。 ・三つの魔法属性の無効化、三つの剣技属性の無効化、をともに回避できた魔導剣士のみが、龍に一太刀を浴びせます。 ・このような龍の特性を熟知した10名の魔導剣士たちが一斉攻撃を繰り返すことにより、一太刀づつ攻撃を成功させ、龍の生命力を徐々に削っていき、最期にはアンゴルモアの龍の遺体を神の山に封印させることができたのでした。 以上が古文書に書かれていた伝承です。 ――― ■問題 古文書には具体的な一斉攻撃の方法が何故か書かれていませんでした。 10名の新世代の魔導剣士たちに、アンゴルモアの龍王の倒しかたを教えてやってください。
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