このクイズのヒント
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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(34人)
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難易度:★★★★★
![]() ![]() 僕には長倉という知り合いがいる。
長倉は僕たちのことを大親友だと思っているが、僕は彼に心底憎しみを抱いている。 何故憎しみを抱いているかは、今回は割愛にしておく。 そこで僕は、彼を殺す計画を立て、それを実行した。 まず、日曜日の夜7時に、長倉の家へ遊びに行く約束を交わした。 そして当日、僕は長倉の玄関前に来た。 チャイムを鳴らすと、扉が開いて中から長倉が出てくる。 僕は家に入り、ダイニングルームへと向かう。テーブルの上には、長倉が事前に 作っておいてくれた、美味しそうな料理が並んでいた。 普段なら、ここで共に食事をしているところだが、僕は長倉の了承を得てトイレへ 行く。 僕はそこで鞄から手袋とロープを取り出す。手袋をつけて、ロープを持ち、 ダイニングルームへ戻る。 コップにビールを注いでいた長倉に近づき、後ろから彼の首をロープで締める。 その拍子に、コップがテーブルから落ちて、割れた。 彼は最初こそはもがいていたが、徐徐に力が無くなってきて、口から泡を吹いて 絶命した。 僕は彼を床に横たえ、警察に連絡した。 無論自首をするためではない。第一発見者になるためだ。 警察が来る間、僕は長倉が作ってくれた唐揚げを、手袋を外して一つ頬張る。 「君が、第一発見者だね?」 警察が来て、早速僕は証言を始めた。 「はい。僕は長倉の家に初めて遊びに行く約束をしていたんです。ただ、家の前に 来ると、玄関の方から扉が勢いよく開く音がして、そこから人が走って出ていき ました。暗くて、よく見えなかったんですが、男だと思います。心配した僕は急いで家の中に入りました。そしたら・・・」 僕は体を振るわせる。 「そしたら、長倉が泡を吹いて倒れていて、僕は急いで長倉に近づいて長倉の体を ゆすりました。でも、反応が無くて・・・。首にもなにかで締められた痕があったので、死んでる、って思ったんです」 「なるほど・・・」 警察官は手帳にメモをする。 「凶器はどこにあった?」 「凶器かどうかはわかりませんが、長倉の傍らにロープがありました。多分、あれで 長倉の首を締めたんだと思います」警察官はさらに手帳に書き加える。 「この料理はなんだい?」 「たぶん、長倉が作っておいてくれた料理です。あいつ、勉強のほうはてんで駄目なのに、 料理だけはとても得意らしいんですよ。今回初めて招待されて、自慢の料理を一緒に食べる予定だった のに、あいつが・・・、あの男が・・・!」僕は最後のあたりで少し、声を荒げた。 「わかった、ありがとう。とても参考になったよ」 警察官は僕に気をつかってくれたらしく、僕の証言は終わった。 完璧だ・・・。僕は笑みを警察に見られないよう、自宅に戻る。 ところが、数日後、僕の家に警察が来た。最初は、また証言を聞きたいのかと 思っていたが、違った。 「一瀬勇次さん、ですね?」「はい」 「この前、あなたに証言をして貰ったんですが、現場をくまなく調査した結果、 不可解な点が一つありました。少し、署に来てもらえませんか?」 僕の額から汗が出て来たのは夏の暑さのせいではないだろう。 いったい、どこがおかしかったのだろうか?
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