目が覚めるとそこは真っ白な部屋だった。
床も壁も天井も真っ白だ。
部屋の真ん中にはこれまた真っ白な電卓のようなものが置いてある。
電卓のような何かには0〜9のボタンがついていて、画面には｢パスワードを入れてください｣と出ていた。
どうやら部屋から出るためにはパスワードを入れないとダメなようだ。
と言ってもパスワードなんて分からないし、どうすることも出来ない。
困っていると、いつから居たのか男が話しかけてきた。
｢お前も閉じ込められたのか？｣

話を聞くと、男も気付いたらこの部屋に閉じ込められていたらしい。
男がこの部屋に来たときには、天使と悪魔がいて次のことを言ったらしい。
ただ男はどちらが天使でどちらが悪魔だったかは忘れてしまったので、ここでは2人をA･Bとする。

A ｢パスワードの数字をすべて足すと20｣
B ｢パスワードの数字をすべてかけると自然数｣
A ｢桁数は奇数｣
B ｢桁数は3｣
A ｢『真ん中より左側の数の和』と『真ん中より右側の数の和』の差は6｣
B ｢左端と右端の数字では左端の数字の方が大きい｣
A ｢『左端と右端の和』と『左から2番目と右から2番目の和』の差は2以下｣
B ｢左から2番目の数は奇数｣
A ｢パスワードに使用する数字はすべて異なる｣
B ｢左端は偶数、右端は奇数｣
A ｢真ん中の数が一番小さい｣
B ｢パスワードは4を含まない｣
A ｢左端と左端から2番目の数の差は1、右端と右端から2番目の数の差は1｣


これらの発言からパスワードを導きだしてください。
※天使は必ず本当のことを言い、悪魔は必ず嘘をつきます。
※男の言ったことはすべて正しいです。