※問題文の解釈の都合上、冒頭から2、3行目に修正を加えさせて頂きました。ご迷惑おかけします。

　正直者（嘘をつかない）のAと、普通の人間Bが話をしている。
　「聞いてくれ、B。俺は今日、大きな魚を釣ったんだぜ」Aが自慢げに、Bに言った。
　「へえ、どのくらい大きな魚だったんだ？」
　「そうだなあ・・・・・・。体長2メートル前後ってところかな」こともなげにAは答えた。
　「2メートルだと！？」信じられないという表情で、BはAの顔をまじまじと見つめた。Aは正直者であるから、絶対に嘘をつくはずがない。しかし、さすがに2メートルの魚を釣ったというのは、どうにも受け入れがたい。
　Bは疑心暗鬼な視線をAに向けながら、しばらく考え込んだ後で、「本当か？本当にお前は今日、その、2メートル前後もある魚を釣ったんだな？」と、念を押した。
　するとAは、「いや、釣っていない」と言った。
　「ほら見ろ。やっぱり嘘だったんだな。というか、お前、正直者のくせに、嘘をついたな！」
　「いや、俺は嘘なんかついてないぜ」

　どういうことだろう？