今回は、目の見えない歌手についてのお話です。
そろそろクイズのネタが… なんて嘘で〜す というエイプリールフールネタでした
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昔、目の見えない歌手が、町から町へと渡り歩き、祭りで歌を歌ってはお金を稼いでいました。
やっと金貨が100枚貯まると、故郷の町外れにある、大きな樫の木の根もとに埋めておきました。

ある日、また少し貯まったお金を木の根もとに埋めているところを、隣の畑のお百姓に見られてしまいました。
お百姓は、歌手が帰った後で、何を埋めたのかこっそり見に行きました。
そして金貨を見つけると、喜んで全部持って帰りました。誰が取ったかバレるはずはありません。

次の日、目の見えない歌手は金貨が盗まれたことを知り、「こんな酷い目に会うなんて」と泣きました。
何もかも、1からやり直しです。
ところが夜になると、歌手はいい方法を思い付きました。明日は町に大きな市が立ち、町中の人々が集まります。
歌手は一晩かけて、新しい歌を作りました。

朝になると、歌手は市に出掛け、踊りながら新しい歌を歌いました。
大勢の人々が集まって手を叩き、また金貨がたくさん集まりました。
何より嬉しかったのは、歌の効き目があったことでした。夕方、樫の木の根もとを掘ってみると、盗まれた金貨が全て元通りに埋まっていたのです。
歌手は、急いで金貨を掘り出し、全く新しい場所に隠すことにしました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、歌手はどんな歌を歌ったのでしょうか。お考え下さい。