(本解) F(x)は区間[x,1+x]で連続なので、平均値の定理により、 以下の条件を満たす実数 t が存在する。 [1] sin(1+x)−sin x =cos t [2] 0< t <0.5 [1]の両辺を2乗して逆数をとり、 {F(x)}2=1/cos2t =tan2t +1 変形して、{F(x)}2−1=tan2t 両辺の正の根号をとり、tan t =[{F(x)+1}{F(x)−1}]1/2 後は関数 y=tan x が区間(0,π/2)で増加関数であることから、 所望の式が得られます。