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ヒント知らないよ
このクイズの参加者(2人)
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難易度:★★★
![]() ![]() 〜〜OPENING〜〜
コマー「そろそろ出発としようか。 出番の少ない健二と正太郎は誰かが事務所に入ってこないように留守番をしていてね。」 健二 「出番は少ないのは余計っす。」 正太郎「ちゃんと仕事だってしてるんすよ。作者が書かないだけで。 だが、いいっすねえ。いんたびゅー。 あっしらが悪の華を咲かせようとしたときに一番あこがれたことですわ。」 海造 「まあそう言うな。お前らにはここに鉄砲玉が来たときに備えるために任されたんだからな。」 健二 「任せてくだせえ!ここには誰も通させはしませんよ!」 コマー「それでは行ってくる!健二と正太郎!任せたぞ!」 正太郎「ヘイ!!」 健二 「やっぱり行きたかったな…。」 正太郎「ああ…。」 「スティック〜。朝ごはんよ〜。」 1階からまるで寝坊しそうな子を起こす母の台詞のような言葉がスティックの寝室に響いた。 俺は今にも営業を終了しようとしている重い重いシャッターのようなまぶたを開いた。 もう朝の6時半か。あいつは毎朝この調子で起こすからたまらない。 「スティック。朝ごはんいらないんでしたら昼御飯も抜きますよ。」 一階からある意味殺人的用語が飛び出した。こうしちゃいられない。急いで降りなければな。 さっと俺はベッドからとび起きるとパジャマのままダイニングルームへ降りた。 一度降りてみるとテーブルの上には豪華絢爛と表せばいいのだろうか。 世界各国の料理が所狭しと大量に並べられていた。 日本料理のすしから得体のしれない蟲が入っている料理まで様々だ。 一体何の蟲が入っているのかじっと見ているとホワイトが台所から出てきた。 「さあスティック。はやく食べちゃってねー。」 さて、一体何から食べればいいのか。というより何でこんなに料理があるのか分からない。なぜだ。 「ホワイト。今日は何か祝い事でもあったか?」 「なに言っているの?今日はインタビューがあるんでしょ?」 いんたびゅー?この奇怪な料理の次に奇怪な言葉だ。何で俺がいんたびゅーに? 「ふぇんしゅういふっふぇいっふぇふぁしふぁよ。」 後ろを向くとグロウがもう食事を始めていた。蟲を食べている。 どうやら「せんしゅういくっていってましたよ」といったらしい。 お願いだからそんなものを食べながら喋らないでほしい。脚が出てきている。 「なに忘れちゃってるの!ほら!早く食べなさいって!」 ホワイトはそう言うとあの蟲のはいった料理を差し出した。 本当にいんたびゅーに行くと言っただろうか。それよりもなぜこんなものを食べなければいけないのだろうか。 ここでホワイトについて説明しておこう。 本名は小坂未絵。こざかしろと読むらしい。 というのは「まだ書いていない絵は白い」から白と読むのだ。 グロウとホワイトの家族は世界から見てもまれな歴代怪盗家族なのだがそこは置いておこう。 ともかく、その家族の掟には「怪盗の世話になり技を磨く」というものがある。 こうして俺の父と関係のあったグロウの父は俺とグロウにコンビを組ませることとなった。 しかし、グロウの姉、ホワイトは心配に思い たいてい1週間に3回、いやそれ以上の割合で奇岩城と名付けたこの屋敷にやってくるのである。 グロウが、いやホワイトが自立できる時が来るのだろうか。 これはかのホームズでも解くことができないに違いない・・・。 「とりあえず、海造はこの公園の近くで待機しといてくれ。 君がいるとどうも話しかけられにくくなる。」 コマーは待ち合わせの双子公園に着くと海造に指示した。 海造はうなずくとさっと公園の入口へ走り去った。体格の割にはなかなか俊敏な走りである。 ここ、双子公園は県内第一位の待ち合わせスポットだ。 週末の土日となればカップルが大勢やってくる。 いいなあ。彼女がいて。おっと、しっかりしなければ。 僕はそう思うと背伸び気味にあたりを見回した。 待ち合わせ時間までまだ5分ほどあるが串坂とは早く会うことにこしたことはない。 前方にはカップルカップルカップルカップル・・・いやになってきた。 右側には・・・・言わなくても察してくれるよね? 左側はカップル、中年カップル、少年カップル、ん?なんで安城君?安城君もスミにおけないな。こちらに気づいて逃げていく。 最後に回れ右。お!26歳くらいだろうか。かなり若い女性が草陰から何かを引っ張っていた。 あんなきれいな女性が何をしているんだろう。じっとよく見ていると男性の手をひっぱていたようだ。 なんだ。彼氏持ちか。残念。僕は再び前方へ顔を向けたとき視界の隅によく知る男の顔が引っ張り出された。 く、串坂じゃないか!!
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