
「せっかくのクリスマスパーティーだというのにお○○○○○…」

「大丈夫か、お前」

「何この部屋、寒くない?暖房ちゃんとついてんの?どっか窓開いてない?」

「暖房も効いてるし窓もちゃんと閉まってるよ。それに俺は暖かいし。風邪でもひいたんじゃないの?」

「そうなのかなぁ…まぁ、とりあえずパーティーを始めよっか。ケーキはお前に頼んだよな?」

「ちゃんと買ってきたよ。じゃーん」

「箱開けていい?」

「どうぞ」

「パカっ」

「アイスケーキでーす」

「よりによって」

「お前がアイスケーキがいいって言ったから買ってきたんだろ」

「こんな寒い時にこんなん食べたら凍死するわ。お前一人で食べて」

「やだよ。お前がいっぱい食べると思ったからわざわざホールサイズにしたんだよ」

「じゃあもうそこらへんに置いといて観賞用にしといて」

「その○○○○○わ」

「それより、今年はサンタさんに何をお願いするの」

「子どもか」

「とりあえず今欲しいものを聞いてるんだよ」

「そうだなぁ…強いて言うなら新しいゴルフクラブが欲しいなぁ」

「ゴルフクラブか。それは無理だね。ぜっ○○○○○○に入らないもん」

「別にサンタに頼む訳じゃないんだからそこはいいだろ。じゃあお前は今何が欲しいの?」

「暖房器具」

「切実だな」

「今あるぶんじゃ足りないよー。もっといっぱい欲しい。玄関とリビングとトイレとしん○○○○○」

「少なくとも玄関とトイレには要らないだろ。それに今だって十分暖かいのに」

「うそだぁ。全然寒いよ。もう室温とか関係なく単純に体がおかしいんだな」

「多分そうだよ」

「これは完全に○○○○○○○○い」

「我々はプロポーズ応援隊!私はその隊長!今日はなかなか彼女にプロポーズできないでいる彼氏に協力し、プロポーズを成功させるというミッションなのだ!」

「隊長、設定の説明が長いです」

「別にいいのだ!それより、カップルの今の状況は」

「はい、隊長の指示通り、二人きりで居酒屋で食事をしています」

「それでよし!我々は別室から彼らの様子をモニタリングし、彼氏に無線で指示を送る」

「それより隊長、なぜよりによって居酒屋なんですか?せっかくのクリスマスの夜なので、もっとロマンチックなレストランとかが良かった気が…」

「昨日の作戦会議で、突然ビビビッときたんだ!プロポーズを居酒屋で行えば、必ず成功するとな!」

「さすが隊長、○○○○○どい」

「にしても彼ら、カップルにしては会話がたどたどしいな。ラブラブではないのか?」

「まだ○○○○○ことができないでいるんでしょう。無理もありません、二人は知り合ってまだ三日も経っていないのですから。ほとんど初対面です。それなのに、いきなりプロポーズだなんて」

「善は急げと言うだろう。プロポーズ作戦はできるだけ早い方がいいのだ。よし、彼女が盛り上がってくれるように、彼氏に飼ってる猫の話をさせるのだ」

「分かりました。彼氏に伝えます」

「…どうだ?」

「ダメです!彼女○○○○○○様子です!犬派なので全く彼氏の話に興味ないようです!場の空気がさらに悪くなりました!」

「なんと!逆効果であったか!うぬぬ、では作戦変更だ!彼氏に何度も頭を下げさせて、結婚して下さいとしつこく言わせろ!」

「分かりました。彼氏に伝えます」

「…どうだ?」

「ダメです!○○○○○結婚を迫る男は嫌われるようです!彼女引いてます!ドン引きです!」

「なんと!これまた逆効果であったか!うぬぬ、では…」

「隊長!彼女、帰ってしまいました!プロポーズ失敗です!」

「なんと!私の作戦は完璧なはずなのに!一体なぜ!?」

「これは完全に○○○○○○○○い」