事件はとある小さな村で起きた。
数人の仲間とその村を訪れた１人の大学生が突然消息をたったのだ。
まるで神隠しにでもあったかのように。

事件当時その村は田植え前の時期だった。
薄ら水が張ってぬかるんだ田んぼに１人の足跡があった。
足跡は田んぼの中央に向かっていた。
中央付近でその足跡は消えてしまっていた。
その足跡は大学生が泊まっていた旅館からついていた。
あたかも何者かに窓から誘い出され田んぼの真ん中で空中につれされたかのように。

足跡が見つかったのは朝食前の午前７時くらい。
大学生が最後に目撃されたのは前日の午後10じくらい。
旅館の大浴場で目撃されたのが最後だった。

被害者の部屋に残っていた持ち物は、方位磁石、水筒、携帯電話、万能ナイフ、懐中電灯、ロープ、カメラ、救命胴衣、スコップ、ゴムボート、空気入れ、寝袋だった。

問題です。
この神隠しに似た空中消失事件のトリックは？