クイズ大陸クイズ大陸

参加型ナゾトキサイト『クイズ大陸』で、脳トレをどうぞ!

FAQ
feedRSS


コマーと鳥川の事件簿#34
難易度:★★★  
?コマー 2011/03/10 20:55
〜〜OPENING〜〜

コマー「やっとこの話が再開したと思ったらまさかの番外編かい?」
鳥川 「しょうがないよ。
    作者の身勝手でふしだらでわがままな要求なんだ。
    たまには許してあげようじゃないか。」
コマー「それは分りきっていることだが
    早めにテレビ出演の章を終わらせてほしいね。」
鳥川 「覚えている人はおそらく皆無だもんなあ・・・。」



吾輩は受験生である。自信はまだない。
受験生というものは人生において間違いなく必要性のない時期だと
僕は英語の長文を見ながらそう思った。
一体、英語の長文を日本で読んでいてなにが面白いだろうか?
今のところだけど僕は国内から出ようとは思わない。海外留学なんてもってのほかだ。
そう、日本からでなければ英語なんて覚えなくても大丈夫なんだ!
そんなことを英語の先生に話したが先生いわく、
「太平洋戦争で日本軍がアメリカ軍に負けたことを恨め。」と言われてしまった。
しょうがない。勉強するしかないか・・・・。
話を戻そう。
というわけで僕はいま、俗にいう受験勉強をしている。
「時間がない・・・・希望がない・・・・・夢がない・・・・・やる気がない・・・・・。」
「ない」の4重苦である。
でももう時間がない。なんせあと5時間後が試験なのだから・・・・。


これか?これだ!どれだ?知らん!それなのか?これなのかもしれない・・・。
思っていたよりもあっけなく迅速に受験が終わった。
今までの苦労はいったい何だったんだろうか。
特別手ごたえがあってできたわけでもなく、だからといってだめだったと思えるほどひどい結果だとも思えない。
中途半端すぎる。これをおびに長し、たすきに短しというのだろうか?若干違う気もする。
とりあえず、終わったのだ!僕にこれからできることは祈ることしかない!


「なあ、安城。」
「どうかしたか?半田。それに菅沼も。」
「俺のために祈ってくれ。」
「死んでも嫌だ。」
試験の後期選抜が終わった後、半田がなぜだか俺に祈願を要求してきた。
半田分之助は僕と同じく後期選抜試験を受けに来た同級生のことである。
「なんで同じく後期選抜を受けた俺が半田のために祈らなくちゃならないんだ。」
「よくぞ聞いてくれた!まあまずはそこの机に腰を掛けたまえ。」
机は座るものじゃないぞ。
「なぜ、俺に祈ってほしいか。それは簡単なことだ。安城は神様のことは知っているよな?」
「あたりまえだろ?仏さんとかイエスキリストとかザビエルとかの。」
「ザビエルは宣教師だ。よくそれで受験生を名乗れたな。
それはともかく神様はなぜ要求を全てを叶えることができる?」
「それは偉いからだろ?」
「なぜ偉いんだ?」
考えたこともなかった・・・・・。確かに何で偉いんだろう?
しびれを切らして半田がしゃべり始めた。
「分からないか・・・・・?
それは崇拝されているからだ!
 神が全知全能なのは崇拝され、祈られているからに違いない!
 ならば人間でもたくさんの人から祈られれば神のように何でもうまくいくに違いないんだよ!」
なんて突拍子もない考えだ。
「だが、誰がお前のために祈るんだと言うんだ?
 ふつう、祈ってあげようとは思わないけど。」
「それが問題だ。そこでお前に考えてもらいたい!」
「なぜだ!」
「これがうまくいけば俺はしっかり合格する。
 そうしたら俺が安城と菅沼の受験合格を叶えることができるかもしれないじゃないか。」
「だがどうやって・・・・。」
「君は僕のアイデアポケットだろ。
 その噴水の水のようにあふれ出るアイデアで俺を助けてくれよ。」
はっきりいって僕は人を助けることに関して断ろうと思わない。
それはその人が本当に困っていて助けを求めているからだ。
でも半田と菅沼に至っては本当に困っているのだろうか・・・・・。
「じゃあ任せたぞ!」
菅沼と半田は僕が腕組みをして考えているすきにサッとかばんを担いで帰ってしまった・・・・。


目の前には半田と菅沼に頼まれた依頼。
そして3年間最後に作るクラスランキングについての諸注意の紙がある。
(クラスランキングというのは
 そのまんまで「クラスで一番〇〇の人」を決めるランキングのこと。
 最近だと「一番うざい人」や「一番変な人」などの辛辣な
 ものが増えてきたから諸注意が配られている。)
僕はそのクラスランキングで集めるアンケートの表紙作ることになっているのだ。
「さて・・どうするかだな・・。」
ぼくは片方の天秤皿に半田と菅沼を。そしてもう片方の天秤皿にアンケートをのっける。
アンケートが友情の言葉をドブへ投げ捨て下へ傾いた。
しかし、ここで半田たちの天秤皿に「呪われる危険性」を置くと釣りあってしまう・・・。
大体、どうやって祈らせればいいんだよ。
こうなったらアンケートを作るしかない。めんどくさいことは後にしよう。


「まず、『1まいめをはんぶんにおってください。』っと。」
僕は慎重にゆっくりと手書きで印刷する原紙の表紙に書く。
「次に、「2まいめをはんぶんにおってください」だな。」
順調に進んでいっている。
それにここに書いてある諸注意をいくつか入れておけば完成!
とりあえずこれで表紙の諸注意は申し分ないだろう。
あとは次の人に回しておけば大丈夫。
そう安心すると僕は吸いこまれるように布団に入りふかい眠りについてしまった。


「それじゃあ皆さん!Look at me!!
 注目注目!
 これからアンケート用紙を2枚配るから
 表紙の注意書きをよく読んで従ってください!
 試験と同じく隣の人の答案を見ないように!」
さすがは赤田先生だ・・・。先生の手にかかればアンケートも試験に変わりはてる。
「それでは書き込み時間は25 minutes!それじゃあLet's start!」
僕は急いで時計を確認するためになんとなく前を向いた。
すると異様な光景が僕の瞳に映った・・・・。
クラスの全員が半田に向かって祈っている!!
僕はこの異様な光景に思わずシャーペンを床に落とした・・・・・。


一体全体何で半田にみんなは祈りをささげたんだろう?
どうか君の推理力でこの謎を解き明かしてくれ!




みなさん!こんにちは!お久しぶりです!
帰って来ましたコマーです!
「ああ・・・やっと帰って来たんだ。」と思う人も
「あれ?静かだと思ったらなんだ、コマーがいなかったのか。」
と思う人もいると思います!
この数ヶ月は受験生で忙しくやっとこの物語を始めることができました。
長く来なかったので僕の物語を初めて読む方も少なくないと思います。
どうもはじめまして!これからもよろしくお願いします!
それでは次の物語でまたお会いしましょう。
しいゆうあげいん!自(Q0Q)
Answer
■
回答募集は終了しました。

このクイズのヒント

    ヒント知らないよ

このクイズの参加者(5人)

ジャンル・キーワード

携帯用ページ


携帯電話のQRコード読み取り機能でこのページを見られます。

広告 お買い物は下記のリンクからどうぞ

広告
Codyl Hi!
広告


広告
クイズ大陸関連書籍