![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]()
難易度:★★★
![]() ![]() 〜〜OPENING〜〜
コマー 「遅かったね。ところでその女性は?」 スティック「ああ。こいつ、いや彼女はグロウの姉のホワイトさ。」 鳥川 「ああ!姉ね!姉!そうだよなー。姉に決まってるよなー。よかったよかった。うん。」 コマー 「なにに慌てていたのかは詮索しないが、君らが来なければ 「フルーツパフェにフルーツが盛られていないパフェ」と同じになるところだったかもしれない。 時間には気をつけくれ。」 グロウ 「例えが分かりにくいでーす。大体それだったらフルーツパフェじゃなくて単なるクリームの残骸だと思いまーす。」 鳥川 「じゃあそうだな・・・。 「テレビにリモコンが付いていない」がいいんじゃないか?」 ホワイト 「リモコンがなくても使えるわ。 だったら「クイズの本に答えが書かれていない」が妥当じゃない?」 スティック「いや!それよりもいい例えがある! 「カレーにカレーが入っていない!」だ!」 コマー 「それは果たしてカレーとよんでいいのだろうか。」 今の時間は午前9時59分15秒。 後もう45秒でインタビューの待ち合わせ時間になる。 「コマー?本当に来るのか? 普通なら5分前やら3分前到着とか何とかで遠足の日のお堅い学級委員みたくいると思うんだけど。」 僕はさすがに心配になってコマーに聞いてみた。 第一、このインタビューを引き受けたのはコマーだ。半分以上の確率で1時間前に待ち合わせだったとか 1ヶ月後だったなんてありえないことがまずあり得る。 9時59分50秒になった。まさか遅刻したのか? その質問にまるで答えたかのようにコマーがおそめの返事をした。 「いや、それが待ち合わせ時間に1秒たりとも遅刻や待つことはしないと言っていた。 必ずピッタリに着くと。」 その言葉を聞き終えられたか分からないままに左の方向の道路から大きな爆音が鳴り響いた。 時計をバット見た。あと5秒。まさか・・・・・。 大きな音はこちらにものすごいスピードで近づいてきた。 黒塗りのリムジンのようだ。このまま通り過ぎてくれるといいのに。 しかし、ピタッと噴水の前の道路に面する道路で止まる。 ピピ!僕の時計が10時を指したと同時に先ほどまで爆音を放っていたリムジンのドアがゆっくりと優雅に開いた。 「皆様おはようございます。 私は皆さま方をインタビュー会場までご案内する係の矢部と申します。 ふつかものではございますがどうぞよろしくお願いいたします。」 出てきた人はあの爆音を放っていたリムジンとは裏腹に必要な音以外出さない精密機械のような女性だった。 しかし、なぜあの高級な長いリムジンで係付きでなによりあんな危ない運転で来たんだ? しかし、どうやら同じように不思議がっているのは僕らだけではないらしい。 「すみませんが怪盗のスティックさまとグロウさまはどこでしょうか? それにそこの女性はなぜここに?」 もっともな質問だ。インタビューする人がいないことと代わりに無関係な人がいることを即座に把握している。 「ああ。あのスティックとグロウとやらは警察に捕まる危険性があるということで 代わりに彼らと一番つながりを持つ筆坂くんと育也君が来たんだ。」 「そうですか。分かりました。それではそのことをディレクターに報告しておきます。 しかし、ではなぜこの女性が?」 「その質問には私が答えますわ。」 ホワイトがコマーを押し切って返事をした。 こういうときに押し切って説明すると痛い目にあう。 コマーはその言葉を反射的に辞書から引き出しさっと横へ逃げる。 「どうも。私はスティックとグロウの専属マネージャーの白花です。 怪盗スティックさんから筆坂と育也君が余計なことを言わないように監視するよう頼まれましたので参りました。」 口が恐ろしくうまい。きっとアドリブなんだろうな。ちゃっかりインタビューに参加しようとしている。 「マネージャーの方ですね。ではそちらもディレクターに報告しておきます。 それでは会場のほうまで案内いたしますのでこちらにお乗りください。」 言い終わったと同時にリムジンの扉が高級そうな音を立てて開いた。自動ドアだ。すごい! 「ちょっと待ってほしい。連れの人がもう一人いるんだ。」 そう言ってコマーは公園の入口へ走って行った。そうだった。海造を忘れていくところだった。 「それではほかの方々は先におはいりください。コマーさんと連れの方が到着次第に出発します。」
|