http://quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=18576

窓の外は今日も雨。ぼんやりと見上げるわたし。
薄暗い空でも、この家よりはずっとマシだけれど。

親の決めた結婚話がどんどん進んでいる。
わたしが逃げ出さないようにと、家族やメイドたち、誰かしらが常に見張っている。
スマホも取り上げられた。無いと困ると言うと、番号の違う新品を渡された。使用状況も監視されているようだ。こんなの異常。
警察を呼ぶことも考えたが、周囲がグルでは、わたしの頭がおかしいと言われるのがオチだろう。

玄関に誰か来たようだ。
様子を見に行こうとすると、玄関から戻ってきたメイドと鉢合わせ。
「あらお嬢様。結婚式出席のお葉書ですよ。速達で届いたんです。でも妙なことが書いてあります。」
「勝手に読まないで。」
奪い取ってハガキを確認する。差出人はあいつだ。
ハガキの角の小さな文字列は、わたしが書いたＳＯＳの暗号。
一見マナーをわきまえた返信。余白には挨拶文。
でも。
その後は違うペンで書かれている。内容も一転。

花嫁は憎し

愛へ。俺に金が無いからってデートはいつも割り勘だったな。それじゃ逆なんだよ。

ネラカグケロウチア

暗号は苦手なくせに、いつもわたしに付き合ってあれこれ挑戦してたあいつ。
本当は知ってた。あいつがこんなにも頼もしいってこと。
わたしはポケットからスマホを取り出す。デートのときにいつもしていたように。


問題
・愛ちゃんはこのあとどうするのでしょう？
・あいつからのメッセージとは？

かってに君には、カタカナで関連キーワードを設定してありますが、文章での回答推奨。