ロンリ村の事件を解決した君はパーティーに招待された。だが、その理由は主催であるザックが君の知恵を借りるためだった。パーティーで食べるものは5種類ある。それはフランクフルト、サラダ、スープ、おにぎり、パフェであり、ザックと君と5人の参加者の分で合計7つずつある。
ザックと君には好き嫌いは一切ないのでいいのだが、この5人の参加者というのが好き嫌いの激しいものであり、フランクフルトに含まれるウインナー、サラダに含まれるオクラ、スープに含まれるカボチャ、おにぎりに含まれる梅干し、パフェに含まれるアイスのうちのどれかが好きなもので、どれかが嫌いなものである。幸いなことに、好きなもの及び嫌いなものは全員異なるもので、また、当然だが好きなものと嫌いなものが同じ人はいないから、嫌いなものを好きな人に回すことで解決できるのだが、だれがこのうちのどれが好きでこのうちのどれが嫌いかはわからなかったのだ。
また、この5人は全員少し似ている顔をしているので、全員がピアス、チョーカー、ブレスレット、指輪、帽子のいずれかを一つだけをほかの人と被らないようにつけることによって区別しているのだが、ザックはその五人の誰がどれを身に付けていたか忘れてしまった。
仕方なく今回は電話で情報収集をした。今回は時間もあり、全員から6つずつ情報を集められたが、例によって情報には職業によって嘘が含まれている。五人の職業は教祖、先生、八百屋、政治家、詐欺師であり、だれがどの職業はまではわかっていない。だが、教祖は一切嘘をつかない、先生は嘘を1回だけつくが他のことは必ず本当のことを言う、八百屋は必ずピッタリ半分だけ本当のことを言うがピッタリ半分だけ嘘のことを言う、政治家は本当のことを1回だけ言うが他のことは必ず嘘のことを言う、詐欺師は嘘しか言わないということが村の掟である。
以下が全員の証言である。
レイ「私はピアスを付けている。」
レイ「アルベルトの嫌いな食べ物はカボチャだよ。」
レイ「ニコラスの好きなものは八百屋の嫌いなものと同じだよ。」
レイ「詐欺師の嫌いなものはキースの好きなものとは違うものだよ。」
レイ「帽子をかぶっている人は先生だよ。」
レイ「バーナードは詐欺師だよ。」
バーナード「私は梅干しが嫌いだな。」
バーナード「ニコラスよりもキースのほうが嘘を多くついてるんだな。」
バーナード「ブレスレットを付けている人はウインナーが好きだな。」
バーナード「先生はアイスが好きでも嫌いでもないんだな。」
バーナード「指輪を付けている人はレイだな。」
バーナード「ちなみに、私は八百屋だな。」
アルベルト「私、詐欺師じゃないです。」
アルベルト「バーナードさんの好きなものは教祖の嫌いなものと同じです。」
アルベルト「キースさんは先生です。」
アルベルト「ニコラスさんは梅干しが嫌いです。」
アルベルト「ピアスをつけている人はニコラスさんじゃないです。」
アルベルト「ブレスレットを付けている人は私の嫌いな食べ物が好きではないです。」
キース「アルベルトの発言の少なくとも半分は嘘だ。気をつけな。」
キース「俺はカボチャが好きだ。」
キース「詐欺師は帽子をかぶっている。」
キース「ピアスを付けている人はウインナーが嫌いだ。」
キース「バーナードはチョーカーを付けてはいない。」
キース「政治家はオクラが嫌いな人だ。」
ニコラス「八百屋をやっている人は野菜(カボチャ及びオクラ)が嫌いなんてことはない。」
ニコラス「アルベルトは帽子をかぶっているよ。」
ニコラス「指輪を付けている人は梅干しが好きだね。」
ニコラス「キースは政治家だよ。」
ニコラス「詐欺師はオクラが好きなんだって。」
ニコラス「私が嫌いなものはバーナードが好きだね。」
では、全員の好きなものと嫌いなものはなんでしょう？ただし、嘘とは本当でないことを指します。また、自分のことを他人のことのように言うことや、同じ人に関する比較がないとは限りません。これがロンリ村シリーズ最終回になるので、難易度は1~3問目よりも高くしました。でも、かってに君やヒントは一切なしで頑張ってください。