伊九寺は、調理場から廊下の大きな鏡に写った内容を証言したので、証言内容が逆になる。
僕の部屋→向かいのユウフクの部屋
11:50→12:10
右手で右から左に→左手で左から右に

木取の証言は、デジタル時計が5分早いので、目撃時間は12:10になり、伊九寺の証言と、部屋・時間・手の動きが一致する。

須鯉は、侵入した部屋・時間・手の動きは本当のことを言っているが、自分から見た向きで、右から左と証言してしまった。

よって、犯人は須鯉。

犯人は　須鯉。
木取の証言が最も正確。デジタル時計のズレのため
実際の時刻は１２：１０。
調理場の伊九寺は、廊下の鏡に映った光景を
自分の部屋の様子と勘違いしたため
時計や窓の開く向きなどが逆に証言されている。

おや？　須鯉が犯人なら
その証言は、全く信用できないので
完全に無視しても差し支えないかと思ったのですが。

指摘すべき点が漏れていたとすれば・・・
もしも、須鯉が自身の証言どおり
祐吹の部屋の窓が見える位置にいたなら
伊九寺か木取いずれかに、その姿が目撃されているはずだから
「廊下に須鯉くんがいました」との証言が無いのはおかしい。

とか考えましたが

出題意図を汲むならば、窓が
犯人の左手で、木取（室内側）から見て左から右に開けられた
ということは
つまり須鯉の左手で、須鯉（室外側）から見て右から左に開けられた
ということになるわけですね。

・廊下から犯人を見た
・音が聞こえたので見に行った
・犯人は窓から逃げた
これらは「怪しまれないための嘘」ですよね。

犯人はスゴイ
イクジ、キドリの証言が食い違っているのは、イクジが廊下の窓に映ったユウフクの部屋を見たから。
ユウフクの部屋の時計は正確で、キドリの部屋の5分早いデジタル時計が12:15を指していたことから、ユウフクの部屋の時計は12:10を指していたはず。
鏡に移っていたため、イクジには自分の部屋から犯人が入ったように見え、窓を開ける手や方向も時刻も反転して見えた。

ヒミツ

犯人=スゴイ。まず、イクジの部屋のドアが開いていることを確認(もしくはスゴイ自身が開けた)。大きい鏡を設置してユウフクの部屋の窓が調理室に見えるように角度調整する。犯行時刻は12:10。イクジは鏡に写された窓と時計を見ていたので、自分の部屋から犯人が侵入し犯行時刻も時計が反転し11:50だと思い込んだ。キドリは部屋の時計が5分進んでいるため12:15と証言。イクジはドアの開け方も反転して右手で右から左だと思い込んだ。実際はキドリの証言通り左手で左から右。スゴイは犯人であるため自分から見て左手で右から左と証言。

イクジの証言おかしい？
彼の部屋から侵入したら廊下を通ることになりますよね。通ってないから気づくはずじゃ…？

容疑者は，木取．
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0)俺の名は，漫才ボケル．
　 事件の謎に挑戦中だ．
　　俺「 『 全ての矛盾を 』 だって？
　　　　 大変だな」

1)相方の名は，漫才ツコム．
　　相「端から挙げてみようか．
　　　　 犯人が…
　　　　　・窓から入って来たのを見たのに
　　　　　　出て行く方の話を，誰もしない．
　　　　　・窓を開ける方と，逆の手に
　　　　　　凶器の 『 石 』 を持ってた筈だが
　　　　　　この話を，誰もしない．
　　　　 他には，えーと…」
　　俺「 『 全ての 』 って，とても無理だ」

2)怪しい，と云えば
　　俺「被害者の祐吹と，須鯉と木取は
　　　　 同い年の様子だな．
　　　　 伊九寺は，１つ年下だったのか」
　　相「 …その様に，見える」
　　俺「木取は，自分のコトを
　　　　 『 女性と思い込んでいる 』 のか？」
　　相「未だ 『 断定 』 出来ないが，不自然だな」

3)問題文のタイトルを，見てみよう．
　　俺「不興は，オンナ証言」
　　相「決めつけ過ぎだろっ」

スゴイは庭でユウフクを殺し、焼却炉の炎で遺体を暖め、死亡推定時刻を遅らせた
凶器の石は森に捨て、血の付いた草を芝刈り機で刈った

スゴイの言う「左手で右から左に」というのは、犯人から見た向きの場合

・犯人は祐吹の部屋の窓から侵入した。
・犯人が窓から侵入した時刻は12:10。
・犯人は左手で窓を開けた。
・犯人が窓を開けた方向は、屋外側から見て右から左、屋内側から見て左から右。

〜犯人の侵入経路について〜
伊九寺は犯人が「僕の部屋の窓から入って」きたと証言しているが、これは伊九寺の勘違いによるものである。
伊九寺が自分の部屋だと思って見ていたのは、実際には廊下の鏡に映った祐吹の部屋であった。
須鯉と木取は事実をそのまま証言している。

〜犯人が窓から侵入した時刻について〜
伊九寺は犯人の侵入について11:50のことだったと証言しているが、これは鏡に映ったアナログ時計を見たために生じた勘違いである（12:10が鏡映しになって11:50に見えた）。
一方で木取は12:15と証言しているが、こちらは木取の部屋のデジタル時計が5分進んでいたために時刻を誤認したものである。
須鯉は正しい時刻を証言している（おそらく「腕時計の時刻を見た」というのも事実であろう）。

〜犯人が窓を開けた手について〜
伊九寺は鏡越しに犯人を見たために左手と右手を誤認していた。
実際に犯人が窓を開けたのは左手であり、須鯉と木取は事実をそのまま証言している。

〜犯人が窓を開けた方向について〜
犯人は屋外側から見て右から左、屋内側から見て左から右に窓を開けている。
木取は屋内から犯人を目撃したために「左から右」と証言し、伊九寺は屋内から鏡越しに犯人を見たために「右から左」と証言した。
それに対して、須鯉は屋外から窓を開けたために「右から左」と証言している。

〜犯人について〜
屋外からの視点を基準にして、言い換えれば犯人の視点を基準にして「右から左に向かって」と証言した須鯉が犯人である。

〜補足・一〜
廊下の鏡が重要な道具立てになっているが、鏡の正確な配置（伊九寺の部屋のドアと木取の部屋のドアの間の壁に置かれているのだと思われるが）や部屋の構造が不明なために推理がしにくいところがある。

〜補足・二〜
伊九寺は、犯人が伊九寺の部屋の窓から侵入して祐吹の部屋まで移動したと勘違いしていたことになる。
しかし、伊九寺は犯人が部屋の外に出るところを目撃していないわけであるから、はたしてこのような勘違いに気づかないままでいるかどうかは疑問である。

〜補足・三〜
須鯉は、他人にも証言可能な部分については包み隠さず事実を述べたことになる。
不必要な嘘をつくのはかえって危険だと判断したのだろうが、窓を開けた方向まで細かく証言してしまったのは喋りすぎだったと言えるだろう。

〜補足・四〜
窓から犯人が入ってくるのを目撃したのならば犯人の顔も見えたのではないかと思われるが、それについての証言が何もないのは（推理には関係ない部分とはいえ）不自然に感じられる。
覆面などによって顔が分からなかったのだとしても、それならそれで「顔は分かりませんでした」と言いそうなものではないだろうか。

木取の部屋の時計は五分早かったが、直接見ているため手の動きは正しい。

伊九寺は廊下の鏡越しに見てすべてが反転して映っていた。実際に彼が見たのは鏡越しのユウフクの部屋。手の動きも木取と間逆。
実際の時間は12:10だが、アナログ時計の反転した状態だった為、11:50と読み違えた。
薄暗かったり時計に文字盤が無いタイプであれば十分に誤読のかのうせいはある。

須鯉の時計は正しいが、窓の開け方については二人と明らかに矛盾している事は不自然。
それは、犯行後で気が動転していたため、忘れてしまっていた可能性が高い。
よって須鯉が犯人である可能性が非常に高い。

ミラートリックは有名どころですね＾＾

伊九寺は廊下に掛かった鏡を通して目撃したため、ユウフクの部屋の向かいの自分の部屋の窓から犯人が侵入したとと勘違いしている。そして、実際とはまるきり左右対対称のの目撃をしている。左右対称で考えると、犯人が開けた手と窓の動きは伊九寺と木取の証言は一致しているが、須鯉だけが一致しない。
時間について言えば、伊九寺の１１時５０分は左右対称なので１２時１０分で木取は１２時１５分だが、時計が５分進んでいたので時間にも間違いはない。
一人だけ証言が違うのが須鯉なので、彼が犯人。

目撃者は窓を開ける動作を犯人に向かって見るので、「左から右」と証言するが、じっさい窓を開けた犯人は「右から左」に窓を開けていることに。ついうっかり、自分がした行動をそのまま証言しているので須鯉が犯人。

犯人である須鯉は、外からの侵入。

開けた手は左手。犯人側から見れば右から左に向かって、中に居る人から見れば左から右に向かってあける。

不自然ではない。

http://uploader.sakura.ne.jp/src/up131682.gif

こんなの作ってみましたけど

窓を「右から左」というのは、見た人に向かって左なのか、開ける人にとって右から左なのか、言う人ごとに違いますね。

外部犯行。「通りすがり」による。森で拾った石を持ってワザワザ窓から侵入し、また森に捨てにいくようなご苦労なことをして、また、部屋に帰ってくるような内部犯はいない。 外部犯でもいないだろうが。
みんな、殺人現場に居合わせて、とにかく思い付きであやふやな記憶で一生懸命答えようとしてるので、話の細かいところで食い違ってもあたりまえ。
全員共犯の線もあるが、共犯ならもっと筋のとおる打ち合わせをしてるだろう。

【事件の真相】
犯人はスゴイ。犯行時刻は12:10。
ユウフクの部屋の窓を、左手で右から左に開けてユウフクの部屋に侵入。彼を殺害後、第一発見者を装った。

【各自の証言の解説】
イクジ：調理場から、廊下の鏡を通してユウフクの部屋を見たものと思われる。
イクジの目からは、位置的には犯人がイクジの部屋に侵入したように見える。窓の近くの構造がユウフクの部屋と似ている事もあり、勘違いしたのだろう。
時計は、アナログ時計の12:10が反転して11:50に見えていた。
犯人は、左手で右から左に窓を開けて侵入してきたが、これを内側から見ると左手で左から右に窓を開けているように見える。これを鏡越しに見たため、右手で右から左に窓を開けているように見えた。

スゴイ：何とか取り繕ったつもりだったのだろうが、外部から左手で右から左に窓を開けて侵入すると、内側からは左手で左から右に窓を開けているように見える事までは気が回らなかったのだろう……うっかり失言したものと思われる。
なお、「腕時計の時刻を見たので〜」の一節は、自分の部屋の時計が犯行時刻の30分程前に止まっていた事に気付いていた事を窺わせる。それだけの注意力がありながら……何たる凡ミス。
……え？時計は昨日からずっと止まってた？
まさか……(冷汗＋苦笑)

キドリ：ユウフクの部屋を、鏡などを通さず廊下越しに直接見ている。それ故、左手で左から右に窓を開けたという証言になった。
犯行時刻の証言が12:15とズレているが、部屋の時計が５分早いため、実際の犯行時刻は12:10であったと思われる。

……以上です。

犯人はユウキ。理由は一人だけ窓をあけた方向（左から右or右から左）が違うから。つまり、彼だけは窓の反対側から"入って来た"立場でものを見ています。

まず実際に起きたことは、ほぼ木取が正解。時間だけは時計が五分ずれていたため、正確には12:10。これで全部説明がつく。

イクジさんだけは反射を見たと思われる。鏡越しだったのか、彼は自分の部屋でもない部屋を自分の部屋と勘違いし、また時計は反転（12:10→11:50）して見えた。当然犯人の侵入（使った手と方向）も逆に見えてしまう。彼の証言を全部反転させると証言に矛盾はなくなる。

矛盾の正体は鏡とうっかり。
侵入時刻は、伊九寺が鏡を通して時計を見ていれば、アナログ時計のため数字が入ってなければ勘違いしてもおかしくない。
侵入時刻についての木取の証言が５分進んだ時計を見ていたものだったので、時刻は１２：１０となる。
犯人の開けた窓のある部屋も、伊九寺のみ鏡を見ていたため、写った裕吹の部屋を自分の部屋と間違えてた。
犯人は、裕吹の部屋の窓から入った。
そして、残った窓の開け方。
これについては、伊九寺が鏡越しであるということを考えると伊九寺と木取の証言は合致。
須鯉の証言が食い違うのは、彼が内側からの視点ではなく、犯人の外側からの視点で話してしまったから。
つまり、須鯉が窓を開け、事件を起こした「犯人」ということになる。

犯人はスゴイ？<br>11時50分にイクジの部屋から侵入後、被害者を殺害。狂気の石を捨てに犯行現場の窓から1度脱出。<br>12時10分、再び犯行現場に戻る。<br>この時スゴイは部屋の内側にある正確な時計を見ることができず腕時計で時間を確認。これをキドリが見ていた。<br><br>窓の明け方の証言に違いが出たのは内側と外側からだからですかね…？<br>よくわからないです( ; _ ; )<br>ってか、ただスゴイが廊下からユウフクの部屋を覗いてたのに、ユウフクのイタズラだろって思ったり、窓からの侵入をみてそのすぐ上にある時計を見ていないことに疑問を感じたので、こんな感じになりました。<br>

イクジが見たのは自室ではなく廊下にある大きな鏡に映った犯行現場。<br>その証拠にアナログの時計で他の2人の証言と逆になっている。<br><br>こーゆーことですか？