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和賀家のシリアル・キラー
難易度:★★
ugi1010 2010/11/22 18:57 最初の事件は、9月15日に起きた。
A村の名家の当主、和賀(わが)老人の死体が稲刈り道具などが納められた倉庫で発見された。 恐ろしいことに死体の首が殺害後、切断され胴体の脇に添えられていた。 奇妙なことに、左掌(てのひら)には「天」という文字が、右掌には「一」の文字がマーカーで書かれていた。 更に奇妙なことは、和賀老人が羽織っていた紋付が濡れていたことであった。 警察は和賀家に恨みを抱く者の仕業とみて捜査を進めたが犯人特定には至らなかった。 そして翌年の6月1日、第二の殺人は起きた。 東京でホステスをしていた、A村出身の夏希が里帰りしていた生家で殺されていた。 同じように首を切断され、左掌には「持」の文字が右掌には「二」の文字が書かれていた。 生前に彼女が着ていた白いドレスは脱がされ庭の物干しにかけられていた。 和賀家の旦那寺の住職は不吉なものを感じ、金田一耕助31番目の助手である私立探偵、銅田二好介(どうだにこうすけ)を呼んだ。 住職は探偵に、 「実は夏希は、和賀老人が昔女中に産ませた子でな... この恐ろしい出来事がまだ続く気がしてならん。 何とか早く犯人を見つけてこれ以上被害者を出さないようにして下さらんか」 と頼んだ。探偵は引き受けたが、別れ際に小声で住職が 「チョウが違うが仕方がない」と独り言をいったのを探偵は聞き逃さなかった。 そして不吉な予感どおり同じような猟奇殺人が和賀家関係者にまた起き、そして...何度も続いた。 そして最後となった事件 被害者は和賀家分家筋に養女に出された和賀老人の実子、古木忍(ふるきしのぶ)であった。 同じように首は切断され、左右の掌にはマーカーで文字が書かれていた。 そして被害者の着衣は、ただ男物の股引(ももひき)だけであった。 探偵は事件関係者を全員、和賀家の大広間に呼びこう言った、 「みなさん、このおどろおどろしい連続殺人の真相が分かりました。しかし、 犯人の名前をあげる前に、犯人が殺害後に行った奇妙な行為について説明しなければなりません。 これは推理小説でよくある、見立て殺人なのです.....」 探偵の話は延々と続いた。そして話が終わったあとついに、犯人は観念し自殺した。 狂人の仕業に見せかけたものの、犯人の真の動機は和賀家の遺産を独り占めにすることにあったのだった。 問題: 最後の被害者古木忍の左右の掌に書かれていた文字は何でしょう。 (漢字2文字を左右の順に入力すると、かってに君が反応します。 昔あるサイトに出したクイズをアレンジしたものですが、同時にこれは映画化もされた ある推理小説のパロディとなっています。そして、その小説に出てくるフレーズのようなものがふたつ、 クイズ『古井家の娘』のある部分にはまります。) http://quiz-tairiku.com/q.cgi?mode=view&no=13073
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