Ａ君とＢ君が学校で授業を終え、下校中のとき、その事件は起きた・・・。

Ａ「おい、キャンバスって10回言ってみろ。」
Ｂ「キャンバスキャンバスキャンバスキャンバス・・・・・」
Ａ「じゃあ、角度を測る道具は？」
Ｂ「コンｐ・・・なわけないだろｗ分度器。」
Ａ「チッ、ばれたかｗ」
Ｂ「じゃあ、今度はこっちの番だ。スプーン10回言って。」
Ａ「スプーンスプーンスプーンスプーン・・・・・」
Ｂ「じゃあスパゲッティを食べるのは？」
Ａ「フォーク。」
Ｂ「違うでい。人間だろｗ」
Ａ「くそー騙しやがったな。だったらこっちからだ。オロナイン10回言え。」
Ｂ「オロナインオロナインオロナイン・・・」
Ａ「じゃあ「元気ハツラツ！」は？」
Ｂ「リポビタンＤ。」
Ａ「おまえは引っかからないやつだな。」2人「あっはっはっはっは・・・」
とまあ、喋ってるうちに、2人は銀行の前を通りかかった。
そして、目撃した。
黒い覆面をかぶった銀行強盗が入口から出てきた。
反射的にＡが動き出す。
「見た目は子供、筋力と空手の腕は世界チャンピオン「かもしれない」Ａ、参上！！！」
といい、すかさず走ってくる銀行強盗の足元に足を伸ばす。
ドンガラガッシャ〜ン。
犯人は見事に足掛けでずっこけ、そばにあったゴミ置き場のゴミ箱にぶつかって倒れる。
周りに人だかりができていて、みんな一斉に拍手する。Ｂもパチパチパチパチと。
その後すぐにパトカーがやってきて、銀行強盗は現行犯逮捕された。
警察の1人がＡに向かって、
「いやあ、君は素晴らしいね！大手柄だよ。実はこいつただの銀行強盗ではなくてね、
近ごろこの市内でたびたび強盗してたやつなんだよ。いやあ、しかし捕まってよかったなあ。
君には感服だよ。」
そう言って、さっそうとパトカーに乗っていった。Ａ君は心の底から嬉しいだろう。

・・・・・数日後、Ａ、Ｂはこの話を思い出した。
なぜ気がついてなかったんだろう・・・。そう2人は感じていた。
そう実はＡ、Ｂはこの話であるおかしいことに気がついたのだ。
さて、みなさんは、この話のどこがおかしいか分かるかな？