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このクイズの参加者(5人)
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ケルベロスへの供物
難易度:★★★
s_hskz 2015/11/19 01:10 『クィリシア国の商人( http://quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=18366 )』の後日談です。 クィリシアの商人であるヌカノケとの楽しい夜を思い出したあなたは、ふと、あの時のヌカノケの鼻唄での、クィリシアの古謡のメロディーラインが思い出されました。心臓の鼓動にあわせる単純なビートでしたが…出だしはこうでした。 ソファミレドレミソファミレミレドレドレミファソファミレミレドソファミレドレミレドレミファ…… 19拍子のようです。ところであのときは鼻唄でしたが歌詞はどのようなものなのでしょうか。インターネット電話でヌカノケに聞いてみることにしました。 『おお、君か。なに?あのときの歌?』 『そう、歌詞が気になって。』 『…あれはなあ、ケヌーべノースを召還するときの魔方陣の描き方の知識を盛り込んだ、おまじないのようなものでね。』 『魔方陣!?ケヌーべノース!?』 『おっと。クィリシア語での名だ。。ケヌーべノースは一般にはケルベロスとして有名なんだっけ。発音しづらいな。ル。ル。君の国でもケルベロスなんだろうな、きっと。』 『うん。確か、3つの頭を持つ魔犬……冥界の門を護るのだっけ?』 『俺たちの国、クィリシアでは、かならずしも、ただ怖いだけの魔犬だというわけでもないんだ。むしろ幸福を授けてくれる。正しく魔方陣を描いてお供え物を用意して、気に入られれば願い事をかなえてくれる。』 『へえ!』 『魔方陣の図柄は…簡単に言うと…広い部屋の清められた床に二重にした五芒星を描いて十芒星にしたものが基本なんだ。で、大皿を10枚、十芒星を囲む円環上に等間隔に配置する。皿の上には甘いパンを何個かおくんだ。ケヌーべノースの大好物だからな、甘いパンは。供え物としては最適なのさ。』 『うんうん。』 『それぞれの皿には、1個から10個まで、1個づつ順に増やしてパンを置くんだ。』 『するとパンは全部で55個だね。』 『そうさ。計算速いなあ。でだ。真夜中に召還すると魔方陣の真ん中にケヌーべノースが現れる。そして素早くその場で周囲を見渡すと、気に入った方向を向き、3つの頭で3つの皿にあるパンを同時に食べるのさ。そして他の皿には手をつけない。おっと。口をつけない。』 『円環上に並んだ10枚の皿のうち、連続して隣り合った、どれか3枚の皿の上のパンを食べることになるのか…』 『そうとも! どんな風に皿を並べても、ケヌーべノースは、できるだけたくさん食べようとして、お気に入りの3枚をみつけて必ず■■個以上のパンを食べるんだ。』 (インターネット電話に雑音がはいり、■■個の部分は聞き取れなかった。) 『え?聞こえなかった。何個以上だって?』 『そっちの声がよく聞こえないが、続きを話すとするよ。いいかい、円環上の皿を並びの順に第一、第二、とする。第十まである。第一の皿に1個、第二の皿に2個、と順にパンを1個づつ増やしていくとだな。』 『うん。』 『ケヌーべノースは第八、第九、第十の皿から8個、9個、10個の、あわせて27個のパンを食べる。』 『そうなるね。』 『これはダメなんだ。皿の上のパンの個数の配置が片寄っていて、27個も食べられてしまう。これはダメなんだ。』 『お供えなんだから、いっぱい食べてもらえばいいんじゃないのかい?』 『いや、必要以上に食べて満腹すると、ケヌーべノースはその場で寝てしまう。朝になると魔方陣の効力が切れてケヌーべノースは消えてしまう。願い事がかなわないんだ。』 『へえ!!』 『そうさ、さっきも言ったけど、皿の上のパンの個数をどのように配置しても、必ずケヌーべノースは、できるだけたくさん食べようとして、お気に入りの3枚の皿をみつけて最小でも■■個以上のパンを』 (またもや回線事情が悪くなり、■■個の部分は聞き取れなかった。) 『…というわけさ……上手にパンの配置をすれば、パンの個数はさっきの最小数■■以下で押さえられる。すなわち、ケヌーベノースが満腹せず願い事はかなう。』 『なるほどなあ。』 『そのパンの置き方を教えるのが、君が気にしていた我が祖国クィリシアに伝わる古謡の詞なんだ。おっと。カミサンが呼んでる。すまんな。…あとで歌詞の内容はメールするよ。』 『ありがとう。またね。』 『じゃあ。』 やがて来たメールに書いてあった歌詞を日本語に直訳すると以下のようになりました。ただし、皿の番号はクィリシア語の序数詞で、@Aなどと書くことに。序数詞は英語で言えばファーストとかセカンドというものです。パンの個数は普通の1、2と表記することになります。 === 皿には全て違う数。 向かいの皿に乗る数は 9、10、11、12、13。 奇数の皿には27、それ以外には28。 @の皿には5個供え 6個供えるEの皿。 AとIの皿にあわせて11。 CとGの皿にあわせて11。 BとDの皿にあわせて11。 FとHの皿にあわせて11。 全部で55の甘いパン。 === この歌詞の通りに魔方陣の捧げ物の各皿(@からI)のパンの個数を調べたあなたは、やがて、あのインターネット電話でヌカノケが言っていた■■の数を知ることになります。 ●問1 どんなに皿の上のパンの個数を工夫しても、できるだけたくさん食べようと、気に入った向きをとってケルベロスが、この数以上に、食べてしまう個数、(■■)は、いくつでしょう。 ●問2 問1がなぜそうなるのか説明してください。もっと少なく食べさせるような配置はないことの説明となります。 ●問3 歌詞に従って、魔方陣の供え物の各皿の上に置くべきパンの個数を決めて下さい。(どれか連続する3枚の皿の上のパンの合計個数は問1の個数以下です。) 問3の回答形式は以下のようにしてくださいますようにお願い致します。 @ABCDEFGHI 123984567十 (10だけは十にしてください。) === 11/21 No.6に、問1〜2についてのヒントを投稿させて頂きました。 よろしければ御参考になさってくださいまし。 11/23 No.10に、問3についての決定的なヒントを投稿させて頂きました。 11/24 No.10の、問3についての決定的なヒントについて、更に補充させて頂きました。 11/25 No.12で、問1の答えと、問3についての最終ヒントを投稿させて頂きました。 11/28 No.14およびNo.15で、解答を投稿させて頂きました。 (^○^)取り組んで頂いた皆様に感謝申し上げます。
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