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返還交渉
難易度:  
?空蝉 2013/12/24 16:18
とある地球環境型惑星内において、とても小さな島国A国が、すぐ隣にある、とても大きな大陸国家B国に土地の返還を交渉している。
A国が返還を要求する土地というのは、地球文明で言うところの東京ドームわずか三個分程度の面積しかない小島たったひとつなのだが、今から25年前に起きた両国間における戦争にて、もともとはA国のものだったその小島は、B国に占領されてしまった。
そのまま、その小島は戦後処理のどさくさに紛れ、なんとなくB国のものになってしまっていたのだが、なんとかこれを返してもらおうと、最近になって、A国政府がB国へ小島の返還の要求を開始したのである。
会談の序中盤においては、両国の役人とも当たり障りないレベルの言い回しで「返して下さい」「嫌ですよ」の応酬を繰り返していたのだが、ついにA国の外務大臣パロルドがぶち切れた。

パロルド:「野郎ぉっ!もう我慢できねえぞ!あの小島は戦後の処理が適当だったために、何とな〜くあんたらのもんになっていたが、正式な始末がついていない以上、貴様らのものとは公認出来ん!分かったらさっさと返しやがれ、この◯◯◯の◯◯が!(不適切な表現のため伏字)」

だが、B国外務大臣のバラリーナは、涼しい顔でパロルドを見下している。

パロルド:「海域の問題もあるから返したくねえんだろうが、だいたいあんたの国は元々俺たちの国よりものすごく大きいじゃねえか!だったらあんなちっぽけな小島くらい、返してくれたっていいだろう?ただでさえでかい国に、あんな小島ひとつ増えたって、ほとんどなんの足しにもならんだろうがよ!」

さて、このA国外務大臣パロルドの発言に、B国大臣バラリーナはどう返したでしょうか?

様々な解答が予想されますが、出題者の用意した答えと旨が一致する解に正解メダルを、それ以外には別解メダルその他を贈呈させていただきます。
Answerバラリーナ:「それを言うなら君たちの国は、元からとてもちっぽけではないか。ただでさえちっぽけな君たちの国に、あんな小島ひとつ帰ってきたところで、ほとんどなんの足しにもならないんじゃないかね?小島が帰って来ようが来まいが、いずれにせよちっぽけであろうことに変わりはなかろう」
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