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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(6人)
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難易度:★★
![]() ![]() 親愛なる公僕諸君 「ビン・ボウ警部補・・・」中・流刑事は、本日、リキッド警察署宛てに届いたぶっそうな紙片を見つめながら、隣のデスクのビン・ボウ警部補に言った。 B5サイズの白い用紙に、タイプライターで打ち込んであるそれは、今から約1分前、中・流刑事が暇つぶしにポストを覗きにいったら、赤い封筒に入れられて、チラシと一緒に交ざっていたのだ。赤い封筒には何も書かれていない。 「どうします?これ・・・」 「いや、どうするったて・・・」ビン・ボウ警部補は葉巻を吹かしながら、やはり同じようにこの紙片を見つめている。「・・・阻止するしかないだろう」 「そうですよね。・・・まあ、当たり前ですか」 「怖いのか?刑事のくせに」 「自分こそ」 「・・・にしても、この手紙の差出人は、金持ちなのか貧乏なのかいまいち分からん名前だな」 「まあ、警部補よりかはサイフに余裕があるんでしょうがね・・・」 「だから、それは禁句なんだって・・・」 「でも、びっくりしましたよ。まさかこんな手紙が来るなんて。・・・まあ、この件は、署の全員が一団となって当たる必要がありますね」中・流刑事は紙片を折りたたみ、ひとつ大きな溜息をいた。「早めに皆に知らせたほうががいいですね。今日から犯行開始らしいんで、時間ないですよ」 「なんか、他人事みたいな言い方じゃないか」 「他人事じゃないですか。少なくとも我々警察官は、射程距離外です」 「いや、まあ、そうなんだけどさ・・・」ビン・ボウ警部補は、赤い封筒を手にとって、ひらひらさせながら、早くも二本目の葉巻を口にくわえた。「にしても、差出人も大胆なことだな。こんな目立つ封筒に入れて出すなんてね」 「まあ、間違って捨てられちゃ嫌だから、わざと目立つようにしたんじゃないですか?」中・流刑事はライターの火を、警部補の口元にもっていく。 「だが、この警察署のポストは赤色じゃなかったか?中に入れたら、逆に目立たなくなるだろうに・・・。差出人は、この手紙を直接ポストに入れている。そこらへんは、考えなかったのか・・・?」 「これはこれは、どうしましたかな?」 やけに陽気な声を響かせ、男がオフィスに入ってきた。同僚の、ドルダカ刑事だ。 「お二人ともそんなに難しい顔をして」 陽気な声がさらにもうひとつ、別の男があとに続く。同じく同僚の、円安刑事だ。 「おやおや、それはなんですかな?」と、ドルダカ刑事が紙片と封筒に目を遣った。 「犯行予告ではないですか」と円安刑事が叫んだ。 「なんだとそれは大変だ!」とドルダカ刑事。 「捜査本部をたてましょう!」と円安刑事。 「天網恢恢疎にして―――」ドルダカ刑事がなにやら意味不明なポーズをとった。 「漏らさずぅぅぅぅ!!」円安刑事がドルダカ刑事のポーズに合わせるようにして、同じく意味不明なポーズを取った。 「中・流・・・」ビン・ボウ警部補がぼそりと呟いた。 「何です?」 「差出人がわかった・・・」 「え・・・?」 さて、差出人は誰なのか? そしてその根拠とは?
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