
「「えー、犯人に告ぐー、犯人に告ぐー、銀行強盗の上に立てこもりなんてバカなことはやめて今すぐ出てこんかーい」」

「うるさい!刑事の言うことなんか聞けるか!」

「「君は今警察によって完『ガガ…』全にほーいされとる、無駄『ガガ…』な抵抗はや『ガガ…』めて大人しく出『ピーー…』て…なんじゃこれ、故障か?」」

「こんなときに○○○○○○するなよ!もっとちゃんとしたやつ使えよ!」

「ええい、もう地声でいいわい。とにかく、金と武器を捨てて今すぐ出てこんかーい」

「それは無理だ!俺には金が必要なんだよ」

「だいたいそんな大金持って、いったい何に使うつもりなんじゃ」

「えーっと、…全体の35%で借金を返済して、30%は貯金して、20%で車を買って、10%で海外旅行の準備をして、残りの5%は、えっと…」

「○○○○○しになると意外に几帳面なやつじゃな、お前は」

「余計なお世話だよ!だいたいあんたから聞いてきたんだろ!」

「まぁそう怒らんでもえぇわ。で、お前さんの要求はそれだけかな」

「え!?あ、忘れてた…えっと、車だ!逃走用の車を用意しろ!今すぐにだ!」

「車と言われても…軽もワゴンもトラックも呼べんわい。うむ…今用意できるのは○○○○○○○○」

「なんでだよ!そんなのに乗って逃げても大きくて目立つだけだろ!逆に呼べるのかそんな珍しい車!?」

「それが嫌なら自首するんじゃな。お前にも田舎の母さんがおるじゃろ?」

「何?」

「田舎の母さんも泣いとるぞ〜、母さんが〜夜なべをして〜靴下編んでくれた〜、あれ?こんなんじゃったっけな…」

「違うだろ!だいたい手法が古いよ!○○○○○○○は通用しないよ!」

「なんじゃ、お前の風貌からてっきり田舎生まれだと思っとったのに」

「もういいよ…刑事さんと喋ってると自分が馬鹿らしくなってくるよ…自首します…」

「おっ!ついに負けを認めたな?やはりワシの名刑事っぷりには誰も敵わんわい!」

「もう、○○○○だよ…」

「受験まであと半年をきった!絶対にあのクイズ大学に合格するぞ!」

「クイズ大学って偏差値トップの超名門大学だろ、合格できる自信あるのか?」

「見ろ、俺のこの目を…メラメラと熱く燃えたぎっているだろう…」

「ここまで○○○○○○なっているお前は初めて見たよ…で、よりによってなんでクイズ大学に?」

「うちのクラスのマドンナがそこに行くって聞いたんだ、だから俺も彼女を追いかけるのさ!」

「あの子なら頭の良さは学年一位だから簡単に受かるだろうな。お前は大丈夫なのか?この前の模擬試験の結果は?」

「E判定」

「やめとけ」

「男には負けると分かっていても戦わなければならないときがあるんだよ〜」

「無理だよ。マドンナもクイズ大学も、お前にとってはた○○○○○だよ」

「…何それ?ことわざ?」

「慣用句も知らないのか!もうだめだ、国語勉強しろ国語」

「そうだな…クイズ大学の国語の過去問でもやってみるか」

「せめて漢字の問題ぐらいはできるだろ、1問10秒で解くぐらいのスピードじゃないと試験時間内に終われないぞ」

「早っ!10秒しか考える時間ないの!?もう分からない問題○○○○○○○○」

「そういうもんだよ。えっと…第1問、クイズ”タイリク”にアクセスする」

「タイリク…?分からない、どんな漢字だっけ」

「こんなのも分からないのかよ!小学生でも分かるぞ!むしろクイズ大学の問題のレベル低いな!」

「答え答え…あー、大きい陸って書くのか。でもすぐ忘れそう」

「そういうのはノートに何回も書いて覚えるんだよ」

「そうなの?じゃあ、タイリクタイリクタイリクタイリク…」

「カタカナで書いても意味無いだろ!」

「タイリク…あれ?タイリクってこんな字だったっけ?…不思議な感覚…」

「それはゲシュタルト崩壊○○○○○○○見られる現象だよ、そんな事も知らないのか」

「くそー、ナントカタルトのせいで全く勉強が捗らない…こんなことならいっそ小学生からやり直した方がいいのかな」

「気付くのが遅いんだよ。もっと早くからちゃんと勉強しとけば良かったのに」

「もう、○○○○だよ…」